化学や電子回路やレンズとかをやった者は常識的に知っているがその辺に関わらぬ者には全く知名度のないものに”キムワイプ”がある。
まぁアレよ塵の出ないティッシュよ。レンズ鏡筒とか薬とかにホコリが入っちゃいかんでしょ。
いやまぁ裂けりゃ毛羽立つし塵も出るんだけどね。普通の紙ほどじゃないってことで。
使う分野の人は概ねキムワイプで鼻かんだことがあるってな身近なもので。かんじゃいかんのだけどね、ゴワゴワだしティッシュより高いし。でもその手の作業中に不意にムズっと来るのは緊急事態みたいなもんだし、ティッシュより手近にあるキムワイプ使っちゃうでしょってなもんだ。
うっかり出てしまって垂れてきたりしたらそらもうホントに緊急事態で、扱い品に垂れたりしたらいかんのでキムワイプ使っちゃうよね。
半導体やレンズもやる電気屋なワシとしては移住直後の職場を離れたときからずっとキムワイプ欲しくてな。探したんだがヴァカ高い輸入モノの日本製紙キムワイプしか出てこず諦めたことがあった。
昨日台北市からの帰り際、台北地下街の上あたりにある青山儀器に寄って濾しIPA用の瓶とかパテ作業用のヘラとか買って、更にキムワイプの代わりに美容の店で使う紙タオルを60枚$230で買った。
高いけど、店のおばちゃんが「あたしゃ模型とかよう知らんけど、でも模型用ならこれが良いよ、今年の頭に模型野郎がコレ買っていってリピート来てるし。」って言うんで。
そんで板橋に帰ろうと店を出たら、ありがちだが隣も保豊堂っていう儀器店なんだな。
で、濾しIPAの瓶にはイマイチ不満があったのでちょっと覗いてみたら、目立つところに日本製紙キムワイプが積み上げてあるのよ。お値段$130と高いが、クソボケバカ高いってほどでもない。
なので1箱買ってしまった。
ついに念願のキムワイプが10年以上ぶりに手元に!
早速使って出荷製品拭いたり3Dプリンタの部品拭いたりしましたよ。