強行環島2日目、台北まで戻ってしまったので最終日である。
結局1泊での強行にしてしまったな。まぁ1日休日をとれることになるので良かったとも言えよう。
2日目はこんなルート。
宜蘭で暗くなってきたので、基隆回りはやめて台北への山越えを選んだのだな。
南端では、いつぞやは東から南下ルートで軍用地を縦断する台26線から九棚大沙漠へ至ったが、まぁそれは一度見たので今回は最南端から楓港に戻って台9線で山越え北上するルートを取る。
ふーん1時間半ねぇ。
あ、でもこれ最南端通っておらんな。まぁどう行きゃ良いのかは知っておるし。楓港あたりでの左分岐を無視して右に行きゃええんぢゃな。
ということで出発。道は非常に快適。冬の南部でよく見る菱の実の絵の看板とかあった。まだ菱の実売っているんだな、もう暑いのに。
ところで今回、全行程でもう一つ目的がある。
この”環島*号線”看板、板橋のうちの近くにも出ている。
ほんで、このサイクリングルートは本当に本島1周つながっているんだろうか、と思いましてな。いやそりゃもちろんつながっているんだろうけど、確認してみたいわけですよ。
結局、コレきっちり最南端までつながっていた。
次は発電所近くの最北端にこの看板があるかを見てみたいな。
ルート表示は道路にもプリントされている。
こんな具合に。数字は”*号線”に合わせて変わる。例えば1-2とか、3とか。
この表示、モーターサイクルなワシにも便利だった。
初日よりも天気がよく、道は非常に快適。”ねずみとり が ある”に引っかからないように注意する程度で非常に順調。
まだ西側ではあるが、南端近くなると海もキレイだな。
想定よりだいぶ早く、1時間ほどで墾丁到着、国家公園エリアへ。
潜る人とかサーファーとかでもう盛況であった。あと少し経つと宿がめちゃ高くなるんだよな、このへんは。
ところで 墾丁の海水浴場付近は、歩行者信号が変わった絵柄だった。
表示周期とシャッタースピードの関係で非常に見づらいが、跪いて花束差出しているの図なのだわ。もちろん動画。
なお、青では、
こんな。手をつないで歩いているの図。
最南端の碑は以前見たし、今回はパスで草原に向かう。
うーん、ちぃと草が少なく枯れ気味で残念な風景。馬もいないし。
まぁよろしいわ、前回大満足の風景を見ておるし、その情景を思い起こすには十分。
さて縣道200線でついでに恆春に戻るが、通り道が風吹砂なので一応写真など撮っておいた。
ここから東部、太平洋側なわけで。曇天なのが残念だがやっぱ海はこの色よね。
で、ぐるっと回って恆春の市街へ。
北門は何度か来ているが、一応写真撮っておいた。
ここで10:30、なかなか良い感じだろう。太麻里で鮮魚湯とカジキ刺身の昼食にしたいと思っておってな。
なので早速移動。
楓港から台9線に入り、山道を抜けて海岸線に出ると雲がだいぶ減ってかなり良い感じの天気に。
おおっこれだで。やっぱ海はこーでねーと。
ちょっと波打ち際が汚いが、まぁ許そう。
大武郷を抜けて太麻里に入ったが、なんか道がすっかり整備されてしまっていて非常に走りやすいが数多あった鮮魚湯屋が全然ねぇのよ。
2,3軒、いまいちピンとこなかった鮮魚湯の店、というか総合食堂をパスしたらあとはなしで。
こりゃ期待が持てないので、諦めて1週間前に開店したばかりというセブンイレブンで済ませる。
結構デカい。
新しいし、小奇麗ではあるな。
ここまでで財布の中身が枯渇し次の給油がヤバそうなのでちょいと現金補充しておいた。
さて、実はまだ昼食の質を完全に諦めたわけではなくてね。
遅めになるが、三仙台で焼き魚の2度め昼食にしようかな、と。
なのでやや急ぎ目に三仙台へ向かうぞ。東側のバイパスルートを使って台東市内はパスだ。
ところで今回気づいたのだが、台東は鴨(アヒル)卵と玉ねぎの産地なのだな。
この両者を売っている道が路辺にたくさんあった。今まで台東は夜か早朝だったので気づかなかったようだ。
13:30、三仙台到着。
うぬぬ、ここもなんか小奇麗になっておるな。店がかなり様変わりした。
割とどこでもだが、大陸人が非常に多い。それで整備したか・・・
で、なんか嫌な予感がした通り、ソフトクリームとか肉まんとかどこでも同様なものばかりで目当ての焼き魚が皆無。左の”黒潮旗跡”はメニューにはカジキ刺身が出ているが実際売っておらん。
あまりにがっかり。太麻里のセブンではサンドイッチしか食べていないのでやむなく炒米粉をいってみたが、もうどうしようもなく当たり前の味でますますがっかり。
もういい、三仙台は今後パスするべき場所とするわ。
最後ということで、本来の三仙台のメインを写真だけ撮ってみた。
この橋と島が三仙台の本命。でもあたしゃそこまで行ったことはないよ。
三仙台駐車場の岩。結構好きな景観だったが、もう来ねぇよ!
ハイ以上、20分ほどで退去。
風水オタクのくせに地のものを食わないという華人の悪癖にすっかり傾ききった三仙台でした。
花蓮縣に入ってすぐ、北回帰線を通過。
以前は道路から少し山側だったのだが、道が整備されて通りすがりになった。
台東 – 花蓮の海岸線は延々信号すらない200kmだったが、今はここもすっかり整備されてとにかく満タンにしておく必要がなくなっていた。信号も数箇所あったし、速度取締機も増えた。
まぁ便利にはなったんだけど、海際から山側に引っ込んでしまったし、楽しさが減ったなぁ、と。
まぁそんなわけで難なく花蓮到着。
場合によっちゃここで1泊も考えていたが、時間はまだ15:30だしやや尻が痛い程度なのでパスして宜蘭でもう一度考えてみることにして、サクッと蘇花公路へ。
蘇花公路も大分整備されて、道幅が広くなったしかなり走りやすい。
今回は、明日7日まで大型車が通行禁止になっているのも楽なポイントではある。しかしバスは数台おったな。
一気に北上、泊まるか帰るかの最終判断をする目標地とした宜蘭羅東に18:00到着。
18:00。2時間半くらいで帰れるのでわざわざ泊まらず帰ってしまっても良いですわな。
なのでここでちょいと補給して、一気に板橋に帰ることに決定。
頭城から北宜公路に入り、坪林を経由して山越えて新店へ。あとは元通勤路なので難なく帰宅、と。
以上、2日1000kmの行程終了。
腕はすっかり肘まで焼けたが、やっぱり見事なオセロ状態。まーしゃーない。
東側が整備されたのはちーと残念だな。便利にはなったが楽しみが減ったわ、個人的に。
キレイな海岸線を堪能できる道は、今や北部の宜蘭福隆あたりと台東大武・大麻里くらいかねぇ。次点で新北石門か。
今回、ナビアプリはGoogle Mapsを主に使ったが、こっちにはこっちでイタい欠点が。
1. スピード表示と取り締まり表示がない
– かなり不便。取締機見つけてもどこまで減速すりゃOKか正確に取れないし。
2. 誘導が雑
– “右方向です”(左に行くべき)とか、おかしなことを仰りすぎ。
専用ナビソフト”樂客導航王” はそれらの問題はなくOKなのだが、軽二輪設定だととかく市街地に誘導しよるので使えん。どうにも一長一短だのぅ。
ずっと以前にもコメントさせて頂いた者です。
いつも楽しく拝見しております(神戸からです)。
ツーリングの記録とても読み応えがありました。
ワクワクしました。
また期待しております。
まさし様こんばんは。
それなりに楽しんだものの、2日の強行だったし東部ががっかりだったので、個人的には見返すとやや雑な印象で・・・。
やっぱり4,5日かけて回るのが普通でしょうかねぇ。
こんばんは。
確かに1泊で台湾一周はすごいですね。
その辺りもすごく新鮮に感じました。
以前から列車で一周してみたいなー、とか思っておりまして。。。。
3日くらいかかるのではと考えていましたから。
私もバイクで一周してみたいです。
でも道が難しそうですね。
お仕事忙しそうですが、やはり模型はもう作られないですか?
まさし様こんにちは。
> 確かに1泊で台湾一周はすごいですね。
走り回って景色を見るのが目的だったので、普通の観光をしていないのが原因かと思っております。
普通に見どころを回るなら3泊4日は用意しないといかんですね。
> 以前から列車で一周してみたいなー、とか思っておりまして。。。。
どこに寄るか次第でしょうかねぇ。頻々途中下車などしなければ3日あれば十分回りきれるかと思います。
モーター有無問わずバイク周回だと、Google Mapsのナビ機能に頼るとひどい目に遭いますよ、と経験から。
“右方向です”(左に行くべき)とか頻繁にやられ、「なんだよ逆じゃねーかもう戻れないしまぁいいや」と進むと川が超えられずトンデモ大回りさせられたりとか。
しっかりルート計画を作っておくか、地場ナビを使うかしたほうが良いですね。
道そのものは、蘇花公路など難所もかなり整備されたので環島ルートはかなり楽になりました。
> お仕事忙しそうですが、やはり模型はもう作られないですか?
いえいえやりますよ!
秋月(ホントは初月)が建造途中で完全停止ですがきっちりモスボールしていますし。後続に利根も控えているし、いつかは空母もやらねばと思っておりますし。
思い返せば移住仲間が逝ってから途絶えてしまったんだなぁと。もう4年も経って実艦の工期すらはるかに超えてしまったのでいい加減再開しないといけませんねぇ。
こんばんは。
いやいや、なんかリクエストしたみたいで申し訳ないです。
台湾は模型も盛んですし、模型のお話もワクワクしながら拝見しておりました。
そういう私も模型好きなんですが。
とにかくお忙しそうなのでお身体ご自愛ください。
今後も更新も楽しみにしております。
日本にいた頃は近代の航空機の模型ばかり組んでいましたが、こっちに来てからは80年前の大戦時の船ばかりやっております。
細かいのでコスパが宜しいですわ。
どうも近年エントリが途絶えがちでいかんと思っております。もうちょっと頻度をあげねば。