南部再訪 2日目

いやぁ南部はいいね。『仕事がらみがなけりゃわざわざ台北に住みたくない』という意見にまったくもって同感だ。食うもの安いし美味いし、バイクはいつでもどこでも置けるし、寒波でも寒くないし、1日外を走り回っても服や鼻の汚れがひどくないし。

で、今回の宿は窓なしの部屋を指定したのです。どうせ夜しか世話にならないし無くて上等、ってことで。そのせいかしっかり寝つきまして、起きたのは11:00。良い時間じゃないっすか、店も全て開いていることでありましょう。


ということで11:30、ひとまず食事目当てで外に出る。
今日も曇り空。雨降らなければいいさ。

宿前

気温は低め。というわけでいつもの黄色ポンチョスタイル。南部仕様おっさんスタイルセットも持ってきているんだが、使えないなこりゃ。

まずは飯とはいっても、いちおう行く当てをつけておきたい。しかし台南に詳しいわけでは無いので、とりあえず烏山頭水庫か曽文水庫にいくことにして、その行きがけによさげなところを見つけて入ることに。
地図ソフトで調べてみると、烏山頭水庫の先に曽文水庫があるらしい。ならばまず烏山頭水庫にいきませう、ということで目的地設定してナビらせる。
出発してまもなく、緑看板の肉粽屋発見。

劉家粽

ここ、前回も気になってはいたが前回は腹いっぱいで入らなかったのだ。いつも盛況。
というわけでここに決定。
皆の様子を見ると、肉粽と味噌湯が基本セットらしい。でも味噌湯はなぁ、味噌汁を想像してしまっていかんのだよなぁ、と見て回ると、魚翅湯でいっている人もいた。ということで肉粽with魚翅湯だ。

NTD60セット

皆ごまだれ様のものがかかっているんだが、ワシのはないぞ。
結局そのまま食べてしまったのだが、実は箸やれんげが置いてあるところにあった。残念、かけたかったなぁ。
ちなみに味は甘めの台湾流。美味いは美味いんだが、以前だったら美味いと思えなかっただろうなぁ。

さて続いて官田へ向かう。
官田といえばイメージは陳水扁と菱の実の産地。他にイメージがないな。
実際のところ官田は、

田園風景

ほいこんな感じでして。
1時間ほどで烏山頭水庫到着。入口にゲートがあって、どうやら有料らしい。
値段はなんとNTD220。高いな! 管理費NTD200、二輪入場料NTD20とのこと。
しかしここかなり広くて、全域きっちり管理しているので200も致し方ないのかも知れず。
とはいってもやっぱり絶対値として高いので、きっちりしっかり全部回ってきましたよ。

まずはやはり八田與一。このへんこのへんで挙げたことがありますな。詳細はこことか参照。
今はすっかり腑抜けですが、移住のころは彼のような功績を残したいものだと思っていましたな。

墓地入口

八田與一説明

銅像と墓

きっちり和風の墓です。でも碑銘の書体はちょっと日本の書体と違うんだけどね。しかし本人はそんなこと気にしなかろうから問題ないっすね。
ちなみに今、墓地は工事中でした。周囲の木を整理して手水鉢を2個置きたいらしい。”墓地入口”の写真に映り込んでいる後ろの茶色っぽいやつ。
ちなみに八田與一については、中学校の歴史で習うそうで、日本人以上に皆様よく知っている。

水庫(珊瑚潭)

中正公園もあったのでいってみると、蒋介石発見。

もちろん銅像

管理所の建物はなんかいい感じだ。

水庫管理所

寺院風の建物もあった。

天壇

中には寄贈品とか展示されていた。上層階もあるらしいんだけど登れなかった。

旧取水口管理棟

ここは旧取水口らしいんだが、ドア修理していたし設備もきれいだし今でも現役みたいだな。

旧取水口

ここが竣工時からの取水口。八田與一の奥方が投身自殺した場所でもある。

新取水口

ここは新取水口。ここから揚げた水はパイプラインで、

浄水場

ここに運ばれて処理される。

ところであまり関係ないが、ところどころにこんなステッカーが。

ステッカー

わざわざ日本から買ってきたのか?

で、烏山頭水庫は以上。広くて時間がかかったので曽文水庫はパス。次回以降、魚釣り目的でくるときでいいでしょ。ということで台南市にもどる。電子辞書のお渡しでの待ち合わせがあるんで。
待ち合わせは長榮路なのでひとまずそちらへ。

長榮路

このへんは小綺麗ですな。
どうも以前住んでいた国立駅前を思い出す風景だな。
たぶん大学生向けで、貸し物件の広告もたくさん出ています。

広告板

安いね、いいな。

さて実は到着したのは待ち合わせ1時間前でして、たっぷり時間がある。
で、行きの苗栗で既にオイル交換時期になっていたので、この時間でちょいとオイル交換することに。

11111.1km

ちょうど11111.1kmになってました。

まだ30分程あるので、ちょいと散歩。

大学門前の掲示板

出租広告が鈴生りだ。すごいなこりゃ。

さて待ち合わせ時間になり、電子辞書お渡しなわけだが、さらにいろいろ店に御案内頂いて台南食い倒れスタート。
まずはすぐ近くの『小茂屋』。客が多く付いていて、かき氷と豆花の店のようなんだが皆麺を食べているので、ここは倣って意麺を。

意麺(小)

小でも十分デカい。味はさすが、バッチリだ。
見た目も具材もオフィス近くの麺屋に似ているんだが、味はこっちのほうがかなり上。

続いて赤崁担仔麺。

店内

外も中も小綺麗でちょいと恐れ多いが、値段はリーズナブル。

豚耳と豆花

豚耳、唐辛子味噌を付けて食べると絶品。美味かった。
豆花はあっさりしていて落ち着く味。どちらもやっぱり台北より間違いなく美味いな。しかも安いし。

担仔麺

メインの担仔麺。既に混ぜてしまっておりますが。
これ美味いぞ。前回の度小月担仔麺より美味いんじゃないかな。
同レベルの味だとしても、値段はこっちのほうが安いからやっぱりこっちの方がいいな。

さて、まだ終わらんよ。
続いて近くのイイカンジな餃子屋。蒸餃がうまいんだそうで、ここもかなりはやっている。

酢・醤油・油

この調味料瓶がいいねぇ。羊乳瓶でっせ。
調味料瓶なんか普通のを買ったってなんぼもしないのにあえてこれで通すところが実にイイ。

さて、餃子登場。

蝦蒸餃

これまた安いんだが、味は絶品。実によかった。
既に十分腹いっぱいなのにばくばく食えるってのは相当なもんだぞ。
せっかくなので鍋貼もいってみたんだが、これはそれほどでもなかった。個人的な好みでいえばもっと野菜が入っていたほうが美味いと思うのだ。

もう大概食いすぎなので、食い倒れは以上で。
さらに成功大学キャンパス内を案内してもらったり。
敷地内に城壁の遺跡があるんですな。

城門

城壁

城門は新しいが、城壁は相当古い。でも暗かった。ちょっと残念。

以上でお暇申し上げ、宿に戻る。
写真整理などしておりますと、tw_dot_com殿より電話。すぐ近くに居られるそうで、ビールでも飲もうや、とのことで二つ返事で即出発。
ビールの他高粱酒を飲んで盛り上がって今日は終了。

さて明日は台北への帰路だ。10:00には発ちたいところですな。

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南部再訪 2日目 への3件のフィードバック

  1. ピンバック: 台湾ダウンタウンライフ

  2. tw_dot_com のコメント:

    新年快楽!

    高粱酒は38度がいいですね。

  3. Pote のコメント:

    tw_dot_comさま新年快楽恭喜發財。紅包は常時受付中でございます。

    > 高粱酒は38度がいいですね。

    ごもっとも! 高濃度酒精のものはキツいのでございます。
    たとえ水増しでも38度のほうが良いと思うものであります。

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