HMS Endeavour

前回、失敗したが2ピース構成のモデル打ち出しをしてみたわけだが、その理由は不明確なものの原因は見えているし内容はそう悪くなかったかなってな。
そこで今回は少し大きめの組み立てモデルを打ち出してみるぞ。

モノは三檣帆船エンデバー。モデルを組み合わせてみたところ、バウ・スターン・帆1・帆2・船台、と4回の打ち出しが必要となったので、洗いがお手軽な水溶性樹脂でやることにする。

それと、最後に組み立てが必要なので接着剤が必要よね。
ところがね、レジンはつかないんだよホント。
しっかり調べてみたらどうもUVレジンは大体アクリル樹脂らしい。それを踏まえて近くの百貨店へ。

まーね、そうじゃねぇかとは思ったが、アクリル向けと明記された接着剤は見当たらないんだな。
仕方ないので、硬質プラスチックと書かれている3Mの多用途強力接著劑 3004を買ってみた。
一応、ダメだったときのためにAB膠、2液混合エポキシも。これはさすがに着くだろ。

で、以前打ち出したチェス駒2つを底面どうして貼り合わせてみる。
3Mの3004も、一応ぼちぼち着く。6時間後くらいにちょっと力をかけたら取れてしまったがまぁ24時間経てば多少強くなるかなってな印象。
剥がれたチェス駒の底面は、IPAで拭いたらすっかりきれいになった。すっかりきれいになるっちゅうことは完全にしっかりついているわけではないっちゅうことだけど、飾っておくものなら使えなくもないかな。
ルアーとか、フックみたいな実用品だとAB膠になるか。2液混合は混ぜるのが若干手間だし残った分は捨てるしかないのが気に入らんが。

そんでまぁ、接着剤検討より前からぼちぼち打ち出しを始めまして、昨日夜に一通り部品が揃った。

本体部品はこんな具合。船台は別にある。
中央の小さなH型はバウとスターンをつなぐジョイント。
帆は全てサポートなしで打ち出した。バウ・スターン・船台は30°傾けて太い設定でサポートをつけ、ちょっと編集して打ち出し。

帆は完全でしょ、きれいなもんだ。
ただステージ板(“ビルドプレート”と呼ぶものらしいので今後はそれで。)についた部分は少し山裾っぽいはみ出しができているのでちょいと削って後加工。組み合わせる穴部分にも山裾が出来ているので削らんと入らないし。
船体もバウ側スターン側ともに綺麗にできた・・・と思ったのだが、今日昼頃に見てみたら、

割れとる! こいつぁいてぇや打ち出し7時間の部品なのに。
なお反対側も、

少し割れている。

いや昨夜、なんか中の未固化レジン液が漏れてくるなぁ、と思ったんだよ実は。已に割れていたんだろうな。
元々とか空洞化とかでどっかに小穴でもあるんだろうとか思っていたのだが。

空洞化した部分は結局内部にサポートが要るので、ほんなら自動のハッチングで良いな、と初期値の密度30%でハッチングしたのよ。
これが細かくて中に残るレジン液が多くなり、2次硬化時の揮発蒸発で内圧が上がって割れたとかかな、わからんけど。
ということで、ハッチング密度を10%に粗くして再打ち出し中。

なんかね、水溶性レジンは2次硬化でよく割れる、っていう話も見かけた。
ベタベタを取る程度の2次硬化で済ませて、極力紫外線を避けて置いておくべきかもなぁ。
でも、構造は同様なスターン側は正常なんだよね。謎だね。

それと船台も問題あり。

何だこりゃ。打ち出し直後、洗ったときまではこんなじゃなかったと思ったが。
少し経ったら溶けてきたような感じの形状。
これはなんだか全く不明。まぁ台だからひとまず良いけど。これも後で打ち直しだな。
なおこの異常部は傾けた下になった側で、

上になった側はOK。
上側のほうが綺麗な傾向はあるが、これは異常っぷりがひどいやね。
なんだろね、次は4Kレジンで打とうかな。

22:00頃にバウ側船体の打ち出しが終わるので、そこで再検討だ。
また漏液があったらもちっとしっかり原因を検討せんといかんな。

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