NTT DoCoMo 契約終了

大昔に東京を離れる際に住民票や諸契約含めガッツリ処分したのだが、処分できなかったものに携帯電話番号がある。
政府含む諸関係先に伝える連絡先は当然日本のものなので移動直後の連絡先として抹消出来なかったし、銀行法の都合のようだが日本住民でなくなると銀行口座全部なくなるでな。

どっかで記した気もするが、銀行口座は割とすぐなくなったのは信用金庫や地銀などで、富士(当時)とさくら(当時)は結構長く残っていた。
なお、なくなった口座の中身は”1年内に引き取りに来なさい”となっておって、数万円のためにそれを超える渡航費滞在費をかけるなんてことは出来ず放置已む無しだったので、国庫行きにでもなったのだろう。まぁ、最後の年及びその前年の税金納めていない/納めようがないし、よろしかろうと。

中でもSMBCは2010年の起業時点でも残っていて、日本円での支払いを日本の銀行宛に行うことを出納ともに強要する取引先が多かったのでなんだかんだ結構使った。
で、これは日本の銀行口座維持はなかなかに重要なんでは、と思って1,2年ほど慎重に探りを入れたところ、
* 銀行法上、日本住民であれば全て口座開設可、日本住民でなければ口座維持不可
* 少なくともSMBCは契約者の居留地調査及び口座解除を主動的に行わない(申告は受け付ける)
* 銀行の確認は郵便と電話が全てで、その他手段は確認性がないとする
こんな感じっぽい。
そこで東京に行った際にネットバンキングの処理をし、登録住所を実効住所にして我宛に届いた郵便物は親展だろうと容赦なく開封しスキャン/撮影データを送ってもらうようにし、更に念の為口座残高を0未満にしておいた。借り入れ状態なら強制解除もしづらかろうと期待してな。当時親の云々でなんだかんだと円出費も多かったし。
で、あとは電話。
日本の番号が必須なので引き続き持ち込みの”Foma”契約番号を使っていたのだが、2020年あたりだったかにカードでの支払いができなくなった。
まーこれはよくあることなんでして、NTT DoCoMoがカード決済に使っている決済業者が日本発行カード以外を受け付けなくなったんだろう。
DoCoMoは決済業者の都合を知らない/語らないので、”何らかの事情で”とか”利用可残を確認して”とかとしか言わんし言えないんだな。
でもって緊急で050のIP電話を用意しSMBCの連絡先をそれに切り替え、NTT DoCoMoの番号は停止/番号留保にして費用が発生しないようにした。それが2021年3月24日。
停止/番号留保には期限があって3年とのことなので、2024年3月に停止/番号留保を更新、あるいはその3年間に銀行での問題が出ないなら解約でもええかな、ってことで。

そんなわけで現在その期限間近。
銀行の問題は、面倒ということ以外には起こらなかったので解約でも宜しいが、まー将来のなんかのために番号留保を更新しても良いかな、ってことでやってみた。
・・・ってのが長い前置き。以下本題でござる。

3年前の停止/番号留保は”My DoCoMo”なるWebサイトで行ったので、まずはMy DoCoMoへ。

ところがだ、

これよ。
あーた、停止中の番号にSMS送ったって届くわけねぇだろさ。
他の、例えばMailとか音声とかでやる方法があるだろうと探ったのだが、なんとそれがないっぽい。すげぇシステムだな、もちろん愚かって意味で。

ただ、深く深く探ると”紛失等で”電話番号がない場合の対処が出ていた。
だがしかし、

1st stepでいきなりコケた。何だそのdアカウント設定アプリって。
一応探してみたが、My DoCoMoでもApp store[Apple]でも見つからない。
そもワシゴチャゴチャアプリ突っ込むの嫌なので断念したい。
そしてさらに、

はいダメー。
頑張ってなんとかしてアプリ入れたとしても、証明書がどれも用意できませぬー。
未だに上海商業銀行からも言われるが、ワシ”マイナンバー”なるものが影もない頃に東京を離れたのでマイナンバー(カード)なんぞあるはずもない。
免許証だって移住時は切り替えも通用もなくてこっちではただのプラ片、更新もできないし根性なしの自分に圧力かけるためにも返納したのでもはやありませんぞ。
在留カード、ってのがなんだか良くわからんか居留證みたいなもんじゃないかと。ほなら日本籍のワシが在留カードなぞ持てるはずもなし。

ほんぢゃね、電話して云々のパターンよ。ほんとみんな電話大好きだよな。
だがこれも非常によくあることなのだが、”151″とか”0120-******”とか、DoCoMo網専用番号とか無料番号とかしか出てこない。もちろんどっちもかけられませんよブチ切られますよ。

で、探しまくってなんとかかけられる電話番号を発掘する。

問い合わせ目的項目が全く合わないが、これしかかけられない以上やむなしだ。
ほんでここにかけ、20分くらいかけて窓口担当を引っ張り出す。大変っちゃ大変だが、日本宛てになにかの対処を求めるときはよくあることなのでもはや慣れたわ。

で、要らん詫びとか冗長な説明(言い訳?)を聞かされつつあの手この手で対処を求めたが、完全に全滅。
– DoCoMo SIMの契約がある場合2段階認証の送信先は当該番号へのSMSのみ。
– 停止/番号保留の解除(再有効化)はこの電話対応でできるが、再停止はできない。
– My DoCoMoでの停止/番号保留は(現在は)できない。

うん、これはつまり日本を出た者は強制解約という銀行と同様の方針っぽいよね。
で、ぶっちゃけそういうことなん? と問うてみたら”いーえ決してそんな事はありません”とか言いよる。
ほぅ頼もしい、ならば食い下がるんで保留期限までに番号の再保留とMy DoCoMoへのログインを可能にする案内と処理を求めたが、結局どうあっても上3つが出てきてどうもならん。でももう一度ぶっちゃけを求めても”いーえ決してそんな事はありません”だし、なんもできんし話にもならん。

45分ほど食い下がったがこの繰り返しなのでもうダメだね、と。
で、ほんじゃこのまま2024年3月25日になったらどうなるのか聞いてみたら、そのまま解約扱いとなると。
なんだよやっぱり日本を出た者は強制解約(短期を除く)ぢゃんか。
しかし請求なしの契約が残り続けることはないってことなので、あー延々1時間も食い下がってすまんかったがやっていただくことはありませんわ、スマンスマン、で終了。

数十年持った番号がなくなるのは何かちっと心残りだが、いよいよこれにて終了ですな。ちょいと残念。
今銀行に登録している日本のIP電話も信用ならん某企業のものなので、突然の大問題に備えて予備案を持っておかないとな。なんか面倒だなぁ。

ま、そんなわけで昔から知ってはおったが日本国は国籍があっても住んでいないと権利権限がないものなんだわ。
他諸国と大きく違うのでよく台湾人に突っ込まれる点だな。中には”日本のような優秀国がそんな雑で非道なわけねぇだろふざけんな”とか怒るやつもいるわ。
しかしこれが現状現実よ。最後の年の税金だって払っていないんで万一今後日本に再度住むことになったら滞納分合わせていくら請求されるものやら。
年金だって受け取り/受け取り申請出来ないから完全に払ったのみだし。扶養親族がいた時期も10年くらいあるから割とすごい額の払い損。
選挙権だって事実上ないから、主権者として改善することもできんし。

ほんで鬱々紛れに選挙権周りを久しぶりに調べてみたら、今は在外選挙人登録申請に日本の根拠の類(家族親族とか住居とかその他)が一切なくても申請書を完成できるっぽいな。
なのでせっかくなので選挙権を取り戻してみようかな、と思っておる。
相当に手間暇かかるだろうが、改善する手筈がありながら文句言ってもいかんしな、やれることはやっておかねばの。

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