続 サポート修行

週末で時間が取れるぞ、ってことで、一昨日の夜から再びサポート修行を始めた。

ターゲットはやはり前に失敗したDice towerで行ってみますかね。
HiRes版ってのを見つけたので、せっかくなのでそれに切り替えてみる。モデルは少しディテールが細かくなっていることと底面に穴が空いていること以外は前に使ったモデルと同じ。

前回は開閉ゲートが致命的であったのでそこに留意し、前回はゲート側が下、つまりビルドプレートに近い側にして15°傾けたが、今回は逆にタワー裏側を下にして傾ける。
傾ける角度を増したいが、サイズ制限で16.5°が限界。ほぼ差がないので同じく15°とし、代わりにサポートの密度を20%→30%にして、太さも太くしてみた。

そして結果は、

おっ、なんか良さげよね。
外して洗浄、半日干してごく軽く二次硬化にかけて出来栄え見分。

Dice towerとしての機能はOK、ゲートも開閉できる。
でもねぇ・・・

底面ボコボコなんだよなぁ。ゲートよれよれなんだよなぁ。
ゲートは前回よりだいぶ出来は良いものの、まだこの柵ヨレヨレのほか厚み不均一もあって不満たっぷり。

柵は、ゲートだけじゃなくこの欄干もなんか垂れているんだよね。
これはつまり、サポートが足りなくて積層中に垂れ下がってきているのかな、と思うわけですよ。
底面についても同じく積層中に垂れて波打つのかな、って。
なのでサポート密度をさらに上げるべきなんではなかろうか。実際皆様の作例見るとすごい密度のサポート付いていたりするもんな。

それを踏まえてやり直しなのだが、このタワー高さが高くて9時間かかるしレジンもかなり食うので、同じく失敗続きのラッチ蓋付き箱で確認することに変更。

ラッチ箱の最新失敗データはこんなの。

これ、失敗状況は非常にひどい。蓋部分はラッチ機構部分が扇形になっていない。
箱本体部は下になった部分、ビルドプレートに近い側がサポート切れで成形されないという。

で、思い切ってサポート密度を80%にしてみた。

だいぶ濃いね。
これは十分なんでは、と思い、太さは中にしてみた。
さて、打ち出してみよう。
4時間後、

おっ、イケたんじゃね?
まーねでもサポート山ほど立てた面はね、

すっごい鳥肌なんだけどね。
まぁやむをえまい。かんながけして塗れば良くはなるが、今回は(今回も)塗装はしないけど。

一応かんながけ、というかナイフでやったからちょうながけはした。

うん、良い感じじゃないか。

開閉&ラッチもスムースでかっちり。上出来ぢゃ、実用品としてつかえるぞ。
これは何個か作って日勤先にも置いておきたい。ネジ類とか入れておくのに使えるわ。

ところで写真上、斜めの傷が見えるが、これは樹脂槽の露光フィルムに傷がいったのが原因っぽい。

赤丸の傷がかなり深い。破れそう。黄丸は浅めだが集中して複数あって目立つ。
斜め傷の部分はこの赤丸がかかっているのでこれが原因っぽいなと思うんだな。

このフィルムは稼働100時間くらいで要交換という話なので、カウントしちゃおらんがそのくらいは超えているだろうと思うので寿命なんだろうな。
黃丸程度ならまだ使うところだが、赤丸の傷はいかにもヤヴァそうなので交換することにした。
予め先日樹脂買い足した際にフィルムも買ってあるでな。フィルムはA4サイズ1枚売りで、この樹脂槽なら2回分取れる。
交換自体は簡単なんだが、この六角スクリューが固くてな。六角レンチが付属していたが、折れるんじゃないかってくらい固かった。

ともあれ交換は完了。曇りも全くなくなってたいへん宜しげ。
次は何を出してみましょうかねぇ。

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