日本在住の頃は電子レンジなぞ持っておらなんだ。今や生活保護でも支給されるらしいので生活保護以下生活ですな。
まず高いので、誰か友人知人が結婚したら余るのをもらえないかなどと甘いことを考えていたことがひとつ。もう一つ、超狭激安アパートなので置き場とブレーカの容量がないこと。このへんが理由かな。
あれば便利に活用することは分かっていたものの、なきゃ無いで大変なわけでもなかったのでそのまま15年間過ごしておった。
しかし台湾移住をきっかけについに電子レンジ購入、今まで7年近く使っておったのだが、最近どうもキーパッドの反応が鈍い。スタートキーが特に鈍くて苦心惨憺数分かかってようやく開始、なんて状態なので、分解チェック+修理してみることにした。
以前汐止に住んでいた頃にヒューズ交換して以来の分解だ。
作りは簡単なものなのでサクサク分解して信号チェックしてみると、予想していた通りなのだがキーパッドの接触不良っぽい。だが、キーパッド部分はハウジング一体成形でこれ以上分解すると破壊になってしまう。
さてどうすべ、というところだが、制御基板とキーパッドAssyを繋ぐFFCを見てみると、コネクタの接触部が摩耗している。
更によく見てみると、最近のPCキーボードとかでよく使われるカーボン印刷タイプ。リジッド基板側だと下地に銅とかの金属があるのでちょいと試しにカッターの刃で削ってみたら、このFFCはカーボン印刷のみで金属下地無し。徹底コストダウンだ。
こんな作りじゃなー、使用中の振動とか転居時の輸送で摩耗して接触不良起こすわな。むしろよく6年も持ったと言えようか。
ということで修理不能と判断。
近所の電気屋3軒を回って新機種検討だ。今までは我が私物をスタッフ皆で共用していたのだが、今回は会社で社内用として購入しよう。自分用はしっかり儲かって体制ができ、不条理な理由で追い出されることのない住居が見つかったらその時に改めて購入、っちゅうことで。
まずはいつも対応の悪い黄色い電気屋”燦坤”。
嫌いなのであまりここで買おうという気はない。見ることがメイン。
今までのものは上海Panasonic製で、分解で嫌な構造を見てしまったのでできれば避けたい。とはいってもどこも同じ構造かもとは思うんだけど。
しかしだ、電子レンジは半数くらい上海Panasonicなんだな。無念。同じく電子レンジを探していたおっちゃんも「結局、國際(Panasonic)かな」とかつぶやいておった。おっちゃんはここに来る前に他の店でも見ているようだな。
続いて近くの全國電子。
2階の売り場に行くと、さっき燦坤にいたおっちゃんが先におわした。
狙った電子レンジは燦坤では売り切れだったそうで、こっちでダイヤル式のものに決めたそうな。母上へのプレゼントなのだそうで、婆ちゃんだからマイコン制御のキーパッド式よりダイヤル式の方が良いとのこと。それは正しいな。
燦坤の前に家樂福に行ったそうで、品数はそこそこ多かった、とのこと。
で、ワシはここで聲寶(SAMPO)の製品に決めたんだが、在庫切れにつき買えず。入荷は待てないので次の店へ移動だ。
次、同じく近くのベスト電器。
ここは品数は少ないが店員が熱心且つ丁寧に紹介してくれたので買う気になった。が、決めたPanasonicの機種は、今日の雨で外装箱が濡れ、中に影響がないことに自信が持てないので明日か明後日の再入荷を待って欲しい、と。
まぁ本体と付属品はビニールにくるまれているから外装箱が濡れても別に良いんだが、その完全主義は良いことなのでその意識を尊重しておいた。しかしすぐに使いたいワシには待てる時間がないのだ。無念。
ここで一旦帰宅し、夕飯済ませてから家樂福へ。
さっきのおっちゃんが言うほどの品数はなかったのだが、ともあれ上海Panasonicの許容できる品物を見つけた。ベスト電器にもあった機種だが、NTD500安い。
んで、これを買って帰宅。交換設置完了。
何かいろいろ動き回ったが、ともあれ終了。
来週の出張もあるのでイタい出費だが・・・。