901Linux出荷待ちをしたために900番台入手は日本の皆様より遅れたわけですが、だからこそ先達の方々が多くて助かっている部分も多いわけでして。
初日に少々トラブった以外は皆様よりの御指導御鞭撻あってスムースに進み、701より圧倒的に早く、総計4時間ほどで日本語対応は固まりましたよ。
で、以後はアプリインストール失敗だのその他検証だので荒らしまくってリカバリ、というのを繰り返したりしていまして、今後もはじめから日本語対応を行うこともあろうので(というより、これから早速はじめから日本語対応なので)、改めてメモとしてまとめておこうと思う。
なお、以下自分メモというスタンスが基本。
御覧戴いた方が日本語対応する際には、我が乱文より先達の記述のほうが詳しく正しいので、そちらをご参照戴くのがよろしいかと思います。
[(裏ペネ)] EeePC900 – Xandrosの日本語化
1. 英文版ASUS-Xandros入手
英文版からはじめないと、フォントとロケールを切り替えた後でFile Managerなど一部アプリで中文が残り、”豆腐”メニューになってしまう。
現在、XEPCという英語ベースのカスタマイズドリカバリディスクのISOイメージが入手できる。
https://sourceforge.net/projects/xepc/
xepc-recovery-901
入手したISOイメージデータは、DVDに焼き込む他に取っておいたほうが良かろう。光学ディスクはすぐへたって使えなくなるし、データはいつでも入手可能とは限らないし。
当然だが、入手後はイメージをDVDに焼いて901にリカバリして英語モノにする。キーボードはなんでも合わせて。我が901はもちろん台湾購入なのでEnglishのどれか。なんとなく気分でEnglish(international)を選んではいる。
2. ネットワークに接続
必要ファイル類はダウンロードが前提なので。
3. Ctrl + Alt + T(どこからでもOK)でターミナル起動、あるいはFile ManagerのToolsメニュー上から3つ目、Open Console Window Ctrl+Tでコンソールを開く
4. /home/user> sudo kwrite /etc/apt/sources.list
これのやりかたは他にもいろいろあるのでその場で好きなように。とにかくエディタでsources.listを開く。
5. deb https://ftp.jp.debian.org/debian/ etch main contrib non-free 追加
追記して上書き保存。スペルミス注意。個人的によく”contlib”とかやってしまう。
終わったらエディタを終了してよし。
6. /home/user> sudo su –
“スーパーユーザー”になるんだそうだ。システムの管理権限を得るわけですな。
7. asus-1234567890:/root> apt-get update
入手先情報更新。しばし待つべし。
なんか901ではよくワーニング(W: から始まる文章)がでるが、まぁとりあえず捨ておくべし。
8. asus-1234567890:/root> apt-get install ttf-vlgothic
日本語フォントインストール。しばし待つべし。
9. asus-1234567890:/root> dpkg-reconfigure locales
キモ、ロケール設定を日本に。
ちょっとグラフィカルな画面が出るので、Enteで設定画面へ。
[ * ] en_US.UTF-8 UTF-8
[ * ] ja_JP.EUC-JP EUC-JP
[ * ] ja_JP.UTF-8 UTF-8
を選択し確定。他に*がついていたら外してしまってよし。選択時は該当箇所でSpaceキーを押す
次のステップでデフォルトロケールを,ja_JP.UTF-8 にして確定(OK)。
ここでいっちょ再起動。うまく日本語表示できず□だらけ、通称”豆腐”だらけになっているようなら、8. で”ttf-vlgothic”ではなく”ttf-kochi-gothic”を使うとOK、というコメント2例を戴いたことがある。
再起動後、2, 3, 6, の手順を行ってスーパーユーザーでコンソールを出す。
10. asus-1234567890:/root> apt-get install anthy scim-anthy kasumi
AnthyとSCIM-Anthyインストール。辞書管理ツール『霞』も。しばし待つべし。
11. asus-1234567890:/root> apt-get remove gcin
もともと入っている中華圏で主流だというFEP”gcin”は不要なので削除。
終わったら、asus-1234567890:/root> exit でスーパーユーザーから離脱。
13. /home/user> scim -d
SCIMを有効に。でもまだ動かんのだけど。
ここでもういっちょ再起動すべし。
再起動後、2, 3, の手順を行ってコンソールを出す。
14. /home/user> sudo synaptic
パッケージマネージャー起動。
左下にある4つのボタンのうち”状態(T)”を押し、左上の”未インストール”を押す。押さなくても良いけど押したほうが今回無用の項目が減って楽。
右上のパッケージの中から、以下のファイルのチェックボックス上で左クリックし”インストール指定”を選ぶ。
im-switch
scim-gtk2-immodule
scim-modules-table
scim-tables-ja
scim-uim
ツールバー中央の”適用”をクリックして選択したパッケージをインストール。
関連パッケージがどうこうとかいうのは従っていれておく。というか入れないと必要なものが入らないし。
終わったらパッケージマネージャーを終了し、再起動。
以上で完了。
FireFox, StarsuiteなどのIME入力可能なアプリを立ち上げ、チェック。
入力可能な場所でCtrl+Spaceを押してみると、701同様の輝かしき王冠が出るはず。
続く課題はKeePassXをインストールすること。
なんかバージョンあがっていて、インストールできないんだよな。
あぁ、当時の0.2.2のdebファイル取っておけば良かったと後悔中。今の0.2.2のdebではやっぱり入らない。あの自動化GUIが引っかかってるんだと思うんだが・・・。
Poteさん、こんにちは。
いきなりリンク張ってもらって、なんだか恐縮です。
これで、70x 900 901全てにおいてXandrosの日本語化手順が明確になりましたね。特に一気に増えた901ユーザがXandrosを導入するにあたって非常に有益なエントリーです。敷居が下がった気がします。
中文版から日本語化したときの残る課題として、Easy modeでのFireFoxタイトルフォントをMingLiuのような、日本人としてはちょっと見にくいものから変更することがあるように思います。
ぜひ解決していただきたく。
penetall様こんばんは。
> いきなりリンク張ってもらって、なんだか恐縮です。
いえ、こちらこそでございます。
御エントリがなければ確実に難航しておりましたし、まとめ方は明らかに御エントリのほうがきれいなので、これはあくまで後の自分のためのメモ程度でございます。
> Easy modeでのFireFoxタイトルフォントをMingLiuのような、日本人としてはちょっと見にくいものから変更することがあるように思います。
1度目の日本語対応はFile Managerなどに豆腐がでたので以後英文版(XEPC)を使っていますが、その1度目の中文版から日本語対応させた際には、IceWMを有効にしてフォントを指定することで任意のフォント(私はVL Gothic)にできたと思いました。
Startメニューが邪魔であれば、IceWMを有効にしつつTaskBarShowStartMenu=0のままにしておけばタイトル等のフォントだけ変更できるかと思います。
実証していないところに難ありなのですが、WindowsとLinuxの並立環境ができたらバックアップをとって実証してみたいと思います。
ここにコメントされている先達のおかげで、901 Xandros の日本語化ができました。深く感謝します。
初心者に使ってもらってナンボなので、先週、できるだけ簡単にまとめました。
参考になれば幸いです。
http://wiki.livedoor.jp/asus_eeepc/d/%bd%e3%c0%b5%a4%cb%b6%e1%a4%a4901%cd%d1Linux
ito様、はじめまして。
> 初心者に使ってもらってナンボなので、先週、できるだけ簡単にまとめました。
このエントリの手順書きよりはるかにわかりやすいと思います。
情報有難うございます。
こんにちは。
遅ればせながら、Easy mode時の日本語フォント、無事VLPGothicにさせていただき、すっかりきれいになりました。
現在表示はほとんどすべてMeiryoKeにしており、無駄な横幅もなくなり快適です。
ありがとうございました。
penetall様こんばんは。
> 現在表示はほとんどすべてMeiryoKeにしており、無駄な横幅もなくなり快適です。
『明瞭』って、そりゃなんとも魅力的ぢゃないの、と思ってサンプルでもないかとGoogle大明神に宣宅を仰いだら、『メイリオ』が正解だったとは・・・。
そんな大ボケはともかく、よさそうなフォントですね。早速入れ換えて様子をみてみようと思います。
はじめまして!
701では、非常に御世話になりました。(ROM状態でごめんなさい)
この度、900(901にあらず)を順発(屏東)で入手しました。
1台だけありました。ほとんど在庫は、なくなったようです。
当然、901が、主流ですね、904・905の噂もでてますね。
日本で売られてないので900にしてみたんです。
気になる点が・・・
日本語化した時、SCIMなんですが、繁体系が使えなくなるのでしょうか?これが、一番の問題なんです。
それと、
ソフト的には、900と901との違いは、どうなんでしょう?
eeePCでEscキー押して待つのが面倒なので、MBMが、使えますかね?
ディスクトップでは、使っていますが、使い易いですね、余計なファイルなど作らないでBIOS領域で完結のようで、
その辺が、eeePCで、心配なんですが。
いかがでしょう?
wataruさん,こんにちは。
900Linuxを使っていますpenetallと申します。
多分今日はPoteさん忙しそうだから一箇所だけ応援します。
>日本語化した時、SCIMなんですが、繁体系が使えなくなるのでしょうか?これが、一番の問題なんです。
SCIMにおいて中文入力はほぼすべてのメソッドがカバーされています。宜しければ小生の下記エントリーでご確認ください。私も繁体中文を使っているので。
http://ameblo.jp/penetall/entry-10129452088.html
ここの記事から以前Ubuntuで中文入力について書いた記事にも行けます。
penetallさん、ありがとうございます。
「裏ペネ」サイトも、いつもROMしてました。
701での日本語対応SCIMでは、可能でした注音法での入力が、必要なのです。
900でも注音記号での入力が可能でしょうか?
よろしくおねがいします。
wataruさん,こんにちは。
ウチにも来て頂いているようで,ありがとうございます。
SCIM設定パネルで繁体中文入力メソッド設定の中から注音が選択できますよ。
僕は注音挫折組なので智能ピンインを使っていますが,字を繁体にしたのが先程の記事です。
Poteさん,このネタはこのままここでやらせてもらいますね。多謝。
wataru様、はじめまして。
出遅れ恐れ入ります。
SCIMについてはpenetall様が詳しいので、このまま御教示戴いてください。
このエントリの方法では繁体中文入力メソッドが(たぶん)入らないので、予めいれておく必要があると思います。私自身入っていないので組み込みたいのですが、時間が足らず検討できておりません。
> eeePCでEscキー押して待つのが面倒なので、MBMが、使えますかね?
ブートローダはなんでも使えると思います。MBMも使えるでしょうし、LinuxとWindowsのブートローダは私自身901で使い(使わされ)ました。
私自身は起動時放置でLinux、Esc押しでWindowsのほうが使い易いのでブートローダーを削除しそれ以降検証しておりませんが、まず問題なく使えると思います。
penetall様こんにちは。
> このネタはこのままここでやらせてもらいますね。
すみません、居留関連が遅れまくったせいでとかく時間がとりづらくて。
どうぞよろしくお願いいたします。
penetallさん、ありがとうございます。
安心して、日本語化できます。
ウチには、注音法しかできない者がいるもんで・・・
私は、日本語しかできませんが、南部なので「ブォヤキン」です。
御世話になりました。 ありがとうございます。
wataruさん,Poteさん,こんにちは。
scimインストール時に入れるファイル以外で注音に関連するのは
scim-tables-zh です。メソッドが山のように入りますので,あとはタスクバーのscimアイコン右クリックメニューの一番上,[scimを設定]で使わないメソッドのチェックを外せばOKです。
ちなみにSynapticパッケージマネージャでの説明文は,以下のとおり。(長文ゴメン。でもわかりやすい)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Chinese input method data tables for SCIM platform
SCIM (Smart Common Input Method) is an input method (IM) platform.
This package contains SCIM table-based input method data for Chinese. Currently the provided tables are:
Array30, CangJie, CangJie3, CangJie5, Cantonese, CantonHK, CNS11643, Dayi3, EZ-Big, Erbi, Erbi-QS, Jyutping, Quick, Simplex, Stroke5, Wubi, Wu, ZhuYin, ZhuYin-Big, and Ziranma.
Traditional Chinese users may also want to look at the scim-chewing package, which provides a Phonetic (BoPoMoFo) input method likely better than the one provided by ZhuYin and ZhuYin-Big tables in this package.
For details about SCIM, please see the description of package scim.
あれ?
scim-chewingを入れろって書いてありますね。僕のは入ってないけどできるような気がします。いま英語キーボードになったので確認できないので,wataruさん,scim-chewingもインストールしてください。お願いいたします。
Poteさん、
MBMの件、了解です。
マルチブートで、Xandros+win +ubuntu のつもりで〜す。
eeePCのコンセプトから、はずれてますね!
penetallさん、
scim-tables-zh & scim-chewing
追加で、繁体入力が、17種類!!
すごいですね!
701の時は、2種類でしたが・・・
皆様ありがとうございます。
これからも、よろしく、たぶんROMですが!
Poteさん、
バイクですが、フュージョンは、台湾に入ってますか?
絶対、目立つと思うんだけど、どうでしょう。
それと、屏東は、いいですよ、食事は安いし、四重溪温泉には、無料の温泉もありますよ、
wataru様こんばんは。
> マルチブートで、Xandros+win +ubuntu のつもりで〜す。
お、Ubuntu系は是非仕上げて情報をください!
eeeMintはいまだに心残りでして。
タイムゾーン設定と無線LAN(とマイク)の問題がクリアできれば使うんですけどねー。
> フュージョンは、台湾に入ってますか?
皆無ではないですが、恐ろしく不人気です。
長すぎて事情にあわないですね。
> 屏東は、いいですよ
昨年初夏は蘇花公路ですっころんでの訪問だったのでまともな写真を撮ることもできなかったので、遠からず再訪したいと思っております。
昨年秋に買った東港蝦が品切れなので5月に行ったのですが、市場休業で買えず鮪だけ食べて帰ってきてしまったので、東港蝦購入も目的でございます。
penetallさまこんばんは。
> scimインストール時に入れるファイル以外で注音に関連するのは
scim-tables-zh です。
おお、これは有用な情報をありがとうございます!
明日移動中にささっと組み込んでみようと思います。
まー組み込んだところで拼音も注音もまともに扱えないわけなのですが・・・。音声入力でもできんもんかいな。
eeeMintは新しいバージョンが出てますよ。
ええと確か8/28日版が最新だと思います。
eeeUbuntuの8/25日版がフロントマイクに対応したので
eeeMintも使えるのではないですか。
walkerさま、はじめまして。
> eeeMintは新しいバージョンが出てますよ。
なんと、それは変更履歴をチェックの上試してみねば。
マイクについては二次的ですが、タイムゾーンと無線LANの問題が気になっております。
台北帰還後早速試してみたいと思います。
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