では、4KレジンでRanni the witchを出しましょうかね。
まずはその前に、樹脂液そのものの感想を。
液の粘度は、水溶性に比べると少々濃い感じで、標準に比べるとほんの僅かに濃い感じだがほぼわからん、ってな感じ。
臭いは標準と同じ。同様に水溶性より若干強い。
水溶性や標準のボトルは中蓋付きだったが、4Kレジンは中蓋なしで初期状態では厚手の紙が貼られて封止されており、それを剥がして使うというもの。なので開封すると以後は水溶性や標準より密封性が低い。
以上、特段変わった扱いをする必要もなさそうなので、早速打ち出す。
一昨日の時点ですでにデータは出来ているので、Z軸調整してレジン入れてGoするのみ。朝起きて仕事にかかる前にGo。昼休みにする時間にちょうど終わる予定だ。
見込みの通り12:00ちょい過ぎに打ち出し完了。
早速外して洗い、ちょっとだけ2次硬化させて先週出した標準レジン版と比較。
まず帽子。
ほんの若干4K版のほうが細かく再現できているのだが、ほぼ変わらん。同色だったらどっちがどっちかわからなくなりそうだ。
でも本体の方は結構違う。
胸元の質感がちょっとだけ出ているし、ショールだか外套の端や靴の編み込みがくっきりしている。
目立つのはやっぱり顔の構造かな。
標準版より、鼻と口がはっきり出ていて宜しい。
人形は顔が命らしいからな。重要であろうて。
でも、右目閉じているのはわかるがその下の傷だか墨だかはやっぱり出ていないな。これは縮小せず原寸で出さないと出ないのもやむなしかもしらん。
なお今回は底面がきちんと平らになり、ペタっと置けるようになった。
これはまぁ、ズルというか王道の方法らしいんだが、本体は-20°傾けたのだ。
こんな具合に。
これで感光外の樹脂が流れて切れるようになり、前作のような凸凹はなくなったというわけだろう。
でも斜め成形になるので、上半身写真の顔など見ると斜めの線が見えるんだな。これをなくすには現在0.05mmの積層ピッチをもっと細かくするべきなのだろう。
機械の分解能的には0.01mmまで詰められるそうな。でも0.01mmなんてやったら5倍時間がかかるしもう十分。40cm位の距離で目で見てもわからんし。
ということで、レジンは水溶性と4KでOK、標準は不要、ということで決着。
標準、水溶性、4K、全て同額だし、青、緑、透明が欲しい際以外は標準を買う必要はないな。
なお、同じGrayだが水溶性は白っぽく、4Kは黒っぽい。
これは水溶性のほうが優位かな。塗装する場合を考えると。
でも4KのカラバリにIvoryがあるからそれを選びゃええっちゅう話ではある。