はい、馬は大体満足な出来になったので、次は細部の再現性というか解像度というかを試すのを兼ねて、Ranniを打ち出すぞ。
こんな具合の完成になるのが目標。だが、廉価な標準樹脂なのでもちっと劣る再現性でもアリだし、”フィギュア”としての本番は発注済みの4Kレジン版だし、比較できる限りは失敗したって構わん。
高さは前回の馬の首元くらいまでで層数1300程度なので、見込み時間は4時間半ほど。
昼頃に仕掛け、プリンタの前を通りかかったときだけちらっと見る程度で放置。
3時間半くらい経ったところで少し様子を見る。
帽子はできたな。かなり良さそうだ。
オシゴトなど処理しながら待つこと1時間、アラームが鳴った。完了だ。今まで同様ステージ板から剥がしてIPA洗浄、2次硬化。
ふむ、帽子については今までで最高の出来。完璧だ。
本体も、普通に置物的に見る分には問題ない出来かな。
でも、細かく見ると、
まず底面。なんとも凸凹で平らな面に置くと少し浮いてしまう。
3Dモデルではこの通りきっちり平面なんだけどな。
推察だが、水平で成形したせいでレジン液が面に残り、長時間のうちに外光で固まったとかじゃなかろうか。
帽子は水平面がないのでうまくいった、とか。
ちょっと傾いでデータ作ったほうが良いのかもな。実際配布段階で斜めっているモデルもちょいちょいあるし。
ただ今回は比較用なので、次回の4Kレジン版で斜めにするかは迷うところ。
比較なら同一データ使うべきだが、せっかく作るなら斜めにして浮かないようにしてみたいし。
再現性も、細かく見ると出てないないところがある。
3Dモデルは、目と胸元はこうなっている。
成形品はこう。
胸元の服の柄だか生地だかのザラザラ感が出ていないし、右目の下の傷だか墨だかも出ていない。
冒頭のサンプルはどっちも出ているんだけどなぁ。
これは70%縮小のせいもあるかもしれないし、樹脂が推奨外の標準樹脂なせいもあるかもしらん。
ま、ひとまずこんなもんでしょ。
このRanniさんにはこのまま待機してもらい、4K樹脂版ができたらコンペチタとなっていただく。
あー、ちょっと調べたんだがこのRanni the witchは、ゲーム内で出てくる”小さなラニ”という道具のモデルのようだ。
つまりこれ、人形の人形なんだな。
そう、昨日の馬はサポートの残りを削ったら数か所傷で白くなって、手元に黒のスプレー塗料があったので塗ってみた。
テカっている部分も消えたし、水色より良いな。