先週のエントリのとおり、20日から23日まで東京出張。
昨夜帰ってきたわけで、ギリギリ今日の台北降雪を見ることが出来た。市街地で降るのは生涯一度あるかないかなので希少っすからねぇ。
あとでいろいろ役に立つこともあるので、以下東京行程をまとめておく。
今回は写真とか一切ないし、記事としてはつまらんですよ。
1月20日
9:30にオフィス出発・・・のつもりだったのだが、やるべきことが間際に増えてしまって10:20出発。
11:00 台北西站からバス。
今回はターミナルをバス車内で確認しようと思って把握していなかったが、乗車時に「第一第二」と言われた。
どっちで降りるか、と聞いているのだろう。んで急遽確認して改めて「第一だったわ」と告げたところ、「今更そんな情報いらんわ」ですと。
なら聞くなよ全く。無視してさっさと乗るべきだったとはね。
過去CXの利用ではいつも何かしらトラブルんだよなぁ。これはCXのせいではないとはいえやっぱりトラブルありなのか、といきなり気が滅入った。
11:50 桃園空港到着。出発まで1時間あるのでまぁ普通は十分間に合う。が、今回は手配段階で大混雑だったので警戒していたんだよね。
でもって発券に臨むと、何故か大陸人旅行者が30人ほど集まっておる。あぁ、やっちまった。
もちろん何はともあれすぐに並んだものの、相手は大陸人、次から次へと割り込まれ結局30人ほど全ての搭乗手続きを待つことになった。はー、2度めの滅入り。
でもまだこれで終わらない。次は荷物処理で問題が。
日本からは紹興酒4本の持ち込みを頼まれていたので、キャビンに持ち込めないこれを預けねばならない。
別途バッグに入れていたのだが、”ダメである、梱包し直すべし”の指示。箱詰めせぇ、とのこと。
でも、試しに着替えや測試サンプル機の入ったバッグはどうなのか問うてみると、それはOKなのだと。基準がわからんわ。
ならば、と、測試サンプルをダメバッグに入れ、紹興酒をOKバッグにしたらどうか、と問うと、それでOKだというので一部入れ替え。
ほいでレーンに流すと、今度はレーン最後の内容物確認で引っかかる。
「開けてくれ」というので開けたら、検査官らしきおばちゃん、黙って立っているだけで何もしない。
1,2分お互い黙って見合っているバカバカしい状態。日本円の用意もせにゃならんし訪問先への手土産も用意したいというのに何なのか。
で、これはどうやら”引っかかったもののみ取り出して説明しろ”ということらしい。
それなら、何が引っかかったのかを言わねばわからんだろうさ。あたしゃ紹興酒が引っかかったのかと思い、紹興酒開梱して瓶むき出しにして見せたら、「ふーん、で?」と返されて訳分からんし腹が立つしで参ったわ。
おばちゃんにとって引っかかったのは、PC用充電器(Magsafe 2 60W)。おばちゃんにとってはこれが”パワーバンク”だからダメだ、ということだそうな。
同じPC用充電器のタブレットPC用はOKだという意味不明っぷり。
「なんで同じ充電器の一方がOKで方やダメなのか」と突っ込んだら”メンツをくじいた”ことになったらしく「あなた時間ないんでしょ、ならすぐにいうこと聞きなさい」と日本語で言われた。
うっわでた、我がメンツだけが唯一守られなければならないの法則。同じものだから条件同じとして同梱したこっちのメンツは無視なんだよな。
で、ここまでの滅入りや急いでいるのに無用な時間を取られている事もあって、うっかりこっちも切れて声を荒げてしまった。
あぁ、地上勤務と争うと機内でも対応悪くなるので避けねばならんというのに・・・
あとは大急ぎで日本円を3万円ほど用意、手土産を買って搭乗。
幸い機内では気が滅入るようなことはなかった。が、やっぱどうもCXはダメだなぁ、ワシにはどうしても合わない。
到着後、イミグレーションは無事自動ゲートで通過できた。重要。スタンプ突かれると困るからの。
酒類の持ち込みは”3本まで非課税“とされているところ4本なので申告。
実際の基準は”2280mlまで非課税”なのだそうで、超過量120mlに対して課税。しかし税額が100円に満たないので徴収しない、となり、実質非課税。
成田到着後、依頼品の紹興酒を手渡してやや軽装となって滞在先となる大森へ。
20:30 大森駅到着。今回はホテルも一杯で取れないので、カプセルで蚕住まいするのだ。
ここいらのカプセルホテルは20年くらい前によく使ったのでまぁ慣れてはいる。んで、せめてカプセル内でAC100V電源を取れるところを選んだ。
しかしだ、ここはどうもNet接続がよろしくなくてやや不便。まぁ日本では安滞在を考えるとNet接続が不便なことはありがちなので割り切りだ。
他、滞在中の荷物置きに困るが、今回は荷物少なめなのでロッカーに収まったのでまぁOK。
良い所としては、カプセルホテルは概ねサウナからの発展なので、大浴場でゆったり湯につかれること。
台北にも温泉やサウナは多数あって湯に浸かる環境は豊富だが、多忙その他で長いこと湯につかっておらずゆっくり”風呂”を堪能したかったところだったので、これは満足。
1月21日
まずは10:00、神田の出版社訪問。
現製品のKickstarter時に記事掲載戴いた出版社、紹介を頂いたのだがその編集長にお目にかかることもなく掲載戴いたので、非常に遅ればせながら当時のお礼と、「おかげを持ちましてここまで出来ました」の報告。
有り難くも、日本での製品発売時に再度ご紹介いただける上に2誌掲載いただけるとのお言葉を戴いた。実にありがたい限り。
続いて今回出張の本題、日本電波法認証申請とそのための測定。
場所は大井、まぁつまりTELECなわけですよ。
立会川駅から歩いたのだが、結構距離あるんだな。しかし距離は別段問題はない。問題は寒さだ。
前日は夜でもカプセルホテルにつくまでに汗かいたので、この日はフリースを1枚減らしていた。しかし寒いわ―。
十分に確認と準備をしたこともあり、測定はスムースに問題なくクリア。先に電送した申請書にサインしてオシゴト完了。
続いて渋谷へ。居酒屋で友人と飲食予定なんで。
店は17:00開店ということで、開店と同時に入店。まずは一人酒盛り。ポテトサラダやコロッケを食らいつつハイボールとか焼酎とか。うまいなり。
でもって他にも客が入ってやや混みになったあたりで友人方も揃い、改めて酒盛り。だし巻きとか黒糖焼酎とか美味かった。
ついでに、TELEC帰りなので製品を持っていたので見てもらい、意見など戴いた。そうね、価格はキツいね。
大森に戻ったところで、日本行きのノルマであるところのラーメン。
多数ラーメン店のある中で、麺を売りにしているつけ麺屋にしてみた。まぁ美味かったけど、新宿滞在時に行った後楽園と市ヶ谷の各つけ麺店のほうが美味かった気がする。けど十分満足である。
1月22日
午前中の予定はない。が、カプセルホテルっちゅうもんは連泊でも毎日10:00に出払わねばならないので、已むなく出発。
せっかくなので朝食など。大森海岸駅に”思いがけずうまい”蕎麦屋があるとご案内いただいたのでそこへ。
店は”甲斐そば”。近年多い、立ち食いではない駅そば形態。
製麺所から買う麺だが、出来合いではないようで確かにそばが旨い。また汁も、鰹がしっかり効いていてうまい。
価格や店構えが駅そばなのにこの質なのは非常に良いと思う。
・・・が、個人的には日本に入るたびに、
– そば色でややポキポキな細うどんな感じの”駅そば”(できれば立ち食い)
– そばとしてしっかり旨い、正統派そば
これをそれぞれ食うことにしているので、超個人的にだが位置づけが中間になってしまうのが問題。
続いて古本屋巡り。
別に狙っている本があるわけではない。とにかく日本語で書かれた書物を余裕の限り買いまくる。
結果、文庫小説中心に安い本を30冊ほど調達。重いので一旦ロッカーへ戻り、荷物を整える。
午後の訪問の準備をして、再度出発。
大森駅前で昼食、寿司屋のランチ寿司を狙う。高い寿司なら台湾含め他の国でもうまいが、安い寿司がうまいのは日本だけだわな。今回も堪能できた。
そしていよいよオシゴト、15:00 台場テレコムセンターの取引先へ。
目的は今回の新製品紹介。合わせて、採用した無線モジュールの単独販売に協力してもらえないかの相談。
製品については、予てより情報等お渡ししていたので問題なしOK。
折しもちょうど会議エリアに近隣企業の方々がおり、また丁度良いことに製品のエンドユーザたる方々だったので併せて紹介させてもらったところ、思いがけず好評。
先方社長もますます乗り気になって、非常に良い紹介の場になった。
ワシ自身としても、日本の認証は取るものの日本市場で他の国同様には売れず売上が伸びないのではないか、という懸念を持っていたのだが、日本でも売れる実感が得られたので良い収穫であった。
以上、今工程でのオシゴト全て終了。
訪問先の方々と神楽坂で夕食会だが、時間が早いので東京大神宮に立ち寄らせていただく。”初詣”ですな。
せっかくなので札も買った。
しかしオフィスにもう古い太宰府天満宮の札と靖国神社の破魔矢が残っているんだよなぁ。もういい加減焚き上げねば。
まぁもうこの際台北で焚き上げるか。太宰府天満宮は微妙だが靖国神社は台北にも馴染みがあろうし、どちらも神道だしまぁ許してくれるだろうて。
夕食会は我が希望により居酒屋。焼鳥食った美味かった。うに・明太子・わさび(おろしや練りではないわさび)も食った。満足。
1月23日
移動のみ。
なんか安いバスが東京駅から出ているとのことで、それをつかってみることに。
しかしフライト出発が15:15なので、10:00に大森を出ると早過ぎるんだな。なので東京駅で早めの昼食を取ることにした。
・・・が、まーなんだ、高いもんばっかりで参るわ。
もう高いのは諦め、今行程で食べていないとんかつとカキフライを食べた。美味かったがやっぱ高いよ1500円は。成田までの移動を安く済ませたのにその分つかっちまった感じだ。
さてバスだが、ここでもターミナルを聞かれた。
聞かれる想定がなかったので「いや、乗ってから調べるつもりで知らないんですがね・・・」と答えたところ、「(・・・はぁ? なんで?)」的な反応。
行きと同じく急遽調べて改めて「第二でした」と伝えたところ、これまた行きと同様「(いやそんな情報要らんのだけど)はい・・・分かりましたどうぞ。」と。
なんだろうなホント、何のためにターミナルを尋ねるわけ? 更になんで急ぎ調べると”要らん情報”になっちゃうわけ? 訳分からんよ・・・
まぁ一応、今後はいつでもどこでもバス乗車時にターミナルを聞かれたら「第一」と答えることにする。第一ターミナルは必ずあるだろうし。
あとは、着席までは問題なし。
しかし着席後はちーとばかり参った。右と前に8人ほど構成の団体らしき中高年の乗客がいて、はしゃいでいるのかそりゃもう大声でうるさい。
日本人らしくもビールばかりガバガバ飲むし歩き回るし、10年前の華人旅行者のようだった。台北到着でいつも以上にホッとしたわ。
あとは何も問題なし。板橋までのバスが満席で1便待ちとなるはずが空席が出て繰り上げで早く帰れたし。
以上行程終了。
次回は遠からず東京再訪したい。理由としては単に”行きたい”というわけではなく、日本での製品/モジュールの販売が予想以上にうまく行ってその関連で行かねばならない、という状況になりたいなぁ、というわけさ。
ターミナルを聞くのは、それによってラゲッジスペースが分かれているからかと。
お疲れ様でした。
otsuki様こんばんは。
情報・ご案内等、ありがとうございました。思ったより有意な出張が出来ました。
そばも美味かったです。まさか駅そばであのレベルとは、素晴らしい。
> それによってラゲッジスペースが分かれているからかと。
そうそれならわかりやすい理由なのですが、実は台北西站でも東京駅でも、ターミナルを聞かれる前に同じ人から「預ける荷物はあるか」と聞かれ、「ない。小さいのでキャビンに持ち込む。」と伝えてOKもらっているんですわこれが。
降車ターミナルを間違えることを少しでも減らすおせっかいなのかな、とも思いますが、今後も各地で聞かれるであろうので今回のように事前に把握していなかった際はとりあえず”1″と答えるようにしようかと。