英語

昨日は釣り仲間なぢいちゃんから夕食の声がかかった。
折しも日本からの業務依頼で個人で受けようとしているものがあり、額も結構なモノなので居留権や納税に関して確認するべきなのだが、
– 日本から”給与”を受け、台湾でも”給与”を受ける場合
– 台湾で”給与”を受けつつ他に台湾で”給与”を受ける場合
と、この2パターンしか見つけることができず、はっきりさせておきたかったところなので相談を持ち込みたかったところなのだ。

ということで、それを抱えて18:00に國父紀念館へ。

問題はひとまず解決。
やや納得しきれない部分もなくはないが、経験があると自信ありげなので採用させていただくことに。
あとは飲み食いしていつもの話を聞いて23:30解散。

國父紀念館站へ向かって歩いていこうとすると、なんか違う発音で「ぱいせい」と声をかけてくるヒトが。
女性っぽかったので偽物か春の売り込みかと思って分からんフリでさーっと去ろうとおもったんだが、場所柄そういったモノの売り込みの経験はない。
で、声のほうを振り返ってみると、細いが大柄の小姐で、えらくとまどった様子。
「MRT站は?」とえらくへたくそな國語で聞いてくる。
「あーそりゃここをまっすぐ行って、あの信号を左、じゃなくて右に曲がってすぐだ。」と応えたものの、いまいち理解したそぶりがない。とはいえ”まっすぐ”だけは身振りもつけたせいか分かったらしく、同方向に歩き出す。
うーんしっくりこない、耳が不自由であったりするのだろうか、暗いから口の動きが見えないとか、と思いつつちらっと見てみると、横顔が東洋人っぽくないんだな。
そんで「あー、あなた外国人か?」と問うてみると、「そうである」と。
「あーそうか、ワシも日本から移住の外国人なんである。同じ國父紀念館からMRTなので一緒に行きましょう。」と言ってみる。フランスあたりっぽかったがついでに英語でも。
するとそっから一気に英語で来た。

曰く、高校英語教師として2年契約でアメリカから来て2ヶ月、中文を学ぼうとテキストなど買って勉強中だが、漢字がなじまない、と。そりゃそうだろな。
「日本出身のあなたなら理解しやすいだろうけど」と見せられたテキストは、にゃんと簡字体。こりゃアメリカで買ってきたな。
「テキストにしろ辞書にしろ、学ぶ対象の国で手配した方が良いと思うぞ。」と言わせていただいた。
淡水に住んでいるそうで台北車站まで一緒だったわけだが、明日(つまり今日)は姉だか妹だかの手配で英語でパーティだそうだ。そりゃ良いですな。毎日とか頻繁じゃいかんけど。
明るいところで見てみると、細めで白っぽくてお綺麗ではあるのだが眼鏡がきつめで中華系では驚かれるんじゃないかというほどのほくろ多数。
で、台北車站で淡水線乗り換えのためここまで。

実は冒頭の依頼業務で「中国語・英語でサポート」という項目がある。
英語は、
読む : 使っている(書類とかほぼ英語)
書く : 使っている(書類とかほぼ英語だし、Mailも英語が多い。中文漢字打つのやや面倒)
聞く : 使っている(英語が得意はヒトは、外人と見るとサクッと英語トークになることが多い)
この辺はまぁOKだが、話す、はわからんかったので試してみたかったのだ。
最前まで話していたぢいちゃんもアメリカ留学経験者なのでいけそうだが、彼は気が向いたときにちょいとだけ英語飛び出るくらいなので、どこか他で試してみたいと思っておった。
そこにちょうど良く彼女が声をかけてきてくれたので、折良く試してみることができましたな。
ひとまず、困っている、つまりへたくそでもがんばって聞こうとしてくれる方には通じることが分かった。サポート対象者はまさに困っている方なわけだし、英語も何とかなりそうだな。

以上、”折良く”が2回もあった日であった。

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英語 への4件のフィードバック

  1. りまと のコメント:

    Pote様 こんばんわ。
    ちょうど思っていることがありました。 台湾生活がはじまりますと、お店などでも現地語で話しかけられるわけですね。 でも私は全く理解できませんから、申し訳ありませんが私は当地語(中国語)ができませぬそちら様英語か日本語話されますか、と英語で問うと思うのですが、当地語という表記は ちゃいにーず と言ってよろしいのかと。 長ったらしくとも ざらんげーじおぶたいわん とか表現するべきなのかと密かに気になっています。

  2. Pote のコメント:

    りまと様こんにちは。

    > 申し訳ありませんが私は当地語(中国語)ができませぬそちら様英語か日本語話されますか、と英語で問うと思うのですが

    推奨しないしすごく不便と思いますが、日本語押し切りが利くようです。
    過去数人、数年の滞在中日本語以外を(業務以外では)一切使わずにしっかり帰任した方々がおります。
    多分近場から日本語が分かる人を呼んできたりするのかと思います。

    それはともかくですが、

    > 当地語という表記は ちゃいにーず と言ってよろしいのかと。 長ったらしくとも ざらんげーじおぶたいわん とか表現するべきなのかと密かに気になっています。

    “当地語”を指すものが台湾國語という中国語同様のものとしますと、ChineseでOKです。当地の方々も英語ではそう表現します。
    The Language of Taiwanと聞くと、外省内省という話が起こる前からある台語という台湾語のほうを想像するのではないかと思います。

    蛇足ながら、台湾語は消えつつあると言われながらもまだ9割くらいの人が國語台語バイリンガルです。
    人によりますが、日常生活は國語台語混成、フォーマルな場では國語、というケースが一番多いようです。

    私も台語はほぼダメですが、山の中とかに行ってちょろっと台語単語を出すと大ウケで楽しいしおまけくれたりするので、台語もちょいちょい覚えるようにしております。
    外人がへったくそな台語を繰りだすと、先方も面白いし嬉しいようです。
    まず不自由ながらも暮らせる程度に國語を覚え、あとは旅行や地元のおっちゃんおばちゃんと遊ぶために台語単語を覚えてゆく、という感じが良いかと思います。真剣に学ぶと疲れますし。

    さらに蛇足ですが、ワタクシ実は文盲に近い状態です。
    金持ちサラリーマン時代にオフィスに通いで家庭教師に来てもらって國語を16時間学びましたが、それ以後は勉強せず生活の中で覚えてしまったので、就学前の子供状態なようです。
    つい先日も、もらったSMSの”證件”が読めなくて電話かけて聞いてわかった次第で。
    やっぱり勉強はさぼっちゃいけませんな。

  3. りまと のコメント:

    Pote様
    丁寧なお返事ありがとうございます。普通に ちゃいにーず といっていいんですね、考えすぎでした。

    標準語と古来の現地語があるというのは、今住んでいる国でもいっしょです、当地の現地語は話し言葉のみで書き言葉はありません、書くときは標準語です。私は標準語は話して聞けますが、現地語は文章になると半分も聞けません。確かにこちらの人にも、ヘタでも現地語を話してみたほうが受け入れられやすい感があります。

    中国語文法は難しくないと聞きますが、発音がとても難しそうですね、この年から新しい言語を習うのは簡単でないですが、まあなんとかなるでしょう。

  4. Pote のコメント:

    りまと様こんばんは。

    > 当地の現地語は話し言葉のみで書き言葉はありません、書くときは標準語です。

    台語も同様、書くことはできません。文字が無くて。
    消滅を避けるために”台語文字を作ろうの会”などもあるそうですが、普及するかどうか。

    > 中国語文法は難しくないと聞きますが、発音がとても難しそうですね

    確かにアクセントによって同じ言葉が全く別物を指すようになるのでそう言われますが、慣れれば大したことないように思います。日本語にも”橋”と”箸”や、”柿”と”牡蠣”とかありますし。
    このへんは学問しすぎず、耳とオウム返しで習慣づけていくのが良いように思いますが、学問をさぼると文盲になります。

    > この年から新しい言語を習うのは簡単でないですが、まあなんとかなるでしょう。

    私も脳が固まりきって退化を始めたころの移住でしたが、
    「いづれここでは真の無能、生まれたての赤子同然ぢゃ」
    ということで、恥も外聞もなく多言語にも頼らずオウム返しを突っ込まれているうちに単語の区切りポイントがわかるようになり、**って何だ、と聞き返せるようになり、1年で運転免許試験に通る程度になりました。
    習得の天敵は、照れや見栄だと思います。
    アクセントが重要なせいか声量も小声では通じづらいので、恥を恥とも思わず大声でオウム返しするのがよさそうに思います。

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