高雄 – 東港 – 台南

昨日あげようとしたエントリだが、システムエラーで流されてすでに昨日の話。
もうやる気もなくなったんだが、後のためになんとか記しておこうと思う。
まぁでもあっさりした感じにななっちゃうだろうけど。写真だけはとても多いぞ。要注意だ。

さて南部旅行出発。しっかり4:00に起きて台北総站へ。
タクシーなぞ使ってしまって、台北総站まででNTD300(NTD15オマケ)使ってますが。復興フライトとほぼ同額じゃないか。・・・まぁ使ったことがない手段を使うのがいいんだ、ってことにしておこう。


4:30、台北総站到着。

台北総站

ガラガラです。みんな寝てます。時間が時間だからな。
パンと茶を買って一番端の阿羅哈客運待機スペースへ。
食べ終わってちょっと外に出てみると、バスが到着していました。

今回のバス

バスの前の服務員は一緒に乗って高雄まで行ってくれます。
待つこと2,3分、乗車のアナウンスがあったので早速搭乗。

バス内部

2列の巨大シートだ。

ギリギリ

シートでかすぎで足届きませんよ。かろうじてつま先が乗るだけ。

座席テレビ

かなり大きなデジタルテレビ(たぶんワンセグ)がついてます。

定時ちょうどの5:00に出発。乗客2人しかいないぞ。平日早朝だからだろうか。
まずは添乗員からシート機能の説明。マッサージチェアになっていたぞ。次いで行先を聞かれたあと、飲み物サービス。コーヒー(無条件ミルク砂糖入り)とクッキーをもらいました。

しかし高速バスなのになかなか高速に乗らない。ようやく乗ったと思ったら五股でした。

高速へ

でも、乗ってもすぐ降りる。桃園まで3,4か所でさらに乗客を乗せるのですな。
新竹手前までそれを繰り返し、あとは一気に高速南下。
皆様寝てしまっているようです。ワタシも苗栗までは起きていたんだが寝入ってしまい、起きたらもう高雄縣岡山。高雄市目前でした。

10時前に高雄車站に到着。

高雄車站旧駅舎

この旧駅舎のほうがデザインいいと思うんだけどな。小さいし仕方ないか。

今回は高雄はパススルー、このまま東港へ向かいます。
前回tsubamerailstar殿と行ったコースと同じくまずは小港空港へ。駅付近から直接墾丁列車に乗れるはずなんだけどわからないので横着。

というわけで路線バスで小港空港到着。

バス停で寝る犬

この犬、野良っぽいが騒がしくても人のいる場所で寝たいらしく、はじめは近くの工事している場所で寝ていたんだが工事の人に追い出され、こっちに来たのでした。ここでもやがて追い払われると思うが。

前回は往復とも高雄客運だったので、今回は屏東客運に乗ってみたいっすね。
ほか『墾丁列車』を名乗っていない中南客運と國光客運がある。これらのバスは墾丁列車のイルカ柄じゃないのですな。しかしやっぱりイルカ柄のほうが雰囲気あるしな。
というわけで國光客運を見送ってさらに待つ。で、次に来た中南客運がハイデッカーだったので、まぁいいか、ってことで乗ってしまうのでした。トイレついてたぞ。

造船所

途中にある小さな造船所。でかいクルーザー作っています。前回より工程進んでいますね。
いいなぁ、ワタシもいつか基隆あたりに(もっと小さな)ヨット置きたいな。

30分後、東港到着。2週間で再訪してしまったなぁ。
前回は大通りを通ったので、今回は脇道をいってみる。
すると、市場にあたりました。

市場入口

観光市場ではなく、地元の人が使う市場で、結構大きい。でも道は非常に狭い。
さらに進んでいくと、

市場中央

これはすごいな。でもこんなところを車が通ったりするところがまたすごいな。

首尾よく華僑市場到着。今回は前回桜エビを買った入口ゲート前に出ていたエビ売り屋台が出ていません。残念無念。

セリ

マグロと思しき魚を競っています。魚市場っぽくて良いぞ。

ここでちょうど12:00、刺身とチャーハンを食べることに。
市場の最奥端に客がついている店があったので、ここで食べることに。
ここのおっちゃん、よくいるが非日常大好きな人で日本語単語もよく知っている。注文の時から結構楽しめました。
今回は鮪刺身と豚チャーハンを注文。前回来たときに豚肉を売っている店も多かったので名産なんだろうと思いまして。

まずは刺身登場。

鮪刺身

今回の刺身は、冷たくはないが温まってはおらず、歯切れもよくて美味かった! これはOK。
チャーハンのほうも美味かった。味の素味じゃないんだな。そもそもこの店、味の素(味精)置いていないし。
やっぱこーでねーと。

さて、満足したところで桜エビ購入。
まだあまり店が開いていないのだが、一番客がついていた店で試食させてもらいつつ購入。
店のおばちゃんが言うには、桜エビは日本に売れるから高いんだそうだ。一回り大きくて赤い『東港蝦』は安いのだそうで。
ということで桜エビと東港蝦をNTD100づつ購入。

エビ

桜エビ、少ないな。前買った入口ゲート前の露店が出ていなかったのが悔やまれる。
東港蝦は「入れすぎちゃった」そうなのですが、そのまま売ってくれました。

これで東港でのノルマは完了。続きましては台南へ移動。
しかし、ついに雨が降ってきました。

雨宿り

猫も車の下で雨宿り。この車はおそらく小琉球に渡っている人の車なので当分帰ってこないわけで存分に宿れるのだ。

ここから一気に高雄駅へ戻るつもりな訳だが、やはりここは屏東客運イルカ号に乗ってみたい。
つーことで待ってみるのだが、待てど暮らせどきやしない。
國光客運3本を見送って45分ほど待ち、ようやく狙いの屏東客運イルカ号到着。
料金はNTD87。

屏東客運内部

やったぜゆったり3列シート。
ここでまた寝てしまい、起きたときにはもう駅すぐ手前。
運転手の「高雄駅到着」の声で降りてみると、なんと今朝阿羅哈客運を降りた場所。なんだここから乗れたのか。

さて鉄道で台南に向かいますよ。
自強号は惜しいところで乗れなかったので、次の區間快の切符を購入。

高尾駅ホーム

台鉄駅はいい味出してますね。
この區間快、シートが通勤タイプと違い横ベンチシートではありません。

區間快

30分ほどであっさり台南駅到着。

台南駅ホーム

台南は大雨でございます。おかしいな、晴れている予定だったのに大雨ですか。
駅前に良くある時計&温度計は、

27℃

雨のせいか、こんなもんです。雨のせいだろう、思ったほど暑くない。

さてさて何はともあれまずは宿取らねば。
まずはtw_dot_com殿に推奨戴いた名世大飯店へ。
突撃だから空きが無いとかで泊まれない可能性もありますが、道々たくさんホテルを見かけたので同にでも転べるでしょう。
しかし心配は無用でした。無事名世大飯店にNTD960で入れました。
このホテル、値段の割りにかなりいい感じ。NTD960の部屋には窓がないものの、ほかの設備は十分に充実。トレーニング室やサウナもあり。シャンプーがリンス入りで頭パサパサにならないところもいいぞ。
地理的にも赤崁樓はすぐだし度小月担仔麺は近いしすばらしい。以後台南に来ることがあったら定宿指定だな。

ホテルに荷物を置いて、早速市内をうろつきに出発。
まずはすぐ近くの赤崁樓へ。

赤崁樓

ここ、入場料NTD50かかるのですな。夜だしさほど大きくもないので、明日明るいうちに再訪して様子見ということにして、今回は外から写真だけ。

右手へ進んで公園路を過ぎ、デパートの向かい(新光三越だったかな)で電子部品・電気工具屋を発見して冷やかしたりしたところで19:00近く。腹減ってきましたよ。
ならば担仔麺を食わねばなるまい。もちろん度小月担仔麺本店で。
赤崁樓すぐ左にも度小月担仔麺があったけど、客がついていなくて怪しい。雰囲気もうわさに聞く度小月とは大違いなので避ける。

さほど時間もかからず度小月担仔麺到着。もちろん担仔麺をオーダー。
貢丸を一緒にオーダーしようとしたのだが、売り切れで不可。で、もちろんだめもとで「じゃ、貢丸湯はあるかな」といったら店のにい様絶句。そりゃそうだ、あるわけないよな。悩ませてすまん。

担仔麺

これでNTD50なのです。結構高いな。普通の味だったりしたらいまいちだと触れ回っちゃうぞ。
しかし無用でした。間違いないうまさ。これならNTD50払ってもいいや。
ちなみに乗っている煮卵は別オーダーの魯蛋(NTD10)。デフォルトの具ではありません。

老板? やや馬英九風味

外の客席

担仔麺はこのように、作るほうも食べるほうも低い椅子とテーブルでこなすのが正統なのだそうだ。
もともと天秤棒振って売ってたらしいからだろうな。

さてこれで済むか、といえばそんなことはない。担仔麺は小さいので足りないぞ。
実は赤崁樓の向かいに魚[火庚]というものを見つけて気になっていたので、宿に戻るついでにそこで試しに挑戦してみよう。
というわけで赤崁樓へ戻ると、中に屋外ステージが作られていて二胡とシンセサイザーでオリーブの首飾りとか演奏してました。手品ショーかと思ったわ。
演奏はなかなかうまいので、BGMつきで食事できるぞ。
というわけで白北魚[火庚]で、魚[火庚]湯(NTD40)と炒米粉(NTD30)を注文。
ここの小姐、なかなかきれいなお方であった。

白北魚[火庚]

待つことしばし、オーダーの品登場。

魚[火庚]湯と炒米粉

魚[火庚]湯は、魚つみれが入ったとろみのあるスープ。うまかったぞ。
炒米粉のほうはいたって普通。コメントがないくらい普通。あえてここで食べることもないと思う。

以上で満足、宿に帰る。
帰る途中で懐かしいもの発見。

映画の手書き看板

昔は日本でもこうでしたが、最近は廃れてしまったそうですね。看板書き師も稀少になってしまったとか。
台北でも見かけなくなっているので相当久しぶりに見ましたよ。ここもいつか手書きじゃなくなっちゃうのかな。

さて宿に帰って何をしたかといえば、最初に記したとおりもっと大作のエントリを書いたのだ。しかし流されたのだ!
で、結局寝たのは5:00近く。というわけで9:00起き予定で翌日に備えるのでありました。

以下、次エントリへ続く。

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高雄 – 東港 – 台南 への7件のフィードバック

  1. Qing Zui のコメント:

    台北?高雄間のバスは2列シートなんてのもあるんですねー。知りませんでした。やっぱり競争激しいんでしょうね。安くなった飛行機もいいけど、いつかこのバスにも乗ってみたいと思っています。3年も高雄にいたのに、今まで一度も乗ったことがないのです。

  2. Pote のコメント:

    Qing Zui様こんばんは。

    > 台北?高雄間のバスは2列シートなんてのもあるんですねー。

    快適でしたよ。シートゆったりだし、立っている人やひじ掛けに座る人がいないので自強號よりラクです。
    外から見た感じではこの阿羅哈客運のほか、和欣客運も良さそうでした。でも暑いとか寒いとかのど乾いたとか、ごちゃごちゃ注文を聞いてくれる阿羅哈客運の首位は動かないかな、という感じです。和欣客運でもNTD710なので、わずか5元玉の追加で服務小姐付きですからねぇ。

    > 3年も高雄にいたのに、今まで一度も乗ったことがないのです。

    私も2年台北にいて長距離バスは初めてです。差不多差不多。
    というより、免許取るまでの1年半は台北市以外では台中鹿港にしか行ったことがなかったのでさみしいもんです。

  3. tsubamerailstar のコメント:

    ゲ、ホントに行ってきたんですか!(今頃ですが・・・・)

    来年の2月13日に高雄に行こうかと目論んでおります。(汗)

  4. Pote のコメント:

    tsubamerailstarさまこんばんは。

    > ゲ、ホントに行ってきたんですか!

    ホントに行ってきちゃいましたー。エビ買うためだけに。
    しかしあの魚市場入り口前の露天の倍の値段で量は半分。無念なり。
    言い訳に台南観光をつけくわえて行ってきました。
    いよいよ離島に行ってみたくなってきましたよ。

    > 来年の2月13日に高雄に行こうかと目論んでおります。(汗)

    そういえば私はちょうどその時期に初めて南部行ったんだっけ。30℃と出ていてさすが熱帯と思った記憶が。
    いいっすねぇ。ワタクシも寒くてじめじめの台北を避けて、高雄経由で墾丁でも行って刺身でも食べてこようかなぁ。

  5. tw_dot_com のコメント:

    では私も2月13日はオサンたちに付き合うかな。。。あ、南部台湾舎弟たちも呼ぶか。

    でもそうすると朝まで飲み続ける両刃の剣

  6. Pote のコメント:

    > では私も2月13日はオサンたちに付き合うかな。。。あ、南部台湾舎弟たちも呼ぶか。

    おぉ、閣下の舎弟とはお目にかかってみたかったりしますわ。そりゃ楽しみですの。

    > でもそうすると朝まで飲み続ける両刃の剣

    なるほど、となると台南では日程2泊ホテル1泊アーリーチェックインの予定で行けば良いと。メモだな。

  7. ピンバック: 私の「認識台湾」

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