ΗΑΜΑ寿司

ちょっと前のニュースで見かけたのだが、日系回転寿司屋が農安街近くの中山北路にできたらしい。
現在プレオープンで、9月24日から営業だとか。

* 以下、思いっきりディスっとるので要注意。

テレビニュースで店員(おそらく代表者)が語っておったのだが、
「8割の食材を日本から輸入するのでサイコーの品質、だが高めですわ。」
とか言っとった。NTD40 – NTD80の超高額であるそうな。

あーあーあー、ダメだこりゃ。
土着の日本出身者にとって邪魔なので、とっとと引き上げて欲しい。

まずこの”ΗΑΜΑ壽司”、江戸前ですな。
まー当然日本じゃないので、数多ある寿司屋・刺し身は日本人的には変なのばかりですわ。
しかし、だからって80%日本から持ち込むなんざおかしすぎ。
酒・酢あたりは醸造が違うので輸入もわかるが、80%にはならんだろ。
そうする必要が有る理由をかる~くパッと考えてみると、

ネタの質なら・・・

サーモンだの鮪だのは輸入もさもありなん。もとより日本モノじゃなかったり日数を置いたほうが美味かったりするし。
しかしだ、そうなら当然わざわざ日本から持ち出す意味がなかろうもん。
まぁでもまとめ買い付けで調達価格を下げるっちゅうならわからんでもないが、そうすっと他に比べて高くなる理由がないわいな。

んじゃ近海物はといえば、鰹やカンパチ、鯖うにエビ等々はこっち近海でも普通にとれるし日本モノと比べても十二分に美味い。
こういったネタで、日本から持ち込まにゃ駄目だ、というなら調査研究が足らん。
船上処理や後処理が拙いことはあろうが、そんなん指示が効くのでやればいいことだし、ここ数年はこれら処理もかなり良化している。
海苔も、以前は寿司海苔は名ばかりで使いづらく味も合わないものが多かったが、今はフツーに使える海苔が調達容易。

たまに言われる「台湾にタコねぇぢゃん」というのも、そんなことはない。フツーにとれるし営業するなら調達も難なくできる。
万一こんな話が出るなら、即座に一旦引き上げて再検討すべき。
どうにも北海じゃなきゃならん、たらこ・鰤などは日本からの持ち込みもわかるが、80%ってのは意味不明。

板場の腕なら・・・

こっちの”さしみ”は今も基本的には刺し身っちゅうよりブツですな。切片の厚みが1cmくらいあったり。
それを寿司にしたってそりゃ美味くないでしょうさ。
なので加工済みのものを持ち込む、というのならやっぱりおかしい。
数多の飲食が失敗して撤退してきたが、通り一遍技術を教えて「日本に帰る」っちゅうのがダメな一因に見える。
飲食に関しちゃ、常時監視していなけりゃあっという間にローカライズされるのは、日本でもラーメン・カレー・スパゲティ・ピザなど例が数多あろうさ。
そのまま定着させたいなら、来客を含め完全に文化ごと定着するまで居座らにゃダメさね。実際は生涯張り付きになるだろうな。

そんなわけで、「8割の食材を日本から輸入するのでサイコーの品質だが高い」なんちゅうのは、先達が膨大な時間をかけ血と汗と涙、どころか数多の命まで費やして積み立ててくれた信用/ブランドを踏みにじり食い潰すようにしか見えんのだよ。
どうにも違う、おかしいんだよな寺内くんよ。”プロ”の言に聞こえないんだよ。
昨今ろくでもない日本人が多くて、ワシらにとってありがたくかけがえのない財産な信用がかなり暴落しているので、貴殿の行為が敵対行為に感じるわけだわ。
しっかり”プロ”らしく検討研究し、誠実適切に事業を執ってほしいもんだな。

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