Fusion 360を使えるようになって身の回りの小物とかなんかの不足/補修部品とかは作れるようになって、オシゴト上でも試作物とかホイホイ作っておるわけだけど、趣味的な面ではちーとイマイチでなぁ。
機械とか建物とかの模型モデルを作るには良いのだけど、生物とか、なんちゅうか不規則な曲線があるものというか、そういったもんがどうにも描きづらい。
ほんでBlenderを練習中なのだが、どうもうまくいかん。
いやまぁ操作はOKなんよ。無の状態から打ち出しまで持っていく操作はね。
ただ、なんだろね、センスの問題っぽい気がするわ。狙ったものをサラッとうまく描けない。めーっちゃ時間をかければそれなりにはなるけど、あまりに長期間かかるのはねぇ。
基本ワシが作りたいもんは現物が存在する模型なので、最近増えてきた3Dスキャナとか興味アリアリなんだよね。しかし納得行く性能のものは数十万とかの超高額だし、たとえ妥協に妥協を重ねたとしても数万は出さにゃならずやっぱり高すぎっちゅうもんぢゃ。
携帯端末アプリの3Dスキャナとかも数種あるね。でもコヤツらはガッツリ妥協を重ねても納得いかんし、扱いが難しかったりするのでワシにゃ使えない。
支給いただいたiPhoneはLiDARとかついておるらしいし、可能性はあるとは思うんだがの。
そんな折、ニュースサイトなど眺めておったら”RealityScan“なるものを見かけまして。
iPhoneアプリの3Dスキャナなんだが、やりやすいモノを選んでいるだろうけどかなり良い再現性だし、サーバへのアップロードや公開クラウドへのアップロードが必要っぽいが扱いも大変ではなさそう。
そこでいっちょ使ってみようかね、と思い立ったわけですよ。
気になるのはお代だが、RealityScanはゲーム屋が作っておるらしく”基本無料”的らしい。
どうも1年後に公開クラウド”Sketchfab”の上級ライセンスが切れるようで、多分標準ライセンスじゃどうもならんくてそこで回収されるんじゃないか、って感じ。
でもまーそれなら試す段では金かからんし、気に入っても1年は使い倒せそうなのでひとまずのところは問題ないかなってな。
ほんで本日入れてみた&使ってみた。
まずは椅子を対象に撮りまくってみたのだが、何十枚撮っても情報不足の赤点が減らない。
どうもこれ、通気のためにスカスカの布で向こうが透けて見える状態なのでダメっぽいのだ。
そこで対象変更、
以前打ち出したCM32雲豹でやってみることに。
実はこれも問題があって、RealityScanはマクロカメラが使えない。なのでフレーム一杯にすると画がボケる。
あかんかな、と思ったが、ボケない程度に離れて何枚か撮ってみたら情報データが埋まっていったので出来そう、ということでガッツリ撮影。
で、ちっとばかり面倒なのは周囲の背景だか端末のセンサだか何かしらを使って方向や距離を出しているようで、ターンテーブルに置いて回しながら撮ってもエラーとか言われる。対象物固定でグルグル回って撮りまくらないとならんのでいささか面倒っちゅうね。
ともあれ数十枚撮りまくって待つこと数分、プレビュー上ではデータ不足の赤点なしで全体の形が浮かび上がっているので、ここでSketchfabにアップロード。
ここは結構時間がかかった。10分か20分か程度かかって処理完了、モノを見てみる。
おうっ、思ったより宜しいでないの。もっときったないかと思っておったのだが。当然グリグリ回せる。
あおりの撮影ができるような状態でやれば下の方も良くなるだろうさ。
しかしこの綺麗さ、たんに写真のテクスチャ貼って出来ているように見えますわな。それだと打ち出し用のモデルとしてどこまで綺麗にできているかはまだわからん。
なのでダウンロードしてBlenderで面構成(“メッシュ”とか言うらしい)の状態を見てみましょうね。
うーんうーん、まぁ、う~ん・・・。やっぱテクスチャマジックだな。
いやまぁそうひどくもないよ、他のスキャナアプリよりラクラクだし立派にできておるんだけどさ。そんでもこれを打ち出せるかといえばそらダメだし、これを修正するかといえば手数が多すぎて無から描きあげたほうが良さげぢゃ。
でもアレだ、生物とかだと良い感じになるかもしれん。本物だと動くので厄介なのでぬいぐるみかなんかでやってみたいところではある。