スライサ検討 – 1

ここ数日は多忙なのもあったが、モノを作るのが目的な3Dプリントはせずスライサアプリの検討などしておった。

青半透明なZiaModel V3でDice towerを出してみたのだが、まあまあではあるものの開閉ゲートの柵がヨレヨレで不満。
続いて市政垃圾桶を出してみたのだがこれが大失敗。なんか平面に穴が開くし蓋は欠けるしその他諸々。

んでまずは当初から続いているDice towerの柵ヨレヨレ問題を改善しようとサポート研究をしていたのだが、スライサChituboxに問題があることに気づいたのですよ。

問題は、意図した部分にサポートが付けられない、というもの。

欄干の手すりが垂れるのを防ぐためにここにサポートつけるのだ。

はい、ついたかな。
赤いのは、まぁ多分見切れている足元がビルドプレート外に出ているとかそんなんだろう、ついていればええわい。
いやしかしでも、接触部分が球状になるはずなのになっていないな。

ちょっと拡大しつつ回してみると、

んごふ、どこにもついておらん。
もっと回すと、

こんなところにサポート置きたいわけないぢゃろ、要らんと判断しているところにサポートつけようとしているからってキレてんのか?

んでしゃーなく、既存サポートの間隔を調整してなんとかしようと位置編集をしようとするわけだ。

このサポートの接点を移動するのだ。

んごふ。

話にならんのですわ。

さらにChituboxはまずいことに、サポート関連の操作はUndoが出来ない。つまりこうなってしまうと削除しか出来ないのだ。
追加もできないわけなので結局全削除して自動でつけ直すしか手がない。でも自動では追加したい部分が出る、の繰り返しだ。

どうもサポートが不要と判断した部分の面やエッジが正しく認識できない様子なんだよな。垂直な面にサポートつけようとしても同じくつかない。
これは慣れてくるほど理解してくるほどに宜しくないので、別のスライサ導入を検討しよう、というわけですよ。
Chitubox Proちゅうんもあるが、Chitubox Basicでこの症状なのでProにしたところで解決するとは限らんよね。多分解決せんでしょ。
たとえ解決確実としても、USD169/年という高額なので少なくとも現状は使いたいとは思えん。

いくつかあるようなのだが、その中で割と利用者が多いっぽかった Formware 3D を使ってみることにした。
USD154.95/EUR129.95とリッパなお値段だが買い切りで期日なしだし、30日は全機能を無料で評価検討させてくれるそうなのでやってみっか、と。
オランダ製らしく、EURで買うのが一番安いっぽい。

サポート機能が優秀とのことなので、まずはDice towerに自動サポートを付けてみる。

うーん、欄干にサポートないのはダメでしょ、手すりが垂れるよ。
ちゅーか機能アイコン多いな。使いこなしには30日では足りんかもしらん。
サポート設定の”サンプリング方法”とやらが面のみになっているので、これを”クリースと面”にしてやり直してみる。クリースってのはエッジ部分みたいだな。

おっ、いっぱいついた。
手摺部分にはChituboxより1本多くついたな。
追加や編集には問題は見当たらない。面やエッジを認識しないっぽい動作はなく、どこにでも思ったように付けられる。
モデルそのもののいじくりとサポートいじりはシームレスで、サポートに関してもしっかりUndoが効く。こうでねぇとな。

ではまずこれで出してみるかな。最後まで出すとやたら時間かかるのでせいぜい1000層目まで、ということで。

プリンタ機種は選択肢にあった。樹脂はPhrozen品はプリセットされていたが、今回はZiaModel V3を使うので設定打ち込んで登録した。
下中央の警告は、タワー左右の基礎板がはみ出しているからだな。印刷されなくても別に構わん部分なので、このままスライス。

そうそう、初回起動から日本語だったのでそのままここまで日本語でやっていたが、上のモデル画面キャプチャの下中央にあるようにリアルタイムの注意や警告は文字化け、懐かしの豆腐になる。
これは繁體中文でも同じ。多分簡体中文もだろう。他の言語は知らんが多分英字以外の言語は全部豆腐が出るんじゃないかな。
他にもいくつか豆腐なところがあるし、説明等の一部はそもそも英文しかない。
これはせっかくの注意警告を無視する習慣が付きかねないし、どうにも見苦しいので設定で言語をEnglishにした。

300層くらい打ち出して一時停止して見てみたら、サポート切れまくりで全く形になっていない。サポートと成形物の接点が切れるのがよくあるパターンだが、そもそもサポート自体が切れているところも多い。
あーまー実は思ったんだよね。Chituboxのデフォ設定と比べて全面的に細いのよ。
んで、設定項目がちょいちょい違うのだが設置されるサポートを見て確認しつつChituboxでの成功例に合わせてサポート全般の設定を修正、同じく300層あたりで一時停止してみると、今度はOK。
さてここから検討本番だな。ということでDice towerは時間と樹脂を食いすぎるので検討モデルを市政垃圾桶に切り替えて今朝から打ち出し中。今約半分なので14時頃には終わるだろう。

カテゴリー: 模型 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です