買ったばかりで目下楽しくて仕方ない3Dプリンタ、失敗含めて6回打ち出してみたがなんとなく失敗するときのポイントが掴めつつある感じ。もちろんまだ”ならばどうすれば良いか”まで分かっちゃおらんので失敗は続くだろうけどな。
まぁ、失敗例を含めて記憶記録しておくのが宜しかろうな。
というわけで、昨日夜に出来た”立ちHanako”の出来栄えを以下に。
スライスデータの設定は、chituboxで 70%縮小、仰向けに回転、Zリフト高 5mm、サポート設定 中間 の密度20%で、他の数値全てデフォ、+すべて で自動サポート付加で手編集なし。
出来上がりはこちら。
ええ感じじゃね? 指先まできっちり再現出来ているし頭髪の先もビシッとシャープ。
でもね、失敗はしているんだな。
腕とか足とかなんか凸凹しているし、尻と靴の踵はサポート成形途切れでフラットスポットが。
サポート途切れはなんだかね。もっと太いサポートにせんといかんのかねぇ。でも他のサポートは問題なくて、3本だけダメだったんだよなぁ。
踵は何故か両足とも同様にサポート途切れ。なんでかねぇ。
あと、なんかやたらテカテカ。水着だか下着だかの境い目も前面に比べて不明瞭だな。
背面は成形時に下になる部分で、もしかすると2次硬化時に仰向け10分うつ伏せ10分とかやったのがよろしくなかったかもしれない。回しながら照射とかするべきなのかも。
やっぱり完成後のサポートの除去はちっと大変。まず先に板についていた平らの部分を切除して、それから本体側の細い棒部分を切るのが良さそう。
でもサポート部分はニッパーで注意しつつ切ってもちょっと残るので灸や拔罐の痕みたいに残る。削ったり磨いたりするのが面倒になるのでサポートは減らしたい。でも失敗は台無しなので失敗しない最低限を探りたいが・・・
それと、細かい部分のサポートはホント最小限にすべき。右手に3本サポートが付いたのだが、除去時に中指折れたわ。
やっぱりこういうもんは立位のまま、時間かかるのは諦めて打ち出すべきなのかもな。
こんな具合でサポートも毛先と指に集中してだいぶ減るし。
まぁでも初日のものとしてはなかなかの出来なんじゃねぇかな、と割り切って、次は本命の馬を出すぞ。
コレね。コレも3Dモデルはもちろん戴きものだ。
コレをきれいに打ち出したい。
1時間前から成形中だが、1500層の5時間半コースだ。日が変わってすぐくらいまでかかる。反省会は明日挙げることになりますな。
なおこの馬の次は、ちょっと試しにもう一度人形フィギュアをやりたいな、と。
馬と同じところで戴いてきた、”Ranni”ってのをやってみたいのだ。
実はデータはこの1時間ですでに作った。
激ムズ鬼畜ゲームメーカとして知られるFromSoftwareの”ELDEN RING”っちゅうゲームの主役級キャラで、腕4本の半神様で魔法使いなんだと。全然知らん。
でもめっちゃ細かいっしょ。これがきっちり出せるのかやってみたいっしょ。
この通り、サポートも手の間に1本と帽子の先の垂れ下がりに1本以外はすべて底面だし、Hanakoの尻みたいなことにはなりにくいかな、って。
このRanniは、2種のレジンでやってみようと思っちょる。
本体と同時に買ったレジンがすでに半分切ったこともあって、高精度レジンと水溶性レジンを1本づつ発注したのよ。
高精度レジン使うとどのくらい高精度になるのか、やってみたろうと思いまして。
あー、レジンは別に1回毎に使い捨てってわけじゃなく、残った液は固まり始めるまでは何度でもつかえる。
但し茶こしで濾さないと、成形不良で液中に残った滓がつかえてステージ?成形品が張り付く板が1層目の高さまで下がりきらず異常が起こる。
コーヒーフィルタや紙の茶こしも使ってみたが、粘度が高すぎて濾せないので金網茶漉しが宜しい。日本では見た記憶が無いが、台湾ではそこいらでよく見る目の細かい網茶こしね。
今までは余計な失敗を避けるために残った液は都度固めて捨てていたので消費が早かったが、今後はそれほど減らないはず。
まぁUV感度はかなり高いので、何日もとっておいたりは出来ないだろうけど。