真 鱔魚意麵

タウナギ、鱔魚は台湾や華南ではよく見かける。うなぎとかついているが生態的にはドジョウっぽく形態的にはウツボや蛇っぽいわな。
捌いた生状態の身はそらもうものすごく真っ赤で全く魚っぽくない。強いて言えば牛肉に近い色か。割とグロな見た目である。が、まーこの色は血なんだろうな、加熱すると赤みはなくなるので食う段ではそうグロくはないんだけども。

かなり以前に高雄で高雄人の知人に連れられて鱔魚意麵で食べたが、全く美味くはなく臭みが強くて以後全く食べたいとは思わなかった。
しかし最近できた台北市での飲み仲間が台南人で、
「台北でさんざん鱔魚を食べたがどこも美味くない」
「いや鱔魚はうまいもんじゃないんでは?」
「何を言うか鱔魚麵うまいだろ」
「いやいや高雄で鱔魚意麵食べたが美味くなかったで」
「はー高雄は不味いのか、台南には旨い店があるがな」
「ほーワシそもそも『美味いもの揃い』とか言われる台南だが美味いもの食べたことがない気がするわ」
「なんだとそりゃいかんぞ、次回南部に行くときにゃ必ず呼び給い、我こそが美味いものを案内したるわ」
「おぅそりゃ是非に。んぢゃ次回は清明節に台東経由で台南行きますわ。」
というやり取りがあって先日台南に行ってきたのだ。

先述のやり取りの通り当初は台東1泊台南1泊で行ってこようと思っておったのだが、出発予定前日の4月1日に”台東での武漢肺炎発症者は0、そのせいあってか12万人観光客殺到”なんつうニュースを見て、こりゃいかん発症者のいる台北新北から行くわけにはいかん、と中止、4月2日に台南1泊のみの南部行きに変更したのだった。
まぁあれだ、天気も良くなくて東部の道程も景色を楽しめそうにはなかったしな。

んで4月3日、遅めの11:00板橋區出発、17:30台南市到着。まぁ特に変わったことはなくいつもどおり。

まずは宿泊の手配だが、今回はドミトリーだが同室客がいないというNTD500のところに決定。

きれいだったし、ドミ部屋独り占めなので広くて快適であった。
まー実は朝5時に一人入ってしまったのでそれ以降出発の8時まで3時間は独り占めではなかったんだけどな。

場所ははるか以前に泊まった場所から徒歩5分くらいの場所。

赤崁樓も久しぶり。入るのは有料っぽいので今回も入らず外から眺めるだけだが。

さて件の飲み仲間と合流し、台南の美味いものを紹介してもらうぞ。
まずは近場の戽斗米糕で、勧められた米糕と四神湯、加えて我が希望により花枝煎。
米糕といえば筒で型とって味付き米を蒸すアレだが、こっちの米糕は魯肉飯と同じスタイルの、

台南の米糕 引用 : https://blog.xuite.net/maverick007/01/42623292

こういうのだった。
北部各所と同じ筒スタイルもあるそうだが、コレが一般的らしい。
で、コレが美味かった。かなり脂っこいがそれが良い感じだ。
四神湯はハトムギなしのなんか見た目簡単なもの。味は良いのだが。
案内してくれた飲み仲間が言うには「まー手抜きである」と。
花枝煎はまぁ普通。なのだが蚵仔煎にしてもどうも北部で食っても美味くなくてな。やっぱり南で食うのは美味いわ、もやしとか入っているしタレが合うし。北部のタレはどうもなぁ、ハズレが多くて辟易。

続いてメイン、飲み仲間イチオシの鱔魚意麵。

店はこちら、品味。
まずは乾炒鱔魚意麵をいってみた。すでに米糕をいっているので小碗をもらって2人で1つ。

ぬ、記憶にある高雄で勧められた鱔魚意麵とだいぶ違う。
まずこんなに具がなかったはずだ。特に緑色とか間違いなくなかった。麺の色も違うな。麺自体を味付けして具と合わせている。
それと重点、鱔魚に臭みがない。コレはイケるわ、これが本物の鱔魚意麵か。

んでここで、飲み仲間が言うにはあんかけが好きだしあんかけのほうが美味い、というので思い切って汁麺のものもいってみた。確かにあんかけのほうが鱔魚に合うかも。乾炒でも十分美味いけどな。

以上、ではなくて更に安平古堡近くの同記安平豆花で竹炭黑豆豆花を食す。
コレも美味かったが、米糕や鱔魚意麵ほどの旨さではないな。

以上で食い物巡りは終了。2人共オートバイ移動なので酒とかなし、宿に戻って解散。
翌日は8時に出発。

2度めだが安平古堡を訪問、裏手の搦手門から眺めてみる。
ここも有料だし入ったことはあるので今回は外から眺めるのみ。

あとは休憩以外特段どこによることもなく板橋區へ帰還。

いややっぱ台南にも美味いものはあるな。地元民の案内は強いわ。

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