昨日外出から戻ってきたところ、郵便受けに破れかけの紙が入っておった。
出してみたら、郵局からの”郵便物取りに来なさい通知”だった。
あぁ、ドイツに出荷した製品だろうなぁ。
調べてみたらやはりドイツだった。どうもドイツは今年頭あたりからダメで、頻繁に”UNCLAIMED”をつけられて戻ってくるのだ。
しかし怪しい。いつもUnclaimedだが、海外調達に慣れているマニアがそうそう受け取りに失敗するとも思えん。
基本、大英帝国系の国は郵政がダメなのはわかっていたが、ドイツやフランスは比較的できている印象だったんだけどねぇ。
なお、郵便ではUSはかなりしっかり。英連邦以外のアジア圏は割としっかり。大陸中国もかなりしっかりしておる。
ま~今回もどうせ毎度おなじみのUNCLAIMEDだろうと思いつつ調べてみると、コレは9月25日にHamburgに発送したもので、3週間経っても着荷せず応答なしとのことで購入者から問い合わせが入った件だった。
コレ自体は、
「半年ほどドイツ内での(国際)郵便配送状況が悪いようで、不在&保管期限内の受け取りなし、との理由での返送が頻発しているので、再発送は避けてキャンセルか他の手段での出荷を検討いただきたし」
として、バカ高くなるが厳密な記録が付きFCAでも出荷者からの押しが効くDHL/Fedexでの再出荷にご理解をいただき送料として追加USD50を頂いて出荷、着荷を確認済み。
もとの送料がUSD8なので、USD58の製品に総計同額USD58の送料を戴いているわけで恐れ多いんだが・・・
さて、ドイツでどんな記録がついているのか見てみよう。
ドイツの郵便はDeutsche postだが、DHLが取り扱っているのでDHLで調べることになる。FCA出荷だしワシも会社もドイツの者でないので直接の問い合わせはもちろんできないが、書留番号で検索してみると、
うひゃ~、こりゃひでぇや。
宛先がHamburgなので、おそらく10月10日から10月12日の間に配達を行い、不在なりなんなりで持ち帰ったのだろう。
それはまあよしだが、10月13日には出荷元への返送手配をしておる。こらダメダメだろ。
昨年までは、ドイツにも2週間位の保管期限があるのは確認済み。こんな短期間でUnclaimedをつけるなどありえん。
ドイツでは”バカンス”で3ヶ月イタリアに遊びに行く、とか常識的当たり前なので、2週間じゃ短すぎるくらいのもんで。
さらにだ、宛先先方はしっかり受領に備えていたとのことだが、不在通知的なものなど一切なしだったそうな。
DHLにも連絡してもらったが、「受取人に問い合わせの権利なし」と切り捨てられたとか。なんだそりゃ、「FCAでもあり出荷者に問い合わせの権利なし」としておいてそれじゃ、つまりやりたい放題じゃねぇか。
コレだとアレよね、
『メンドーだから”配達に出たけどいなかったから持ち帰って再配達要求もなかった”ってことにしてUnclaimedつけて返しちまえ。』
とかやりやがったんじゃないかとか疑ってしまうわ。
なお、こういった返送があると相手先国からの返送料を請求されるので結構な損失になる。
ドイツからだとNTD500くらい取られるので、往復送料NTD800くらいが丸損である。
返送されてきた製品もそのまま再出荷はできないので、新品に再生する手間も必要でそりゃ結構なもんなんさ。
困ったね、ドイツ宛ては至急なにか問題ない出荷方法を考えないとなぁ。
・・・ってもちろん結構前から考えてはいるんだが、良い方法が出てこないのよ。
そうそう、困るのはもう一つ。
最初の写真の通知書にある通り、平日はそんな時間に郵局なぞ行けないから土曜午前中が唯一のチャンスだが、昨日まで来客対応+通常業務でダウンして今日は引き取りにはいけなかった。ダウンしなかったとしても郵局で目当ての貨物を探し出すのに1時間待たされることはザラなので、かなり時間が割かれるのも困るところだ。