MBP 問題等まとめ

2年半前の購入以来SDカードドライブ認識不良とそれに伴う起動問題に苦しみ続け、長期間預けることになっても勝負をかけてしっかり直すべしとしたMBPだが、2017モデルへの交換とまたも出た初期(設計)不良問題の結論から1ヶ月、まぁ・・・まぁなんとか選定時に求めていた利用はできるようになったようなのでここで詳しくまとめておこうと思う。

詳しく、と言いつつながらまず大まかには、Boot Campはマトモじゃない。フツーのところでは、やはりMacなんちゃらはMac OS/OS X/macOSで使わにゃならん。残念ながらそれでも完全に正常とは言い難いんだが。
なので事務作業やMac OS/OS X/macOSのアプリで完結できる業種業務ならOKだが、例えば例として回路設計とか金型設計とかはダメですな。そういった業種でMacなんちゃらを使っている者は信用ならんとすべきか。まさに某信頼筋が検討時に仰せだったとおりで面目無いわ。
MicrosoftのファウンダがMBP愛用、とか聞いた覚えがあるが、それは大組織の上層部だから事務作業でOKっちゅうことだろうな。Boot Campを使ってはいないんだろう。

[SDカードリーダ不良 & 起動問題 なし]
2年半続く問題の端緒であるSDカードドライブ認識不良とそれに伴う起動時間クッソ長問題は、こりゃスッキリ完全に解決。
そらそうだな、だって2016年モデル以降SDカードドライブが無いんだから。

[非発光Appleロゴ]
2015 Earlyで困った”パネルバックライトの透過で燦然と光り輝く欠けリンゴ”は、無事発光しない銀リンゴになったので助かる。
スタバでドヤ顔もできるというものさぁ。爺だししないけど。

[軽量化]
薄くなったのは別に利はないが、軽くなったのはありがたい。2015 Earlyはかなりズシッとくるからのぅ。
しかし他社同等品に比べりゃまだ重いわね。なんとかならんのかね。

[Bluetooth (HID) 問題]
SDカードドライブを諦めこれで重篤な問題はなし、となるべきなのだが残念そうはいかぬ、2017ではBoot CampでのBluetoothがおかしく、マウスがペアリング直後の一瞬しか動かない。
2015 EarlyでもBluetoothはおかしかったが、アレはホイホイ接続が切れるというもので、コレとはちっと症状が違う。まぁモジュールが違うからな。
しかしマトモに使いこなせていないことはどっちも同じやね。一応、macOS上ではホイホイ接続が切れたりはしないようなので多少進歩したか、と思わせたところでのBoot Campでの致命的異常。やってくれますなぁ。
Boot Camp利用者は同じくコレ出くわすと思うが要注意、イヤな常識だがAppleに状況を知らせると「Apple製品じゃないマウスが使えないとか言われても云々」とくる。で、ほならApple製マウスなら動く/動くよう保証してもらえるかとうっかりMagic Mouse(2)とか買ってしまうと当然ながら同症状出ますんで。保証はされても返品払い戻しに応じる程度で動くようにはならんので、手間と時間を費やすだけだし「Windowsが悪いWindowsが悪い・・・」と愚にもつかぬ言い訳聞かされてムカッとさせられるだけっすよ。
今ワシがやむなく使っているUSBドングルBluetoothレシーバもだが”アジアの猿ども”が数多激安の正常動作するモジュールを出しているわけで、Windowsが悪いなんぞの言い訳は”超絶優秀な御御ヒト様”であるところのAppleのダメっぷり自慢になっておる。

[Boot Camp/”起動ディスク”問題]
起動時キー押しで代用できるので重篤というわけでもないが、
– macOS 10.12 : macOS上でBoot Camp領域が認識できない
– macOS 10.13 : Boot Camp上でmacOS領域が認識できない
こういう面倒な問題もある。
こんなことになっているせいで、切り替えが面倒なのでmacOSの利用頻度は非常に少なくなったわ。
後述するが、起動時に表示等何もないところに2017は起動音すらなくなったので、起動時キー押しのタイミングが掴みづらくてmacOSへの切り替えは気後れするんさ。

[Touch Bar]
MBP 2017でウリの機能となっているっぽい”Touch Bar”、コレは良いところもあるが基本使いづらいケースが多くて総合的には宜しくない。まぁそんな予感はしていたが。
まず、面白い。要は縦がうんと短いタッチパネルなんで、好き放題の表示と機能が実現できますからの。
それと、わかりやすい。機能そのままの表示に対し直接アクセスできるわけだし。
しかし、そのアプリに慣れている人は今までにショートカット等覚えきっているだろうし却って使いづらく制限が増えることになる。
それと、タッチパネルだから触れたら押した扱いになるのでうっかり指を置けない。Boot Campでファンクションキー表示を標準にしているのだが、よくF1に触れてしまってHelpを出されてしまったりする。困る。
それと逆に、手袋等静電式タッチパネルが反応しないものを使っていると操作できない
ワシの場合、製品の最終組み立てで綿手袋して個装しつつ製品シリアルを管理表に入れていく作業があるがその際にファンクションキーが反応しなくてムガーッとなること多し。
Touch Barなしモデルが良かったんだよなぁ。でもTouch Barなしモデルは処理能力低くなるからダメなんだよなぁ。
あ、でももう一つTouch Barのメリットがあったわ。
スリープ復帰等でキーボードバックライトが消えたままになることがあり輝度調整で点灯する、という症状が2015 Earlyでも2017でも出ているが、実際に真っ暗環境で使う際にコレが起こった際、Touch Barは発光しており見えるので輝度調整ポチッとで復帰できる。物理ファンクションキーだとわからんで困るでな。
しかしこのメリットも、本質としては”スリープ復帰等でキーボードバックライトが消えたままになる”を改善せぇよ、っちゅうことではあるんだが。

[USB Type Cのみ]
外部へのUSBポートが全てType Cなのは相当に困る。
一応、USB PDでどのポートでも充電できるという利点はあるが、Magsafeの方が良かったのぅ。
通信コネクタとしては、やっぱ時期尚早。とかく何をするにもType C to A変換が必要でウザいわ。

[起動音なし]
あの”じゃ~ん”な感じの起動音、綺麗サッパリなくなっておる。
ただでさえなんの表示もないし、起動オプションのキーを押すタイミングが掴めなくてまいるわ。
電源断からの起動ならまだOK、電源キーを押した直後から押しておけば良いのだが、再起動のときとかいつからオプション対応キーを押せばよいやら、ねぇ。

[自律電源On]
電源断状態でクラムシェルトップを開けたりACアダプタ接続すると起動する。
コレはどうなん、伝統の表示類一切なしに加え起動音すらなくなっているし、あたしゃかなりの余計なお世話機能だと思うんですけど。電源キーがTouch IDと同一なのだが、低耐久とか質の悪いメカスイッチを採用していてそれをごまかしているのか、などと疑ってしまったりする。

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この1ヶ月余りの結果としては以上かな。
キーストロークとタッチの違いは、案の定慣れた。特に問題なく使えておりますぢゃ。なんちゅうかこの”プチプチ感”は気になりはするがな。

まー欠点は多いものの、ともあれこの1ヶ月超でオシゴト用PC関連で周囲から文句を言われたりすることはなかったので実用レベルにはなったと言えましょう。
コレでようやく事始めか。やはりここからあと5年は使い倒したい。
さてそうなると、AppleCareをどうするか。
Bluetoothや領域認識の問題はいつ解決するか完全不明のまま残っているし、内蔵バッテリは1年程度で要交換のはず。実績もあるしエラいアホが「バッテリは膨張するもの」とか言い切っているし。
となればAppleCareは買っておくべきだが、NTD8600はかなりのお値段でなぁ。だいぶ処理能力がキツくなってきたR&D用デスクトップの中身を刷新出来てしまう額だわ。
まぁ最長あと10ヶ月悩めるので今すぐの決断&出費が必要なわけではないんだけどな。

ところでこのAppleCare、日本だと”AppleCare+“となっていて購入日から30日以内の決断を要するのね。
過失や事故による云々、がついている以外は内容に大差なさそうだが。30日で決断期限切れって、短すぎねぇ?
比較的軽微な外観的破損の際、後づけで購入されて利用されてはかなわん、ということなのかも知らんけど、ここ数年の東京行きで見たところ裏だの表だのすっごいヴァリっヴァリのビビだらけで使っている人も多かったので、AppleCare+廃止でAppleCareにするとか両者併売するとかしても良いんじゃないかと思うんだがなぁ。

蛇足だが、Office 365のプランも日本と台灣で違いがあって、ウチのような零細な専門業種にとって使いやすいプランを探ると台灣のプランのほうがだいぶ安い。
なので台灣(専用?)プランで使っているが、インターフェースその他もろもろ一切の言語はあらゆる言語が選べるので、日本で規模が近い同業の方々は支払いの手段があれば日本以外の地域のものも検討すると良さげよ。

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