おでん2017冬季

室温も概ね23℃を下回るようになり、なかなかに快適。まぁでもまだたまに扇風機を使いはするんだが。
そんで唐突におでんが欲しくなった。

日本にいた頃は”おでんも鍋料理なのだから冬以外に登場の機会はないものだ”などといわれまたそういうものと思っておったが、ココでそんなこといっていては年間通して登場の機会はないわけで、こっちの者は時期を問わず鍋食うしワシもそうで夏でもおでんはやったりするので冬っぽくなってきたから、というのはあまり関係なさそうだが、まぁ1年近く離れているせいかねぇ。

最近は紀文モノを切り捨て地産練り物でやる手法が固まってきているので1食単価は高くないし、やりますか。

材料調達はすべて近くの露店市場で。
まずは大根・じゃがいも・昆布・揚豆腐を調達。今回からは圧力鍋が使えるので大根もすぐにいけるものができるであろう。圧力鍋があるってことで強気に芋も調達。
こんにゃくがすぐに見つからなかったので止め、代わりに昆布を。昆布は切って結ばれたやつがあるので楽々だしな。

続いて練り物屋。

まだ紀文廃止から3,4度目なので、手法が固まってきたとは言ってもまだ手探り部分はある。
今回もやや考えつつ5品種ほど調達、さらに茹でうずら卵も。

帰宅後早速用意だが、早速ちっと問題。
じゃがいもを圧力鍋で煮ると、表層1枚剥がれた感じになりそれが粉っぽく崩れて汁への影響が大変よろしくない。メークインのようなしっかりガッツリしたものじゃないとダメだ。表層が剥がれる感じなので面取りなどは対策にならぬ。
ワシにゃ見た目でしっかりな芋を見極める力はないので、芋は圧力鍋にはかけず煮込みで入れるべきだな。となると初日は固い&味が入らずダメということになる。

あとは大きな問題はなくおでんとして満足に出来たのだが、向後のためにいくつか小さな問題等を記しておこう。
なお記さなかったものについては”特筆するほど良くもなく記すほど悪くもない”といったところで、基本入れたほうが良い。

カットちくわ

標準サイズを斜めに切ったちくわだが、コレは煮込みですぐに味が抜けてしまい食べるときに美味くない。
食感も硬めで良くないので、他のちくわを選ぶべき。

ミニちくわ

短くコロコロしたちくわ。コレは紀文ちくわ代替として申し分なし。
切る手間がないぶん紀文ちくわよりもラクでもある。

昆布

汁に昆布だしをしっかり使っておけば別に入れる必要はない。食べる段では出し殻なせいか別に美味くもない。
まぁ、色味的に入れるのはアリか。しかしそれもこんにゃく入れれば済みそうだが。

カニカマ天

ごぼう天がなくやむなく代打で入れたカニカマ天だが、コレは当たりだ。
煮込んでも味が残るしっかり構造だし、同じシリーズのイカ天より美味い。

いつもの”三好流”だが、今回はかつおだしを使わず昆布だしのみでやったのはちと失敗。汁単体での味がいまいち。
翌日以降は練り物からの味と馴染んでまとまったが、ここはしっかり昆布+鰹(+α)の混合だしにすべき。
あと、塩は必須だろうな。思うより多めで。まーやっすいし、普段パスタ類で山ほど塩使っているわけだし、使っときぃや、と。

煮込み初段

最初から煮立たせず緩く汁が動く程度で煮込んでも練り物の味が出てこない。
一度はしっかり煮立つくらいまで持っていき、練り物類が膨らんでから火力を落とす等しないとまとまった味にならん。

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