開きも開いたり2ヶ月以上エントリ無し。
いやはやとにかく異常な忙しさで、たとえとかじゃなく本当に寝る間も食う間もない状態なのだわ。
食事は9:00-22:00のどこかで1日1食、入浴は3日に1度が精々、睡眠は不定期に平均1日3時間、という感じ。
薄汚ねぇわ臭ぇわ奇妙な痩せ方だわで、外に出ることも出来ず出るのは犬の散歩のみ、それも深夜で週に2回程度。
そんでも仕事の都合で、3月と4月にそれぞれ1回ずつ、東莞と成都に出かけた。その間だけはヒトらしい生活は出来たんだが。
というわけで本拠台北にいる間は基本的に仕事しかしない状態だったので、挙げるネタもないわけだな。
しかもこんな状態じゃ当然体が持つわけがなく、ぶっ倒れたりもしていたのでますますエントリどころじゃないわけで。
一応、これら2回ずつ2カ所の大陸出張をごく簡単に記しておくかな。
まず3月下旬、東莞 → 成都、という工程で出張。
東莞では、依頼していた内容が全く出来ておらず行った意味なし、というのが正直な感想。
まぁでも所詮大陸、予想はしていたので新プランを作っておいたのでそれを置いてきた。
その新プランは”これを原案として開発・設計をして欲しい”というものなのだけど、まーまた完全コピーで何も考えていない案が来るんだろうな、という覚悟もしておく。ホント今の中国一般企業は使い物にならんわ。
足がとにかく疲れるので足按摩に行ったんだが、東森新聞台にもワールドワイド版があることを初めて知った。
“東森新聞ASIA”というらしい。NHK worldwideと同じだな。
NHK worldwideと同じように、あれほど頻度は多くないが「放送権の都合で映像が出せません」が起こる。NHK worldwideよりましなのは、全画面暗転とかじゃなく画面の一部(とはいっても70%くらいだが)をマスクしているだけなのでまだ見やすい。
ところで今回、香港には入境せず船で大陸(蛇口)に直行した。高いけど便利だな。イミグレの時間がかからないしスタンプ押されないし。
台湾に住む日本国籍としては、スタンプが押されないことは利点が大きい。台湾入出国ではスタンプが押されないので、10年パスで増補や10年内更新が要らなくなるのはかなり大事。台北 → タイ → 東京 → 台北、なんていう”八”面倒なことをされて1ヶ月とかパス無しになるのは大問題だ。
でも、桃園の第一には今、自動ゲートが無くてスタンプが押されるのが問題。早く自動ゲートを入れて欲しい。切実に。
成都では視察とかしてみた。このときの印象ではまぁソフト開発拠点としては使えそうな感じ。
食事とかは特に不自由しなかった。四川は辛い、と評判だが、実際のところ見聞きするほど辛くはない。でもすごい”麻”だ。山椒がすごくて口の周りとか舌とかすごいビリビリだ。
見た目は結構すごい。
そこらの露天で買って食った麺のつゆ。真っ赤ですよ。
辛さは他の地域、ぶっちゃけ広東の深圳や東莞ですらこれより辛い。でも、”麻”味がそりゃもう強烈。
そういえば深圳から成都の国内フライトで、3時間出発が遅れた。全く中国国内便はまともな時間に飛ぶことの方が少ないな。
で、11時搭乗予定が結局14:30搭乗になったのだが、12:30頃に搭乗ゲートで弁当が配られた。
見てくれが悪いのは台湾も同様、中華圏の特徴なんだろう。それはあまり気にならない。が、ウインナーそのまま入れるのはおかしいだろ。台湾ではやらない。
味は、・・・かなり最悪。なんで皆こんなの喜んで食っているのか、と思った。台湾でこんなの出したら却って怒らせることになりそうだ。
3種類あったようだが、どれも同じようなもの。あと個人的に困るのが、老若男女問わず、ほぼ全員が床だの椅子だのに食い散らかしながらぺちゃぺちゃぐちゃぐちゃ口を開けながら咀嚼するアレ。結局人のいないところに逃げて欧州人っぽいじいさんの隣でサンドウィッチとカップ麺食った。
あ、帰りの便ももちろん遅れたぞ。でも香港経由だったので香港での待ち時間が少なくなったのみで済んで助かった。
4月中旬の行程は、成都 → 東莞、という逆の順番。
今回の成都は7割観光で、深圳在住の友人も一緒だったのでいろいろ観光した。パンダ基地も行ったぞ。
前回は行けなかった火鍋も行った。
この缶、飲み物じゃなくて油が入っている。つけだれを作るのに使うのだ。
味はやっぱり、見てくれほど辛くはないがとにかく”麻”。山椒が山ほど入っている。同行の友人は深圳在住だが台湾人なので、中央の辛くないところ(清湯)だけ使って食べておられた。
それと、成都ではよく兎を食べる。頭の丸焼きとかあって見た目強烈。耳が取られていて、猫くらいの大きさで鼠みたいな歯。すごいぞ。
味は若干鶏肉っぽい。蛙っぽいとも言える。まぁ美味いっちゃうまいんだが、蛙や雀同様、骨が多くて食べるのが面倒。というわけでワシは積極的に次も食べたいとは思えない。
続いて東莞。
こっちは完全に業務。だが、前回同様結果は期待はずれ。ダメだなぁこりゃ。
今件はコンサルティング案件なのだが、結局このNG連発を持ってウチも契約打ち切りのような感じ。非常に無念。一度失った信用を取り戻すには30倍くらいの良結果を出さないとならないのに・・・。
しかし、東莞では業務以外では結構面白かった。
台湾元の闇両替がえらく良心的で、公定レートとほとんど一緒で手数料込み! 台湾内の銀行で買う人民元よりずっと得だ。
もうね、長安に行くときは台湾元持ち込んだほうがよござんすわ。
足按摩屋でやってもらった耳掃除もすごくよかった。あと、その日胃の調子がすごく悪かったのだが、ツボ押しみたいなのをしてもらったら一気に楽になった。
この行程、台湾と香港の往復はやむなくCXだったのだ。
機内のサービス品質とか乗客マナーはいつもの最悪CXだったのだが、機材は更新版だった。
エコノミーでもフットレスト。快適。
USBコネクタ。
パワーバンクも使い切りバッテリ残量がやばかった携帯電話を充電できたぞ。
以上、2度大陸に渡ったわけだ。
で、行くたびに体調崩して帰国後にぶっ倒れたりした。異常な多忙で弱っていたということもあるだろうが、どうもやっぱり大陸の気候風土は合わないんだろうな。シドニー・上海・台北、と3カ所候補があった移住先に台北を選んでおいてつくづくよかった。
わたしも成都がすきです。
内陸で物価、人件費はそんなに高くないし、重慶よりも環境がいいと思います。
結構よい大学もあるのでまさしくソフト開発に使えそうです。
福永・蛇口からHKG行きの快船は120HKDの空港利用税の払い戻しがあるので
帰りはバスよりこちらを優先に使います。
湾区様こんにちは。
> 内陸で物価、人件費はそんなに高くないし、重慶よりも環境がいいと思います。
空気も、良くはないけど比較的良いほうで、食べ物はOKで緑地が他地域より多いことも好印象でした。
ただ、地元の人々の言葉が台語以上に分からないですが。
火鍋は重慶が本場とされているようですね。街の火鍋屋のほとんどが”重慶”を掲げていました。
人口もあり学府もありなので、工業園区の電力とネットワークが安定していればよさそうでした。
住宅も安価なので、監督者を駐在させる負担も比較的少なそうでした。
> 福永・蛇口からHKG行きの快船は120HKDの空港利用税の払い戻しがあるので帰りはバスよりこちらを優先に使います。
今行程の1回目で初めて香港機場 -> 蛇口の快船を使いましたが、早いし香港に入らずにすむのは実に良かったです。
大陸行きでは高くなりますが時間が大きく節約でき、帰りは仰せの通り払い戻しで陸路行程(バスなど)とほぼ同額なので、今後は快船での大陸出入りが主になりそうです。
2回目行程では福永から香港機場に行ったのですが、福永の混みっぷりと碼頭周辺の荒れ地っぷりに驚きでした。
今後東莞行きが多そうなので、時間が合いさえすれば福永のほうが利用頻度が高そうなのがなぁ・・・。地鉄でにじり寄るのもちょっと面倒だし・・・。