またも転居

今の住居、初日より階下から騒音苦情が来ている。
以前ここに挙げたような気になっていたが見つからない。特筆すべきこともなしとしてあげていなかったかな。
内容は、とにかく音を出すな、ということ。
– クローゼット引き戸の開け閉めをするな
– 歩く際に足音を立てるな
– 犬に声を出させるな
と、始め1年半はこんな内容。
クローゼット開けるな、は無茶だろ。まぁそんでも本来の用途である衣服収納はせず、使用頻度の低いものを入れるようにした。
足音に関してはスリッパ素材と歩き方に注意して改善。したつもり。
犬に声を出させないのは余裕。元々鳴かない。呼び鈴押されると鳴くが1, 2度吠えるだけなのでそこは許容戴こうと。

そんでしばらく経過、数ヶ月に1度くらい同内容で苦情が入るが、周囲の話では「外国人だし仕方ない」だそうだ。
つまり自分の生活圏に外国人がいると嫌なので排斥したい、ということらしい。ま、さもありなん。
やがて苦情の内容が変わる。一点集中で、
– 犬の足音・吠え声がうるさい
これになった。
吠え声、って。蚊のなくようなキューンというもん以外、ワシですらこいつの声なぞどんなもんだか覚えとらんぞ。留守中の監視カメラでも動きもせず寝てばかりで、いびき対策用のアプリを使って音反応で録音を仕掛けても他の音で録音されているだけだし。それに声なら階下より先に隣人から来そうだが。
とりあえず足音に関してはあり得るので、爪をマメに切り靴を履かせたりして対策。体重も15kgで老体で駆け回ることもないので、少なくともワシの歩行と同レベルにはなっている。

しかし、昨年末の黒子犬一時預かりで大いに苦情が増加。増加ったってその階下の方だけだが。
黒子犬が居なくなってからはしばらく無しだったが、最近突然連日苦情となった。
やむなく急遽特力屋に出向き、床全面に防音マットを敷き詰め。案外な量が必要なもんで、120枚ほど入り用だった。

ところがその数日後、またも苦情。
こりゃもうダメだ。本当に騒音が酷いなら床を底上げして防音対策するくらいのレベルにせんと。しかし自室から階上の音を聞いてみても普通の音レベルなので実は構造を変えてもダメなんだと思う。
やっぱりワシの存在自体の問題なんだろうな。階下で記録した騒音の記録、というものも見せられたが、玄関ドアの開閉で在宅時間を察し、そこから何かでっち上げているようだし。犬の吠え声の時間、というものを見てみても、該当時間はワシはMail対応中で犬は熟睡中で吠えてなどいない。
この苦情は書面できていて先方ももはや一刻の猶予無し、としているようなので、翌日管理員からも「注意するように」といわれた。
あーた鳴かない犬に対してどう注意するのさ、歩行音も思いつくこと全てやってダメなんだからもう入室もできなかろう、といっても「私は知らない、伝えているだけだから」なんだよな。まぁ委託業者だしそうだろう。
管理員としては「注意しろ」と警告することとそれに対しワシに「了解しました注意します」といわせることがミッションになっているようでどうにもならん。解放してくれなくて出勤もできないので、「やりようがない以上、今夜からここには入らないようにする。」と告げ、ようやく解放。

さて、寝る場所無くなったぞ。どうすべぇか。

日本在住の頃から、住所不定のジプシー生活を余儀なくされたり、警察や役所に追い立てられながら生き抜いたりなどしてきたので、まー実は寝る場所がないくらいそんなに重要視していない。
しかしだ、当地では外国人だしかなり目立つ。やはり並の生活をしておかないとまずそうではある。

そこで出勤後、現スタッフに相談。ひとまずオフィスの一角を住居として新居決定まで使おうと企んだのだな。
オフィススタッフ2名の許しは得られ、早速問題(とされている)の犬と寝具を運び込む。
昨夜で2晩過ごしたが、最初は帰りたがっていた犬もようやくなれた様子で、周囲から変な興味を向けられることもない。これで新居決定までは過ごせそうだ。
ということで、今日これからいろいろ荷物を移動だ。冷蔵庫の中身とCATV移設が面倒そうだな。

今までの住居はとても気に入っていたので非常に残念、心残りだがやむを得ぬ。
屋主殿にも連絡し、状況はご理解戴いた。
新居については、理想は便利で気に入っていてオフィスも近いこの近隣なのだが、屋主殿は林口と五股にも貸し物件候補をお持ちとのことで、そちらにかなり興味アリ。
台湾の貸し物件では什器の故障などメンテナンスが必要な際に屋主に連絡してその手配で実施することになるが、旧居屋主殿は海外居住なこともあり手配をワシに任せてもらえるので非常にやりやすい。
五股などは近いイメージだし、魅力的に思えるぞ。

そんなわけで、直近1回、早急に1回の計2回の引っ越しが決定。
移住以来、同じ場所に2年以上居られたことがないな。もう十分慣れたし、1カ所にしっかり落ち着きたいですのぅ。

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またも転居 への7件のフィードバック

  1. さんた のコメント:

    おしさしぶりです。
    久々にコメントさせていただきます。

    僕も、台湾に来て5ヶ月。
    今、新北市板橋区にずっと住んでます。

    最近、区内で引越ししたんですが、
    階上の部屋の音がよく聞こえます。
    深夜の大喧嘩と改装工事の電気ドリルの音。
    ものすごいですよ(笑)
    ベランダで大声で話してるし。

    台湾に限ったことではないのでしょうけど、
    マンションやアパートは
    壁と床が薄いのか、排水菅の位置が悪いですよね。

    職場で寝泊りは大変だと思います。

    良い新居が見つかるといいですね。

  2. Pote のコメント:

    さんた様こんにちは。

    > 今、新北市板橋区にずっと住んでます。

    ワタクシ東京都板橋区生まれで新北市板橋區在住であります。
    江子翠站付近、便利でどうにも離れたくないしスタッフたちもオフィス移転に反対しております。
    しかし周囲の日本人からは「治安悪いし不便だし何だってそんな最悪の地にわざわざ住むか」と笑いものでございます。
    私の目と経験では彼らの住まう台北市のほうがよほど治安が悪くて不便でゴミゴミで空気悪いわけですが。
    ま、接触はほとんど無いので構いませんが。

    > 深夜の大喧嘩と改装工事の電気ドリルの音。
    > ものすごいですよ(笑)
    > ベランダで大声で話してるし。

    これは近隣にも影響が行っているでしょうし、マンションであれば近所を巻き込んで管理組合、そうでなければ近所を巻き込んで地域の里長や警察に相談すれば解決できると思います。
    騒音と臭いには条例があるのでいけるでしょう。
    私も以前の三重在住のころ、居室ベランダに階下からロケット花火を打ち込むふざけた輩を退けたことがあります。

    > 壁と床が薄いのか、排水菅の位置が悪いですよね。

    日本在住の頃はそういう物件に当たることも多かったのですが、台湾移住後は幸い当たっておりません。

    > 職場で寝泊りは大変だと思います。

    居留区と事務区を分離もできる割と良い環境なのですが、少ない欠点は、
    – 洗濯物を外に干す環境がない
    – バスタブがなくシャワールームのみ
    この2点です。

    新居はやっぱり江子翠で見つけるのが理想的ですが、最近はここいらも高いのでなかなか困りものです。
    まずは自分の給料を上げたいところで。

  3. さんた のコメント:

    東京都板橋区のご出身だと、地名だけでも親近感湧きますね。ロケット花火は通行人がいてもお構いなしなことも多いので、路上でも危ないのにベランダとは。僕も洗濯物困ってます。ホントに干す場所がありませんね。キッチンも小さいので使いにくいところが多いですし。僕は亜東医院の近くに住んでいるのですが、あんまり治安の悪さは感じません。パトカーの音はときどき聞こえますけど。まだ、先は見えませんが、日本語教師として働くことになったので、がんばろうと思っております。

  4. りまと のコメント:

    お久しぶりです、新居探しお疲れさまです。
    ウチ、大晦日に10人ほど来客があった際に言われました、時間遅かったのでこちらの不注意ですが。
    前住国では住宅内の深夜の騒音に対しては警察を呼んでもいいくらいなので慣れてはいますが
    一歩外に出るとあんなに騒音だらけなのに、住宅内の音にはわーわー言うのが不思議。

  5. Pote のコメント:

    さんた様こんばんは。

    > ホントに干す場所がありませんね。

    雨の除けられるベランダがあることを半ば条件として今まで選んでおりました。
    今はオフィスに居座っている非常事態なので例外的でして。

    > あんまり治安の悪さは感じません。

    彼らの言など先入観100%ですから。台北市のごく一部しか知らぬようなもんの言うことを気にしても詮なしです。

    > 日本語教師として働くことになったので、がんばろうと思っております。

    長く住む、或いは永住なら日本語教師は便利なので、良いと思います。

  6. Pote のコメント:

    りまと様こんばんは。

    > 新居探しお疲れさまです。

    実は全く探しておりません。余裕が皆無でして。

    > 一歩外に出るとあんなに騒音だらけなのに、住宅内の音にはわーわー言うのが不思議。

    厳しい地域なのですね。
    今まで住んできた各地では、騒音を取り上げられたことがありませんでした。
    一応今回は『題材』としては騒音になっていますが、同ビル住人の話からも騒音はでっち上げで実質は外国人排除なので当てはまらないでしょう。
    当地での文句は、中文では何というのか失念ですが『相手が馬を下りる前にすべて言っておけ』という内容のことわざに基づくそうなので、個人的には自覚がなければ最初の1度めくらいは根拠のないものである可能性も持っていて良いと思っています。

  7. とおりすがり のコメント:

    >今の住居、初日より階下から騒音苦情が来ている。
    私台北駅近くに1年近く住んでますが、外の道路の騒音や上階の男の歌声とギターとたまに奇声が聞こえます。
    でもそれを逆手にこちらもテレビ、洗濯などで騒音出してますがお互い様とほったらかしです。台湾はアパートの壁も薄いし、騒音に多らかで気にしなくても良いのかと思ってましたが人によってはそうでも無いんですね。

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