らあめん

一昨日までさかのぼるわけだが、3/5の帰宅は27:00、翌3時であったのでした。
今の通勤は市内横断なので大いに汚れるわけで風呂には入りたい。疲れ果てたし湯につかるか、ということで 帰りにサウナなど寄るのであった。
サウナはNTD400と高額ではあるのだが、この時間では陽明山を上っても入湯できなさそうなのでそれで。

で、浸かってクールダウンで新聞を見ていると、台北站2階にできた微風廣場フードコートに『花月』があることを発見。
東京周辺の方はなじみ深かろう花月のラーメン。品川・五反田・上野・横浜・無職各勤務地で行ったものである。台北でもあるならやはり行ってみねばなるまいて。

そこで早速、昨日3/6の夕食として台北站Breezeへ。

新しいだけにかなりきれいだ。
どうやら系統別に(ざっくりと)エリア分けされているようでございます。

牛肉麺エリア

ここは牛肉麺。

洋食エリア

洋食エリア。テナントが入りきっておらず未完成とされている。
洋食ったって、寿司と日の丸なんかの写真もある。まーこちらでゴリッと2種に分けりゃ中華とその他だろうから、さもありなん。

カレーエリア

日本でカレーと言ったらカレーライスが筆頭だと思うが、こちらでは台湾カレーのせいかカレーライスが好きな人は希少なので、皆カレー鍋やカレー麺を食べている。
なお、台湾人にカレーライスの話をすると概ね渋い顔をするのだが、日本流カレーを食わせると大喜びすることが多い。

さて本題の花月。

行ってみますと、そりゃもう大混雑ですよ。しかも日本のラーメン屋と違ってレストラン造りなので長居する人が多いわけで、はけない。

日本にいたころも名店ラーメンに参列して待つ、ということを嫌っていたのでやめようかと思ったんだが、うまそうだな、と思った上海湯包館は一人で入るようなところじゃないし、入ったら1食単価が高くなりすぎる。築地屋なる日式料理屋も、NTD300払うなら和食食いたいのでパス。蘭州拉麺も気になったがやっぱ牛肉麺であろうのでパス。カレーは自分で作らないとうまくないor法外な価格なのでパス。わざわざここまで来て台湾/中華ってのもなぁ。
ということで、意を決して登記、待つことに。

待つ間に食うものの目星をつけておく。
ラーメンそのものはやはり基本の『大蒜拳骨拉麺』で。ほか、サイドメニューにコロッケだの日式餃子だのがあるのだが、今回は鳥から揚げを選択。鳥から揚げなら外さないだろうと思ったんだな。
あとは、戴いたコメントに返信など打ったりしつつ待つ。ここのHSDPA接続、快速で快適だったわい。

で、飽きてきたころに店内へ案内される。外から見えなかったが一応少人数用カウンター席もあった。

調味料系

これらはすべて日本同様ですな。

しかし、日本では有料であった生搾りにんにくが無料だったので、戴いてみた。

やや長めに待つことしばし、まずラーメン登場。

大蒜拳骨拉麺

にんにくゲンコツらあめん。NTD160。卵やのりなど詳細はともかく見た目は同じですな。

味のほうはというと、こちらも日本同様でした。いやよかった。
しかしこれでは台湾の方々にいわせりゃ「しょっぱくて食えない!」の代表格でしょうな。
実際、スープを一口飲んで『秘伝のタレ』を注ぎ込んだところ、隣に座っていた小姐に「なんだこの奇人はっ!」って感じで睨まれ、わずかに距離を置かれてしまいましたとさ。

ところでなぜか台北市内でしか見かけたことがないのだが、こういう麺を食べる時に皆様超犬食い。なんでだ? 都市部の上流階級では犬食いがトレンドなのか?

そういえば、カウンターテーブルもそれに合わせてか高い。犬食いには向いているだろうが、犬食いを徹底的に矯正されたワシにゃ高すぎて食いづらいぞ。

麺がなくなる頃、鳥から揚げ到着。でもこれは・・・ハズレ。鶏肉がうまくない。なんで台湾で鶏肉を外すんだよ! しかもNTD120もの高額だし。夜市など町中の野良売りから揚げのほうがずっとうまい。

勝手に原因推測 :
– 調子に乗って鶏肉も日本から輸入しちゃった。
– 売れねー。あ、古くなっちゃったな。まぁ食えるしいいか。
– ふっ、絶対売れるさこれは。激安材料でぼったくっとけや。

もーこんなから揚げ絶対食わんわ。ラーメンだけで十分だ。
ラーメンのほうは大いに満足。やっぱり1.5杯は水を飲み、冬でも食べ終わってから汗が出るようなスープじゃないとね。あと、麺がgdgdなのも禁止。

ということで帰宅し、トロステーション見て就寝。
就寝のときまで腹に残っていてややもたれた感じだったが、それはそれで歓迎だ。

オマケ写真、華陰街にて。

島津、あるいはホロセ

島津家参上、ですか。

そういえば鹿児島弁がああも外国語なのは、距離や幕府への対抗のほか、鉄砲技術の流出を防ぐ目的があったらしい、と台湾人から聞いた。そうかそうやもしれん。津軽弁がああも外国語なのもそんな感じだったりするんかな。

なおその台湾人の知識源は、元エロゲームメーカー筆頭であるKOEIの作品によるものであるとか。
またまたそういえば、ワタクシPS2を買った時KOEIの『戦国無双』なるソフトを買った。
容姿が近代的で、ぶっ倒れた女性キャラクタがパンツ見せたりするのだが、元エロゲームメーカーとしちゃ甘いな。

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らあめん への13件のフィードバック

  1. Tora-n のコメント:

    ・肘をつく
    ・器は持たない

    犬食いしかないのだと思いますよ。中華圏には。

    私も日本では肘をついて飯を食うような人が視界に入るだけで不愉快な人間なので、台湾人みんなが肘をついて食ってる中で、日本人的にお行儀良く魯肉飯食ったりするようなひねくれものです。

  2. tsubamerailstar のコメント:

    おお、凄いな。福岡は撤退しちゃいましたよ。(汗)

    >麺がgdgdなのも

    台湾ってこういうのが好きなんでしょうね。牛肉面とかも、ぬるい作りなのは半分くらいでうんざりしますが、客家料理の板條は中々でしたな。

  3. 樹林 のコメント:

    こんばんは。
    日本語世代がいる伝統の台湾人家庭に犬くいということを絶対禁止になりますが、学生さんが学校で昼食するときに蒋介石連れてきた中国先生たちが皆犬くいとして食事する様子を見ていて、ついてこの中華圏の悪質面を学びました。
    外省人が集まった都会エリアに外食をしたら赤他人の前にこのような食べる方法を礼儀よくない罪悪感とか羞恥心が全然思わなくなりました。
    普段には犬くいを嫌いげれど、麺類を食べたら僕すら茶碗のサイズによってこの悪習を慣れます。不幸中の幸いは内にほとんど和風食器の特有の厚手のビックサイズの茶碗が一個も持っていません。テーブルマナーを考えれば重すぎた茶碗を避けたほうがいいのを信じますから。
    ところで、日本人ならビックサイズの茶碗を使っていたラーメンを向かっていれば、あまり腕力がない女の子とか子供たちはどうすればいいですか?

  4. Pote のコメント:

    Tora-nさまこんばんは。

    > ・肘をつく

    おおこれは! 我が家の近所のよく行く魯肉飯屋に、両肘付いて顎を突き出して、魯肉飯を掻き込みつつ斜め上のテレビを見ているおっさんがいました。
    「あー呆けとるなぁ」という印象。
    そういえば日本の食堂では、まさに飯を口に運びつつテレビを見る、というケースを見たことがない気がします。噛みながらとかはあるけど。
    台湾では、まさに運びつつテレビ見てる人は多いですね。

    > 私も日本では肘をついて飯を食うような人が視界に入るだけで不愉快な人間なので、台湾人みんなが肘をついて食ってる中で、日本人的にお行儀良く魯肉飯食ったりするようなひねくれものです。

    私は肘付きは本人がダメっぽさをアピールしているだけだし、と割り切れるのですが、隣や前で口を開けて咀嚼されると逃げ出します。日本でもそうだったのですが、台湾では非常に高確率でそういうヒトなので困っておりますです。

  5. Pote のコメント:

    tsubamerailstarさまこんばんは。

    > おお、凄いな。福岡は撤退しちゃいましたよ。(汗)

    うまくて人気な地場ラーメンがあると経営しにくい系やもしれませんなー。やっぱ博多で博多ラーメン食べてみたいな。

    > 台湾ってこういうのが好きなんでしょうね。

    スパゲティつくって出したら大不評だったことが幾度かあったしなぁ。麺は柔らかくて汁っぽくないとダメらしいですね。

    > 客家料理の板條は中々でしたな。

    あーあれはなかなかイケますねー。
    勤務先の近くにも板條屋(他のものも有るけどうまくないので板條屋と認定)があるので行きますが、なぜかベトナム料理として出しています。フォーだ、と言いたいのかも知れんけど。
    ミーゴレンと客家板條を製法上混ぜたようなモノになっているのですが、これもこれでなかなかイケます。でも絶対フォーではないと思う。

  6. Pote のコメント:

    樹林さまこんばんは。

    > 学生さんが学校で昼食するときに蒋介石連れてきた中国先生たちが皆犬くいとして食事する様子を見ていて、ついてこの中華圏の悪質面を学びました。

    なるほど。過去数多く挙げた『悪いところを(略)』ですね。残念でございます。
    台北中心部でしか見たことがなかった理由にも合点がいきました。

    > ところで、日本人ならビックサイズの茶碗を使っていたラーメンを向かっていれば、あまり腕力がない女の子とか子供たちはどうすればいいですか?

    丼(どんぶり)、を使うときの話ですね。
    まず、古来、丼という食器は庶民の食器で、正式な和食の食器ではないようです。昔から、どんぶりを使う人は肉体労働などをする男性となっていたので、女性や子に縁がないものだったと思います。
    この場合、左手で丼を持って食べるのが普通です。非力で持てないことはないので問題ないわけです。

    中国発祥で日本で出来上がったラーメンは、古いものではありません。そのため、同じ『丼』に入っているのですが、その大きさと形が違います。ラーメンどんぶりは、基本的には左手で持ち上げません。押さえる程度です。
    一般に成人男性の場合、日本では『麺をすする』(台湾では、義太利麺のTVCMで良く見る、あの食べ方)ことが許されていますので、箸で口まで持っていってすすって食べるのが普通です。
    ただし、スープを撥ねさせてはいけません。難しい印象があるかもしれませんが、そう難しくもありません。幼いころから慣れている日本の者はほぼ例外なくできるでしょう。

    ラーメンは上品な食べ物ではなかったので、元は女性や子供がラーメン店に行くことはあまりなかったのです。
    しかし今はそんなことはないので、それなりの食べ方ができています。

    女性の場合、あまり威勢よくすすることは上品でない、とされることも多いので、そういう場合には『れんげ』を使い、補助します。
    そのため、ラーメン店のれんげは大き目にできていることが多いです。
    子供の場合、より小さな椀を使うこともあります。小椀に移して食べるのです。その過程で熱くなくなる、という意義もあります。

    諸外国の方にはすする食べ方は難しいと思うので、日本でラーメンを食べる時にはれんげを使うとよいかと思います。
    台湾の場合、義太利麺のTVCMを見る限りすすることができないわけではないようなので、すすって食べてみてほしいと思っています。
    日本のラーメンはスープが熱いですが、この食べ方なら熱くても食べられるので、意味がないわけでもありません。

  7. 樹林 のコメント:

    ご丁寧な返答をありがとうございます。(m^?^m)
    なるほど、れんげの作用はこれですよね。この前にずっと美学の考えたのを改正しまいました。
    ただテーブルマナーの角度から話していて、
    普段の台湾人家庭が麺をすするということを向かっていればほとんど許さないのです。

  8. Pote のコメント:

    樹林さまこんばんは。

    > なるほど、れんげの作用はこれですよね。この前にずっと美学の考えたのを改正しまいました。

    ラーメンやうどんでは、ただの湯匙ではなく麺を食べるのにも使います。
    日本の食事では『必ず両手を使う』というルールもあるので、それに合わせやすいということもありますね。

    > 普段の台湾人家庭が麺をすするということを向かっていればほとんど許さないのです。

    やはり箸とれんげの併用が良いでしょう。小龍包を食べるイメージで。
    義太利麺TVCMではみなすすり込んでいるのに、やや不思議であります。

  9. Tora-n のコメント:

    >そういえば日本の食堂では、まさに飯を口に運びつつテレビを見る、というケースを見たことがない気がします。

    言われてみれば確かに。
    犬食いすることで、片手は完全に自由で意識する必要がない、口と器の距離が近い、ここらへんが理由なんでしょうか。

    >隣や前で口を開けて咀嚼されると逃げ出します。

    それは日本人でもちょっと悪い癖の人がいるのですが、日本人にほとんどいないのがやはりゲップですね。音を控えようとする様子が全くないゲップがここまで気になるとは、台湾に来て初めて知りました。

    あ、紹介されていたので、件のラーメン屋行ってみました。
    どうも味が薄いような感じがして、やはり付属のタレをかなり入れたのですが、日本でもあの味が標準なんでしょうか?

  10. Pote のコメント:

    Tora-n様おはようございます。相当な早さですねぇ。私はこれから出勤でございます。

    > それは日本人でもちょっと悪い癖の人がいるのですが、日本人にほとんどいないのがやはりゲップですね。

    ゲップが好まれるといえば本場はやはり中国にあり、と思いますが、身近にそれを超えるものがおります。
    そやつは常にゲップしているのでありますが、まぁゲップも材料が必要なわけで、食後3時間もするとガス欠が起こるわけですな。
    朝食は出勤後に食っているので午前中は補給の必要なくゲーゲー出るわけですが、午後は15:00くらいになると出なくなるわけです。
    するとしなくなるかといえばさにあらず、飲み物食べ物を買ってきて胃にガスチャージし、元気にガーガーしております。
    出るから出す、ではなく、出すこと自体が目的というのは中国でも見なかったなぁ。
    ちなみに彼奴はそのほか指の皮を噛み千切っては床に吐き、鼻ほじり用に小指の爪を伸ばしているパーフェクト華人でございます。

    > どうも味が薄いような感じがして、やはり付属のタレをかなり入れたのですが、日本でもあの味が標準なんでしょうか?

    私の行ったときには日本同様でした。
    同じ店でも温度や味の濃さが違うことは、メジャーの翔太や味千でも良くあるので、それに当たってしまったかも知れませんねぇ。
    ラーメンに限りませんが、美味いと思った店でも人に紹介しづらいのは、こういう味が一定しないところですね。常々機会があるたび、いつも同じ味を再現できなきゃ人を連れて来られない、と言っているのですが。
    今回もアンケートに「この味を変えないように」と書いておいたのですが、ダメなのかなやっぱ。

  11. Tora-n のコメント:

    そのような人は「ゲップ腸(中文表現失念)」なる臓器を持っていて、そこに経口でエネルギー源を供給すると、生命維持に必要なエネルギーを発生する代わりに、控えようのないゲップを出すと蘋果日報が報じていました。いや、リンゴ日報など実は一度も読んだことありませんが。

    思い出しましたが、ラーメンのお供に白飯を注文しましたが、これは現地人には「ご飯をご飯で食ってる」ように見えていたのかも・・・

  12. Tora-n のコメント:

    あ、どえらい早朝に起きていたのは、昨日新哺で(先週行ったはずなのに)こっぴどく道を間違えてしまい、延々一時間以上歩いたため、宿に戻ったところでこてっと意識を失い、うっかりあんな時間に目を覚ましてしまったせいです。

    おい、台北捷運。地図は全部北を上にして書け!!

  13. Pote のコメント:

    Tora-nさまこんばんは。

    > そのような人は「ゲップ腸(中文表現失念)」なる臓器を持っていて、そこに経口でエネルギー源を供給すると、生命維持に必要なエネルギーを発生する代わりに、控えようのないゲップを出すと蘋果日報が報じていました。

    なんと! 愛読の蘋果日報が言うのならきっと詳細な図説つきっ!
    なるほど、”がーちゃん”装備では致し方あるまい。

    > ラーメンのお供に白飯を注文しましたが、これは現地人には「ご飯をご飯で食ってる」ように見えていたのかも・・・

    関東人にとってのたこ焼きライス状態ですね、きっと。
    移住間もなきころ、「餃子・鍋貼を食べても白飯が欲しいと思わなくなったらいよいよ台湾人だ」といわれたことを思い出しました。

    > おい、台北捷運。地図は全部北を上にして書け!!

    地図ってなー主に土地勘の無い人のためにあるのに、常識を破っちゃ役たたずですねぇ。
    地図とは無関係ですが、私は幾度かバスのせいで数時間歩かされております。

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