先日の尾牙でみっごと40インチテレビをぶち当てたわけですが、とりあえず自宅配送の手配となったまま休暇期間突入。
休暇ったって、フツーに営業日である日本からくる仕事もあるし、ブログシステムぶっ壊れてくれているので全然休み感覚はないのだが。
で、今日も普通に7:00起き。まずはブログシステム復旧を、と作業していると電話が。
「これからテレビ配達したいんですが、在宅ですか。」と。
おっ、来たね。
「OK、すぐ来たまい。」と答えて待つことしばし、Sonyジャンパーを着たにーちゃん到着。巨大梱包だが軽がる一人で抱えてきましたよ。
ブツはソニーのKDL-40W3100なるもの。日本にはないモデルで、オーストラリアとかに出ているものらしい。箱書きから推測するに中堅モデルかな。後述するが欲しい機能にチョイ足りない。
着いたとはいえこんなモノに現をぬかしていては休暇が取れるかどうかも覚束ない。というわけでまずはブログ復旧に血道を上げる。・・・が、結局どうにもならん。というわけで新サーバーで新システムを後悔することにしたので、バックアップだのシステム転送だのバックアップ差し戻しだの、待ち時間たっぷりとなるので夕方から開梱して使ってみることに。
そう、前の写真に本体の梱包のほか小箱がありますね。
これ、”DIOGITAL TUNER”などと書かれておる。
なんだそりゃ、このテレビチューナー入ってねーのかよ。そんなもんただのビデオモニタじゃねぇか、などと不満を持ちつつまずこのチューナー開梱。で、CATV出力をつないで設定しようとすると、何と”No signal”ですと。
どういうこっちゃこやつ、いきなりぶっ壊れてんのか? と怪しみつつもテレビ側のマニュアルを眺めてみると、こっちにもVHF/UHF/CABLEという入力端子付いているのだな。
よくよく調べてみると、このチューナーは『デジタル制御のチューナー』ではなく『デジタル放送のチューナー』なのだった。超イラネーし。・・・あっそうか、でも現状デジタル放送じゃないとFull HDが生きないのだな。だから標準添付してるのか。
しかしうちでは南港在住のときにほとんど使わなかった実績があるし、デジタル放送を契約する予定は皆無。というわけでこのチューナーはお蔵入り。
ほんでもって部屋を片付け置き場を作り、ひとまずテレビ設置。
設置は簡単よ。ガタイの割に軽いし、CATV線と電源線をつなぐだけだし。
で、早速ON。
なんで緯來日本のドラマかと申しますと、最後にあるであろうスタッフロールを見るため。
しかしこのドラマ3話くらいまとめて流していまして、スタッフロールまでに2時間くらい要したぞ。
で、ついに見れたスタッフロールは早い上にあっという間に終わっちゃって写真なし。
結果は、『やっぱ残像対策なしかよ』。
ソニーだと『モーションフロー』なる残像対策機能があってしかるべしなんだが、箱書きにない。ならば非搭載であろうかと。
しかしまぁ字が読めないほどでもない。だから積まなかったのかも知れんが。しかしモヤッと感はかなりあって、文字スクロールが来ると違和感がある。
ただ、昔(今でもか?)巷間で言われた「液晶テレビはスポーツ中継に向かない」なんてことはない。
サッカーボールの柄まで見分けなきゃいかんわけでもないし、投擲前加速中のハンマー投げのハンマーを目で追う必要もなかろう。つまりそういうことをしない限り問題ない。
個人的にはさほど気にしていない液晶パネルは、『ソニーパネル』を名打ったS-LCD製品。
S-LCDってのは要するに韓国SAMSUNGだな。ソニーが資本出して作った合弁会社だそうだ。
SAMSUNGの液晶は経験がないが、FL管やイメージセンサは使ったことがある。SAMSUNGってなんかいつも奇矯な方策をモジュールに組み込むのが常套なようなんですわ。そんなもんがあると使いこなしに悩むことになるので、ソニーとしてはその奇矯なファンクションを避けるためにS-LCDを作ったのかと邪推してみる。
パネルにせよなんにせよ、モジュールはがっちり使いこなせないとまともな製品にならないからね。液晶パネルでいえば、シャープ亀山パネルでもゴミセットメーカーが使えばダメダメになるし、ゴミパネルでも一流セミプロ(プロは性能外のことを考えるからダメ)が本気になればトップクラス製品に比肩しうると思うのである。
コントラストはめっちゃ高いようだ。十二分。ほぼ真横やほぼ真上から見ても十分。進歩したもんだなぁ。
ちなみに3年前に買った安物PCディスプレイ(ViewSonic VA902)と比較すると天地ほどの差。ViewSonicはアメリカの会社だがその成り立ちのせいか台湾AUOと非常に関係が深く、VA902もAUO製。
さて、ついでにパネルをルーペで拡大。
各画素が”<“な形ですな。
我が古くて乏しい記憶によると、サムスンならこれはS-PVAなるVAパネル最新型。改良版VAパネルであるPVAにマルチ画素を加えたもの。確かに以前のVAパネルからは全く別物になってますな。
さて、個人的にとても気にしている画像表示制御。上で華々しく『使いこなしが重要』とのたまっているわけでそのキモだし、旧来480iで使うのがほとんどだし、重要だと思い込んでおる。
こやつには『ブラビアエンジンEX』なるものが入っているらしい。ブラビアエンジンプロが良かったんだが・・・まぁ自分で買ったわけじゃないしぜいたくは言えまい。
『ブラビアエンジンEX』は『ブラビアエンジンプロ』の廉価版のようである。見た感じ、機能は『まあまあ』。実際に使う環境である3mほど離れた場所から見るとかなりきれいっぽくて見やすいのだが、至近で見ると結構もやもやしている。まーこんなもんかな。
しかし試しにこの間買ったプレイステーションを使ってみますと、これはすごくキレイ且つ見やすい。うーん、チューニングがテレビ向きになっていないような・・・。ひょっとするとどこかに設定があるのかも知れん。
最後にごく個人的な感想。
そもそも16:9のテレビを使うのが初めてだし、液晶テレビも初めてなんだが、16:9では横に伸びた画になり、4:3表示にすると左右に無駄な部分が出るのが気に入らない。
横への引き延ばしは、中央は維持してエッジに近い所ほど延ばす機能があるが、これを使ってもなんかね。この機能を使ってもう少し変な感じを減らすには、ワシにゃ200インチはないとダメだと思う。
40インチったって視野の一部しか占めていないのに、エッジに近いほど延びるってのはなんちゅーか、画に囲まれた感じになるべきなのに正面の一部に集約されているからへん、って感じかなぁ。
ま、こんなことは云っても詮無きこと。こういうもんでしょう。やがて慣れるべ。
そうだ、ちょいとオマケ。
「プラズマは焼きつきがあるが、液晶は焼きつかない。」とかどっかで聞いたことがあるが、普通のユーザーにとっては、こりゃ焼きつきだろ、的症状が起こることはそこそこありうる。
参考にたとえば上記にちょっと登場のうちのPCディスプレイ、
Webブラウザの跡がくっきり。焼き付きっぽいべ?
しかしこれは別に焼きついているわけではない。プラズマの場合は輝度劣化によるムラで起こる焼き付きだが、これは電圧で角度が変わる液晶に癖がついてしまっている状態。ほら、紙を折ると折り目がついて戻らない、あんな状態だと思いねぇ。
で、絶対非推奨だが実は直す方法がある。
ドライヤーとかでこのへんを手頃にあっためてやるってぇと、液晶ってくらいで軟化しまして元に戻る。するとまたキチンと動くようになるわけですな。但しあっため過ぎれば再起不能になりかねないので絶対非推奨。