2日目。彰化市-台南市-高雄市の行程です。
昨夜食欲があまりないまましっかり食べたせいか、朝から腹7分目な感じ。
朝食は放棄し、9:00に出発してしまいました。
今日もまた雨。しかも昨日(台北朝10:00)より強い。
昨日同様蛍光色カッパで出発です。
今日のルートはまず鹿港へ向かい、台17線で海沿いを南下し、台南で台1線に戻って高雄市を陥れる、という方針。幸いナビの方針とも一致し没問題。
このナビ、Bike Modeでルート検索すると機車専用/優先レーンがある道を選びたがってくれるということを発見。わりと使えるやつですなぁ。
出発時点でのナビ殿の所要時間予測は6:40。この通りに着いてくれると、ちょっと早めではあるけどちょうどいいなぁ。
今日もまた交通量が少なく、非常に気分がよろしい!
今日は大きな都市部は台南と高雄だけだったので、終始こんな感じでございました。
雨のほうは鹿港手前で上がってしまい、鹿港に差しかかると晴れてきたので早速着替え。
その後も快調に走り続け、あっという間に雲林。
雲林手前で、西濱快速公路と並走します。汽車専用なので入れませんが。できればこの西濱快速公路を使いたいなぁと思っていましたが、これだけすいてると使えなくてもいいかな。
台西を過ぎたあたりから、貯水池の多いエリアになりました。
もうね、地面より水面のほうが多いんじゃなかろうかってくらい池だらけ。
中には、釣り堀として開放しているものもありました。
何が釣れるのか聞いてみると、何と海の魚が釣れるのだとか。これ、海水の池なのか。
少ない陸地も、田圃になっていました。塩害とか大丈夫なのかな。
台北縣や新竹縣では刈り取り後でしたが、こっちはもう田植えされてるんだ。
確かに体感上もかなり暑いです。気づきませんでしたが、このあたりが北回帰線です。もう熱帯に入ったってことか。感慨深し。
台南縣ももう目前、布袋に入ったところで燃料レッド手前。給油のために立ち寄ったスタンドで、水ボトルをもらいました。こりゃ有難いっすね。
引き続き走っていると、市街でもないのに何やら大量のクルマが止まっている場所が。ちょっと目をやってみると、
山だ、白い山。ちょっと立ち寄ることにする。
塩工場の観光施設でした。山は塩です。全部塩。
しかし、のぼっちゃいけないって書いてあるけどみんな登りまくってますな。
まぁこの柵もあんまり強硬に禁止しているようには見えないが。
ちなみにこの塩、風雨にさらされてかカッチカチです。確かに転んだりすると危ないな。ガラスの破片に近いようなのもあるから切れるかも。請小心。
で、布袋を過ぎるとついに台南縣!
この”台南”って名前がいいやね。ついに南部にきた、って感じで。
さてここでちょいとナビ設定変更。周氏蝦捲に行くのだ。
周氏蝦捲はtw_dot_com先生の推奨もあるし、会社の同事たちも一様に台南ではぜひ食べるべしというので、寄らぬわけにはいくまい。
時間も13:00。腹も減ってきたしちょうどよかろう。
台南に入って、ちょっとだけサプライズ。
台湾では250C.C.を超える二輪大排気量車は、運転資格のほか別途許可申請が必要で、おまけに値段も超高額。さらには税金も桁外れなど、ハードルの高い贅沢品。こういう風景はあまりないのです。
台南からはバイクレーンも広がって非常に快適。
そして30分後、台南市の周氏蝦捲到着。しかしですな・・・
すげぇことになってます。
日本でも1時間待ってうまいラーメンを食うとかしないつまらない人間だったのでこれはきっついなー。
ところがですよ、この周氏蝦捲はもう1軒あるのだ。ともかくそっちに行ってみましょう。
orz、こっちもか。
しかしせっかく来たんだしということで中をのぞいてみると、どうやら持ち帰りしている人も多い模様。5分ほど眺めてみると、列の流れもそれほど遅くない様子。思い切って並びましたよ!
そして20分後・・・
炸蝦捲と魯蛋。
お味のほうは、確かにこれはうまい!『プリプリッ、的口感』です。台湾在住者しかわからんネタで済まん。
魯蛋もいけましたよ。黄身の割合が多かったので鶏卵じゃないと思う。
蝦捲も堪能したし、再出発。
台南市街を抜け、少し行くとついに高雄市!
市街地をしばらく走って15:00、ホテル到着であります。
でもなんか外観が怪しい感じなんだよなぁ。入り口ドアは目隠しっぽい細かい白線が入ってるし。
チェックイン中も、『休憩やってる?』という方々も来てますます怪しい。休憩はやってない、と断られてましたが。
まー怪しかろうとここしかなかったんだしどうでもいいや、ということで期待せず部屋に行ってみると、
何だこりゃ!別室があるぞ!バスルームも広い。
これで値段は台北のコダックより安いんだからすげぇなぁ。
荷物を置いて、飲み物を買いに外に出ると、このホテルの元駐車場・現廃車廃材置場があり、そこに看板が。『休憩NTD600より』。
なるほど、だから『休憩やってる?』が来たのか。もとラブホテルってやつだな。
台北コダックも元ラブホテルで現在ビジネスホテルだし、安くていいところを探すには狙い目なのかも。
ここで昨日とちょっと違うことが。今日はシリイタイ病が出ていないのですわ。こりゃ慣れたってことかな。シートや運転姿勢はかなり快適なので、昨日はまだ体が馴染んでいなかったのかもしれない。
さて一息入れたところで観光開始。
元東京都民として興味があった愛河に行ってみましょう。
愛河は昔ドブ河だったのを浄化成功したらしい。東京の川と同じですな。
テキトーに愛河と思しき方向に向かうと大当たり。河口付近に公園があったのでそこを回ってみることにしました。
ちょっとだけシンガポールのマーライオンパークっぽい。
『愛の船』という愛河周遊船が出ているらしい。
で、公園内をぶらぶらと歩いて行くと、
これ、乗馬クラブがやってるらしい。
この馬たちの馬運車と思しきトラックも発見。
騎馬警官隊もあるのか。どこにいるんだろう。
公園の端には露店街も出ていて、ミニ夜市状態。
ここ、妙に日本流を謳っていますが、売っているものはアメリカンドッグ。
日本人はアメリカンドッグが日式だとは思っていないと思うぞ、名前以外は。まぁでもカレー・ラーメン・ナポリタンと同じことか。
さて続いて夜市に行ってみよー。
ホテルにあった観光地図では、六合夜市と新興夜市の2つがすぐ近くにあるらしい。というわけでまずは新興夜市へ。
ここはアパレル系が多いようです。今回は食事も兼ねての夜市参りなのでさっと流して六合夜市へ移動。歩いてすぐです。
何となく台北の夜市とは雰囲気が違うように感じる。なにが、かはわからんのですが。
まずはこんなの発見。
えぇ?台南度小月擔仔麺が高雄に露天開いてるんすか?ほんとですかいな?
tw_dot_com先生より『六合夜市の担仔麺は×』と体験談を戴いているのでパスですがね。
続いてこれ発見。
台北にもチェーン店でこの料理の店があります。結構うまい。
しかし高雄出身者によるとこの料理は南部が本場だそうで、この安田大サーカスのクロちゃん風のおっちゃんにひかれてここで食べてみることに。
なんたって読めないので、
『小さいの1杯。麺なしで。ここで食べます。』
と頼んでみたら、無事狙ったものが出てきましたよ。
出来立てほかほか。湯気までばっちり写ったぞ。
見た目は台北で食べたのと大体一緒。匂いも同じ。スープはこっちのほうがとろみが強いですね。ほかの店でもとろみは強い感じ。
で、味。
これは・・・うまいっす!魚フライが格別!
台北のと比べると、魚臭さがより少ない。鮮度かな。
スープはもう少し甘味が少ないほうが好みではあるんだけど、トータルではかなり満足でした。こりゃ南部出身で台北のこの料理を食べたら、懐かしさはあるだろうけど味に納得はいかないだろうなぁ。
戻る途中、こんな店も発見。
蛇は大陸で何度か食べたし、あんまりうまいと思わないので興味ないや。
でもキワモノってことでご紹介。
蛇肉、まずくはないと思うので一度試してみるのも良いかと存じます。
明日は旗津で海を見て、台東に向かいます。
距離は短めの168km。東のきれいな海、うまい海鮮、楽しみじゃのう。