台湾の歴史教科書

今はどうなのかよく知りませんが、韓国や大陸がよく日本の学校の教科書に文句を言ってきていました。何やら正しくないとか。
しかしなー、私が見た各教科書はかなり反日でしたが。あれ以上やったら教科書の体を成さないと思うぞ。
そもそも教科書にどう書こうと、1900年代なんて時間切れで授業ではほぼやらないんだし。

まぁそういったわけで私の近代史は自習ですが、御大中華様・御大韓様両国もかなり無茶な教育をなさっているようですね。素晴らしい事でございますが、外部にまで干渉しないでいただきたいと思います。

と詭弁から始めましたが、では台湾の教科書ってどんなんなの?と思ったわけです。見るのに苦労するわけではないので早速見てみました。


日本と同じく、いくつかの出版社が出版しています。エラーい御両国様が焦点を当てている部分ということで日本統治時代に絞ると、40,50ページあってそこそこのボリュームです。
内容は、権利とかいろいろありそうなので引用しませんが、理知的に淡々と記述されている感じです。植民統治による武装抗日があり、農工業の技術革新・インフラ整備・時間厳守、遵法、近代的衛生などの観念といった変化があった、となっています。

武装抗日は、勇敢に戦った先人は立派ですね、という感じの記述です。当然ながら他国の支配を受けるのは否定的ですね。
しかし『変化』として、日本統治時代の革新をかなり記載しています。それは良かった点なんだな、と思わせる内容です。

前述のとおり、日本の教科書も近代史は載っていましたが、実際に授業はしませんでした。中高6年間毎年、大体江戸末期あたりまでがまともな授業で、あとは全く触れなかったり、光の速さで現代まで進めたり、「自分で読んどいてね」だったりしたので、台湾ではこの教科書を(しっかり)使っているのか聞いてみました。えー、結果は日本と同じらしいです。

カイロ宣言で中国に復帰したのではなくサンフランシスコ講和条約で日本から解放されたとなっていたり、台湾人の中でもそれほど知られていなかった二・二八事件があったり、台湾の所属問題(中国でもなく独立国でもない)が書かれていたり、なんか國民黨には都合が悪そうなんですが。民進黨政権だからできたのかもしれないと邪推。

あ、日本の今の授業では、近代史ってやるのかな?
教科書なぞ興味はないけど、授業内容はちと気になる。

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