MBP問題再燃 – 問題2点の結果と措置

2年以上苦しんだ前回の反省も踏まえ集中的に徹底解決を目指したMBP問題だが、ひとまずながら毎日これにかかりきり、という状態からは開放となった。
まぁ・・・残念なことにスッキリ解決はしなかったんだけどな。ただ、現状どうもならんというところまでは追い込めたと思う。致命的問題だった起動が異常に遅い件は解決したし、不満はありつつも今後のAppleの動きを注視しつつこれでやっていこうと思う。

以下、上記結論までの最後の2日間の動きと総括。

まずは一昨日17日16時ころ、Apple Store 台北101より電話アリ。
対処依頼内容の確認だったのだが、なんかとにかくBluetooth即切れ問題ばかり話してくる。
いやBluetooth即切れ問題は少なくとも台湾Appleに於いては15日の1日目前半数時間のとおりWindowsのせいでありAppleは何も悪くないと複数人がかりでくどい説得までされているので対処不要、有り体に言えば”オマエラに期待しておらん”。
対処してほしい問題は、macOS上でBoot Camp領域がマウントできず起動ディスク選択できない状態についてだ。
そんなわけで、「いやBluetoothについては考えなくて宜しいんで。macOS上でBoot Camp領域がマウントできず起動ディスク選択できないのを何とかしてくだされ、というのが依頼事項ですわ。」と言っておく。
この場はそれだけ。

続いて昨日18日11時ちょい過ぎ、Apple Store 台北101より電話アリ。
「状況・現象は確認しできる対処はした。最終確認をしたいのでWindowsライセンス情報を持って店頭に来てほしい。」と。あっ・・・
これは怪しい、対処すべき内容がわかっていないとか修理不能でどうにもできないとか、そんな状態が見通せますなぁ。
直らないのはもとより覚悟アリ。この2年余りで慣れてもいるし、露骨にがっかりも怒りもせず、気前よく「ほいじゃすぐ行きますわ、まぁ幾分時間かかりそうだし昼飯済ませての13時で宜しいかの」と応じ、13時訪問。WindowsのライセンスはMicrosoftアカウントでやっているので持っていくものは特になし。
だが、16日の訪問で”対応できる者が出払っておる”とのことで示せなかった
『Boot CampアシスタントでBroadcomドライバがインストールされると以後即切れ問題が起こる』
を見せておこうかと思い、Bluetoothマウスは持っていくことに。現場ではMagic mouse 2も借りて両方同じであることを見せる予定で。

んで到着、早速現況を見せてもらうと、16日11時の状態と変わっていない。
全初期化の状態からBoot Camp導入完了までやってみたい、とのことで担当スタッフの手により工場出荷時(ただしOSはmacOS 10.12)に戻し、彼の監視と指示の下Boot Camp導入。
まぁもうBoot Campはこの2年半で数多導入してきているのでおかしな手順などはないですわ。引っかかる部分なく導入完了、ついでに正規ドライバ導入まではBluetoothマウスが動くことも見せておいた。
もう一度ファクトリリセットしてもらって次はMagic mouse 2で、と思ったのだが、担当の彼は昨日Magic mouseでこの状態を確認したのだそうで不要だった。

本題となるBoot Camp領域がマウントできず起動ディスク選択できない件についてはやっぱり15日夜同様で、

Boot Camp側ではこの通り、両方選択できる。
だがしかし、

macOS側ではこの通り、Boot Campストレージを起動ディスク設定できない。”ディスクユーティリティ”ではマウントされておらず、マウントを試してもなんの応答もなくマウントできない。

はーあ、ダメねぇ。んで、どうもならんそうだ。詫びられはしたけど、なんともショボいなぁ。
結局コレに関しては意味なし1週間だったな。macOS 10.13では10.12とは逆にBoot Camp側でmacOSストレージが見えずmacOS側では両方見える、という状態なだけで、別に逆じゃないと困るなんてこともないし。
まぁ必ずどっちか見えなくなるならどっちゃでも同じく不便なので、もうこのまま10.12で構わぬわ。

以上で断念、回収して引き上げである。オフィスに戻って、何はともあれ現状での業務対応環境を整える。

起動ディスク選択問題については、起動時にoptionキー押しで起動ディスクを選ぶ運用で対処することにする。
2015 Earlyで苦しみぬいた起動時間激長はSDカードドライブを断念したことで発現しなくなったのでまぁ少々手間だがこれで使えなくもない。

Bluetooth即切れ問題は、半年前にUSBマウスの依頼があって設計検討用試作機が6個ほどあったので、とりあえずそれを引っ張り出してみた。

Type Cコネクタしかないのでこんなぐわいで。
しかしだ、企画から設計完了までずっと感じていたのだが、このマウス、ワシの手と使い方にはどうにも合わないのよ。
全体の大きさと形状が合わなくて、手首と肩が痛くなる。ホイールに指が届かなくて持ち替える必要が出る。キーの隙間に指が挟まり、痛いまではいかないが不快。
あと、構造上光漏れが酷くて気になる。

使用時間が非常に長くこいつはかなり堪えるので、そこそこ溜まって11月25日で期限切れとの煽りが来ているPCHomeの割引ポイントを使い、USB外付けBluetoothレシーバを買ってみた。
なんとしてもAppleにドライバ改修をしてほしいところでこんなものを買うのは無駄だし無駄にならなきゃそれはそれで困るのだが、右手壊すわけにもいかんししっぽは邪魔だしねぇ。

こんなぐわいよ。
ほれ、どうなんだよ信者ども。コレでデザインサイコーとか言わせぬぞ。Bluetoothが使えないのはMBP内蔵無線モジュールのせいだからこの状態はAppleが推すものだぞ。
Windowsのせい、とかズレたことぬかしてはいるが、教団外では通用しない非常識セリフなんだからな、それ。

外観だけじゃなく、ソフトウェア/ファームウェア構造としてもなかなか無駄で奇怪。

Bluetooth無線系統が2つ並んで稼働。
同じ周波数帯使う無線系を並べて使うのも宜しくなく美しくない上、プロトコルが同じものが2つ並立している奇妙さよ。

接続別表示だとこんなん。
CPUのUARTにつながる内部Bluetoothモジュールと、USB経由の外付けBluetoothの2つ同時稼働。

普通やらない状態ではあるが、問題なく動いておる。一応コレでしのげる。
しかししのげるとは言っても、コレはAppleにはなんとかしてほしいぞ。酷すぎる。そんな難しいことじゃないだろ。
圧倒的小規模で、USやEUの者共が常々内心コケにしていると聞く数多のアジア人がこうして何ら問題なく快適な超小型品を掃いて捨てるほど出しているんだから、小手先一瞬で解決するくらいのことしてくれるべきなんじゃないかねー、AppleってUSだろ? アジアの猿どもよりはるかに優れたヒトなんだろ?

ま、今後は注視しつつ折々問題レポートを小出しにAppleに挙げていこうと思う。
なんとか遅くとも1年内には2つとも直してくれよ、と。

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