新年快樂、2ヶ月手がつけられずにいるうちに新年ですわ。
1月1日の跨年では花蓮・宜蘭に行って入ったことがなかった太魯閣峡谷に行って乗ったことがなかった自強普悠瑪列車に乗って久しぶりの礁渓で大雨の中地ビール飲んで足湯で魚に足突かれてきたりしたが、1月経ってしまったので省略。まぁFacebookには挙げたし良かろう、と。
さて新年。跨年では出かけていたし餅もないし各日本人への正月まわりもあって何も正月的なものを食べたりはしなかったが、今回は正月をやっておきたい。
そこでまずは27日、除夕に年越しそばなぞ。
やたら具が多いが。揚げ玉をふんだんに使える幸せ。
続いて、28日初一に雑煮である。
しかしだ、餅がない。残念ながら手配も効かなかったので今回はやむなく寧波餅で似非雑煮でもと思いはしたが、寧波餅はもち米じゃないのでやっぱどうなのかと。そもそも切片が小さすぎてイマイチだし。
ただ、糯米はそこいらで粳米と同等額で手に入るんだよな。ここは少々手間だが、餅搗いてみようかと思いたったの巻。
糯米入手は、いつもの階下のスーパーではなくなんとなく長いこと行っていない家樂福へ。
輸入物の切り餅も売っていたが、NTD340/kg。んな高いもん買ってられるかってなもんだ。3500円出して餅1kg買う感覚ですぜ、ありえん。
500gとか1kgとかのもち米でOKと思っていたのだが、3kgが最小パックだったので3kgで。たっぷり餅つけるな。
普通の餅での手順は、最終的に切り餅にするなら、
洗い – 晒し – 蒸し – 搗き – 延し- 切り
こんな具合か。
洗いはまぁ、米だし普通だろう。
晒しは、以前日本でやったときには半日とか水につけていたりしたな。糯米は吸水が悪いとか、次の手順が炊きではなく蒸しなのでたっぷり給水させねばならない、とかの事情なのかもしれん。
蒸しだが、ここは一考。
ざっと粗く探ってみたところ何故蒸すのかはわからんかったのだが、もともと数百年前までは日本では米は蒸して食うもので炊くものではなかったことから、餅に関しては蒸すということが残っているのかもしれん。
手持ちに蒸籠など蒸すことができる道具がないので蒸すのは避けたいのだわ。そんなわけで水を少なめに炊けばいけるぢゃろ、ということでひとまず今回初回は炊飯器で炊いてみる。
搗きは、まぁ鍋でもボウルでも使ってすりこぎとか延し棒とかでつけるだろ、と。
延しはなんでもよかろ。とりあえず使い捨てのアルミパンでも用意してみる。
切り作業は問題なし。
以上から、糯米・延し棒・アルミパンを調達。
では早速取り掛かりますか。
まずは米を洗って炊く。幼いころ自家製餅はやたら柔らかく到底売り物の切り餅には遠いものだった記憶があるので水を少なくする。今回は蒸しではなく炊きだし、余計に。
2合洗米して1合分の水を入れたところ浸りきるまでもう少し、という感じだったので、水量はひとまず吸水後の米すべてが水に浸りきる量にしてみた。
あまり少ないと焦げそうだしな。焦げると白い餅にならなそうで嫌である。
なお水に晒す時間は2時間にしてみた。なんの根拠もなし。
あとはいつもの炊飯同様の自動炊飯。炊飯中はいかにもなあの匂いが漂ってきて前途洋々。
水が少ないせいなのかやたら早く炊き上がり、一緒に買ってきたメンマの塩抜きが終わる前に炊けてしまった。
炊き上がったら10分ほど蒸らし時間を取り、ボウルへ移す。炊飯釜のまま搗いても良さげだが、テフロン加工品だし傷つけたくないんで。
ふむ、ちっと茶色がかっているような。なんだろな焦げた感じではないんだが。
まずはこいつを練る。練り始めると早速餅っぽくなってかなり重い、疲れる。
ここからもうちょいと練ったところで搗き始め。
しかしこんな延し棒でもなかなかの音と振動が。つき始めて間もなく近所から「何事?」と様子伺いが入ってしまった。
苦情とかじゃないが、搗き上がりにはまだまだだし気にかかるということは迷惑になりかねんので、搗きはちょっとで断念してほぼすべてを練って仕上げる方針に変更。なかなか根気のいる作業になったぞ。うまくできるようになったらちっと量産して近所に配り、近隣も巻き込んで餅つきしたほうが良いかもなぁ。
ま、ともあれ少々粒残りながら餅完成。
これをアルミパンへ広げる。
固さは非常に良い感じ。水量は”吸水2時間後の米がちょうど浸る量”でOKだ。
更に出来上がり量もヴァッチリ、テキトーに買った使い捨てアルミパンちょうど一杯だ。まだまだ大量に糯米があるので何度もやることになるが、次回以降も2合で良かろう。
さてこれがある程度固まるまで待つ。冷蔵庫に突っ込んで放置してみた。
斯くして20時間後、切るに良さそうな固さになったので切り作業へ。
市販製品同等の大きさ辺りを狙ったところちょうど10切れ。
表面はいい乾き具合だが、アルミパン接触面と切断面はまだかなり粘るのでもうちっと干し固めるべきなんだろう。
では早速雑煮を。もちろん材料は糯米調達と合わせて確保済みである。
三つ葉も予て栽培済み。柚子がないのは残念だがまぁ、やむなし。
ハイ完成。夕飯としてなので、餅は1合分弱の4個。
しっかり雑煮でなかなか満足。餅が想定より柔らかいが、まだ新しいのでもう少し水分量が減ったら変わるかもしれん。懸念の粒感は気にならない。が、それでもできればもっと搗いておきたいところではある。
あ、かまぼこ入れるの忘れてしまったぞ。せっかく買ったのに。