偽紅生姜

先般、日本からお越しの駐在者に連れて行ってもらってドン・キホーテ、じゃなくて”ドンドンドンキ”に行き、ワシとしてはスーパー玉出以上に食品を買いたくないドン・キホーテだが同じく駐在者に「スーパー玉出のほうがはるかに食品はありえない」という触れ込みに従い蛮勇を持って食うもの類を買ったわけだが、結果、質はフツーであったわけで。
それが今の日本での常識なんであろうとは思うが、ワシにはドン・キホーテで買える食品なぞ缶詰かインスタント麺の箱売りが限界って感じなので非常にびっくりではあった。

そのおかげをもって、先日たこ焼きをやりたくて家樂福を数軒回ったが使えるサイズのタコがなく、”ドンドンドンキ”でタコを調達したのでござんす。
しかし、超高額よね。100gで$200とか。
たしかガンガンかけられていた『どんどんどん ドンキ ドン・キホーテ ・・・』っちゅう歌に『激安ジャングル』とかあったと思った。同じ歌がここドンドンドンキにもかかっているがかけらほども激安じゃないんですけど。
無理に探して、納豆がチョイ安なのが精一杯だ。

ここで一つ思い出した。
だいぶ前に某北関東のタコ押しの水産屋の方がお越しの際、近隣の市場で日船のたこ焼きをご所望につき買ったところ、「これはタコじゃねぇな、イカだな」との仰せ。なんか細切れにするとタコっぽい見た目なイカがあるのだとか。
なるほどならばたこ焼きならぬイカ焼きにすりゃクソバカ高いタコを避けられるのだな、と、イカでやってみようと思っておるのですよ。
でもね、前回のたこ焼きの時点でそうだったのだが、現在紅生姜がないのだ。
ドンドンドンキ、西門町では紅生姜は袋パックはなくて薄プラの蓋付き容器入りしかないらしいのだが、それ生鮮扱い。
で、生鮮は客の多い時間じゃないとほぼ空なんでして。三越地下もあるがなんか行くのが面倒で。

そこで更に一つ思い出した。
以前、紅生姜を作れないかと紫蘇梅酢を買ってみたが致命的に甘い(&赤さが足りない)ことで断念しておるが、この際思い切ってやってみようかなってな。
生姜は安いもんだし、おそらく失敗状態としてはガリの味になるんではないかと思うんだわ。
ガリはガリで、カジキ丼とか鯵丼とかやって使えるし、失敗でもなんとかなるかな、ってな。

ということで早速仕込むぞ。

まずはしょうがを刻む。
一応、たこ焼きに使えるものにするつもりはあるので、それに使いやすいみじん切りで。
ガリになっちゃったらまぁなんだ、ふりかけりゃいいや。

これを件の南投紫蘇梅醋に漬けるのだが、糯米醋がちょびっと残っていたのでそれを入れた。糯米醋は酸味が強烈なので甘ったるさを少しはカバーできないかと期待して。
更に塩を投入。どうやら紅生姜には塩を入れるものらしいので。
で、あとは全量浸るだけ紫蘇梅醋を注ぐ。

そして1日後、

うむ色がね。致命的に紅生姜じゃない。
味の方も紅生姜ではない。かといってガリでもなかった。どうもちょびっと入れた糯米醋が効きすぎていてガリっぽくもならなかった様子。
ガリほどベタ甘ではないし生姜っぽさはだいぶあるので、たこ焼きには使えそうな感じもある。焼きそばとかと違ってたこ焼きだと見た目は問題になりにくいしな。

そんなわけで明日か明後日あたりにイカでのたこ焼きをやってみようと思う。
足りないものはイカと揚げ玉。揚げ玉はデパートでも行かないと売っておらんのでちっと作ってみようと思う。なのでイカだが、スーパーとかだと使いやすいものがない可能性もそこそこ高いので今のうちに市場に行って見繕ってこようと思う。煮干しも切らしておって補充したいし、ネギのストックも若干不安だし。

ついでになるが市場に行きたい理由はもう一つ、なんか間違って生イワシが出ていたりしないかと。
どうもなんだかんだ皆様高貴なお方なので下魚なイワシなぞ基本無いのだが、今が一番美味い時期だし間違って並ぶなら今しかないと思うんだわ。
まぁ缶詰ですらまず見かけないので望みはうっすいけどな。
もし万一あったらガッツリ買い込んでつみれ量産して冷凍とかしておでんに突っ込んだる。
今年こそはいっちょ深夜早朝に萬華の市場に出向いてイワシ探してみたいところだな。漁港以外でイワシがある可能性が一番高そうだし。

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