中華航空→台灣航空

大陸の人民中国政府から各国航空のチケット取りサイトなどでの”台湾”単独表記を(人民)中国属の明記が指示されたが、そりゃまぁ一応台湾としては人民中国政府の指示には乗らないよう各国に頼んではいたわけでな。ま、すでにほぼ人民中国のご意思通りに完了が近いが。
で、ここで当の台湾国内においても「中華航空が”China” Airlinesなのに他所様に対して”中国台湾”(例:JAL/ANA中文サイト)とか記すのやめてね、ってのは通らなくね?」ってな話があがっちょる。

華航改「台航」 藍委批「沒事找事」

他所様に”中国台湾”とか止めさせたいならまずワシらが”中国”呼びしちゃあかんぢゃろ、ってな主張なわけだ。で、「んなもん良いことないわい、藪蛇でかねん。」と。
この話、過去にも2004年・2006年・2016年と挙がっていて今回4度目らしいわ。

まーね、一応は今も”中華民国政府”としては中国を名乗るべきはワシぢゃ、という建前はあるんだろうからChina Airlinesでええぢゃんか、ということもあるんだろう。
もう80年近く前だが、太平洋戦争の降伏受け入れにサインしたのが中華民国蒋介石だしな。
しかしまぁもうホント形骸化だわなぁ。当の國民黨自身が前回の政権で”中国”らしいことしていた覚えがないし。むしろ人民中国をあれこれなだめていた印象だもんなぁ。

でもその他諸々含め、このへんは外の皆様には関係も興味もないわけでな。
人民中国のほうが圧倒的に目立つ以上、中国だChinaだ言ったら大陸になろうだろうさ。
ということなら、ここはいっちょ$10億かけてもやっとくのも良さげよね。「人に言っておきながらChinaはないだろ」というのももっともではあるので、はっきりしますわな。

ただ、大陸の航空会社、四川航空・厦門航空・深圳航空などなど地名を冠するものが多いので、”台湾航空”だとそれと同列よね。台湾主権意識にはかなり抵抗があるかも。
しかしだ、もはや今は到底かなわん人民政府に対するごまかしは利いて良いかもしれんよ。大陸人的には「ハッハァやっぱり中華人民共和国台湾省やんけウヒャヒャ」な満足をしてくれるかも知らんし、他所様的には”台湾”だし中国とはちゃうんだろうな、な印象をつけられる。

でももしやるなら金と時間はかけてしっかりやらんと。前の中華郵政→台湾郵政→中華郵政みたいなアホアホ変遷はやめような。
周辺各法もしっかりいじって万全にすべしだ。

あ、あと中華電信もChina Telecomだよな。これはええんか?
まー中華電信は中華航空に比べるとだいぶ外向きの目立ちが少ないし後回しとかでも良いやもしれんけど。
なんか他にも多そうよね、China冠シリーズ。

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