夏前から続けているオシゴトで音場設計があって、その設置場所が雲林斗六なので数回行っているのである。
思った以上に根が深くて一月以上台北社内で研究を繰り返していたが、10月初旬に概ね設計完了、試作品を試すところだが2週間の体調不良で延期、昨日ようやく行ってきたのだ。
過去数回は車借りて高速で一気に、という方法。
公共交通機関が非常に少なくタクシー多用になるので、車出したほうが安いのだわ。
しかし今回唐突に決まったこともあって車の手配ができず、電車&徒歩で陥れる作戦である。
さてどう行くか。
まずタクシー利用は嫌だ。高いし、待っていても拾えるもんじゃない。呼ぶのは電話で話さにゃならんので面倒極まる。
一応、台鐵站から徒歩20分程度のところまでにじり寄れる台西客運の路線バスが出ているらしい。が、Google street viewで見てみたところバス停が見当たらない。
ちーと危険を感じるので、ここは最寄り駅まで行って徒歩1時間が良かろう。きっともう暑くはなかろうし、体調不良もそこそこ良くなったので往復2時間歩くこともできるだろうて。
というわけでこんな行程。
オフィス -[捷運5分]- 板橋站
板橋站 -[高鐵40分]- 台中站
新烏日站 -[台鐵1時間]- 石榴站
石榴站 -[徒歩1時間]- 目的地
行程の目玉は台鐵かな。石榴站、相当小さな駅っぽい。なかなか楽しそうである。
で、出発。
高鐵台中まではなんてことはない、簡単で早い。
11:30に高鐵台中に着いたので、朝食兼昼食でもとろうかとそこいらの店を見てみたが、たかが1人の1食にNTD300もかけるのはバカバカしいのでパス。
台鐵だが、目的の石榴站は台灣島周回ルートの山線にある。うっかり海線に乗らぬよう要注意だ。
折しも次の列車が山線嘉義站行きだったので、台北捷運程度の待ち時間でサックリ乗り換え成功。
稲が実って水が抜かれている。そろそろ1期目の収穫なんだな。
目的地で使う資料とかの準備をしているうちに、思いの外長く感じぬ1時間で石榴站到着。
誰も降りない乗らないかと思ったが、1組2人が一緒に降りた。
うむ、田舎の主要駅ではない駅って感じだな。千葉や茨城と変わらん。
うひゃほぅ、小さな無人駅舎だぞぅ!
無人駅を使ったのは初めてである。当然改札なんて無いんだな。ここから乗るときの切符はどうするのか、と思ったが、解答は帰りに得られた。
さて続いては長い徒歩行。
駅前通りも幅5m程度で、広場はおろかロータリも店も一切ありませんよ。
駅から10mほどのところで鶏放し飼いだし。
一応1mくらいの柵があるんだが、んなもな乗り越えてしまうわけで。
なお、鶏だけではなく七面鳥もいた。この辺りらしいですな。
道々何処かで飯でも、と思っていたが、開いている店は無し。
結局飲み物買ったのみで目的地到着。
目的地での作業は2時間ほどで終了。
残念ながら、非常に重苦しい指令をいただいた。
理不尽も感じるものの、それは口頭・Mail・文書・等すべてを記録管理して予定を組んでいる此方側の言い分。
Mailと文書のみ、つまり双方に履歴が残っているもののみ見れば先方が此方に文句をつけたくなるのも分かる。
そうでなくとも「言った言わない」論争は進展皆無で無益なので黙って引くが一般的というもの、トンデモ内容だけどどうにかせねば。
帰りは落胆と混乱で1時間歩くにゃ苦しいので、斗六站までタクシー使った。NTD180。文化路二段から光復北路まで行けてしまう額ですな。やはり高い。
帰りの台鐵はあまり記憶に無い。電話の電池続く限りオシゴトの対策で必死だったし。
でも石榴站到着時に気になった”無人駅から乗った場合の切符”対応は見た。車掌が回ってきて手売りするのだな。
高鐵台中站に着いた時には携帯電話電池もからっけつで何もできんので、諦めてもう夕食といったほうがいい時間だが遅い朝食兼昼食を。
モスバーガー含めて軒並み高いのだが、なんか焼き魚主体のNTD100弁当を見つけたのでそれを。
焼き鯖メンチカツ弁当。魚は他にも数種あったが、やっぱ今は鯖でしょ。
しかし今年も宜蘭サバ祭りに行けなかったことを思い出してややがっくり。ホント来年こそは行きたい。
弁当は美味かったぞ。メンチカツは普通だが、焼き鯖は小さいけど実に美味かった。卵焼きもだし巻きでうまく焼かれている。
あとは特段のこともなく、20:00に帰着。
しばしオシゴトして翌1:00就寝。今日である翌日は朝からやること満載なので早めに寝ようとしてみたわけで、1年以上の不眠に悩まされているのだがなんかサクッと寝付けた。多めに歩いたからかのぅ。