6月の東京訪問から戻り、我がお仕事用PC2台をそれぞれついにWindows xpから脱却させたわけだが、直後にWindows 10への更新案内が来たのでどちらも受けておいたわけですわ。
7月末にWindows 10の配布は始まったそうなのだが、まぁそこは所詮自動ダウンロード配布なせいか更新はできず、昨日ようやく動きがあった。
上がってきた基板に部品を実装しつつR&D用デスクトップ機の予約状況をなんとなく見てみたら、
はいっこれ。使わせてくれないそうな。
これにてR&D用デスクトップはWindows 7のままいくことに決定。まぁ機器更新をアップグレード期間内にした場合はWindows 10への更新も検討しましょ。
ではもう一台、6月についに買い替えた事務・出張用ノートPCは如何か、とWindowsで起動してみると、
こっちはさすがにOK。2015年上半期モデルだもんな、できなきゃ異常っちゅうもんだ。
どうも、更新できるかどうかはDirectX 11に対応するかどうかが境目な気がする。
– 事務用機は最悪動かなくなっても代替機があるので仕事が止まることはない。
– 出張用としてはまぁ諦めもつくし、OS Xもある。
– イメージバックアップがあるから差し戻せるはず。
– いつかはWindows 11にせねばならないなら、使い込む前にしておいたほうが七面倒なてまが減る。
ということで、早速Windows 11へ更新してみる。
ポップアップのクリックで、まずはここから。
“続行”するだけで、ウザい入力とかなしで進んでいく。
食器を洗っている間の15分ほどでインストールは完了、再起動されてなんか初期状態設定が出る。
“おまかせなんちゃら”は伝統的に信用ならんので、手作業で要らん共有機能その他を切っておく。
ほんで初回のデスクトップが出るんだが、いきなり問題発見。
BluetoothマウスのホイールスクロールとWinsowsキーが効かない。
デバイスマネージャを見ると、1つ動いていないものがある。Bluetoothデバイスである様子。更にOSにもBluetooth関連設定項目がない。
どうも要因はBluetoothデバイスドライバっぽいので、OS XのBootcampアシスタントでWindows サポートソフトウェアを持ってきて組み直してみるべし。
Windows サポートソフトウェアのダウンロードに異様な時間がかかったがなんとかドライバディスク作成OK、動作のおかしいWindows 10に組み込んでみる。
Bluetoothデバイスドライバだけ組み込むのは面倒っぽいし、まぁどうせなら全部入れ直しておくか、ということでWindows サポートソフトウェアの自動作業に全ておまかせ。
んで一旦再起動をかけると、無事Bluetoothマウスも動作OK、OSにもBluetooth関連設定が出てきた。
あとは特段、大きな問題はなし。
使うアプリも一渡り動いた。Officeアプリや常用のアプリ類はもちろん、やや懸念のあったJW-CAD, OrCAD, Eclipse, Keil Cも全てOK。
あとは慣れるべくこのまま使い続けてみるべし。
で、目下の良い点悪い点。
– OS移行でアプリに問題がなかった
大体OS入れ替えるとアレが動かんコレが動かんと七転八倒して結局全部消してクリーンインストールになるもんだが、今回は(今のところ)それがなかった。
こりゃWindowsシリーズとしちゃなかなか大したもんだ。
– ストレージ容量が少ない
移行で、Windows 8.1からのストレージ容量の変化が殆どなかった。
ということは、Windows 8.1への差し戻し用バックアップが大容量で残っているので、それを消してしまえばかなり容量が空くということになる。Windows 8.1よりかなり占有量が少ないっちゅうことですな。
– 動作が軽いっぽい
Windows 8.1の頃よりサクサク動いている感じがする。単なる感覚だけども。
RAM使用量も減っているのかもしれんな。調べてすらいないけども。
– ウィンドウ表示の”無駄”が減った
Windows 8以降でウィンドウの枠が太くて無駄な部分が多かったり、1ウィンドウ内の表示文字数が何故か少なかったりでなんとも嫌だったのだが、システムフォントがひと回り小さくなった感じで、更にウィンドウ内の表示文字数も増えているようでWindows 7以前に近い感じ。
– フォントがバラバラ&汚い
OSシステム内でも使用フォントがいろいろで、モノによって非常に表示が汚い。
ClearTypeを使うと幾分マシにはなるのだが、高解像度ディスプレイ向けの2倍拡大とか使うとClearTypeのせいで汚くなったりする。”上”とか”下”とか”土”とか、横棒が長くて留めがある文字だと奇妙なはね方をした表示になる。不満。
でもClearTypeなしでは多くのフォントが荒れすぎるので、中華日本語フォントっぽいClearTypeを使ったほうが良いという・・・
– 文字・ボタンの見切れ
Windows 8で大変だった文字やボタンの見切れ、相変わらずなんである。
なんなんだよ。ホントさ、Officeのインストール時にクリックしなきゃならないボタンが完全にウィンドウ外でクリック出来ないとか、話にならんでしょうよ。致命的。
– Microsoftアカウントの押し付け
ワシゃいつでもOSログインはローカルユーザアカウントを使うのでWindows 10でもローカルユーザアカウントだったのだが、割と頻繁に折々、Microsoftアカウントを使うとこんなに便利、的推奨が出るので、ウザさに負けてMicrosoftアカウントを登録してしまった。
すると、OSへのログインも強制的かつ自動的にそのMicrosoftアカウントでのログインになってしまう。Windows 8の初期設定でローカル指定をしなかった時と同様に。
そうなるとユーザ情報移行で異様に時間を取られるし、そもそも個人的なMicrosoftアカウントを仕事用に使いたくねぇんだよなー。
でももう諦めた。現在ログイン時には”石川ポテト in*.**a@gmail.com”と偽名と有効な個人用Mail addressが大公開。
何度言ってもLINEなどSNSで機密情報を扱う輩ばかりになったし、もう公私を分けないのと機密を守らないのは世界の常識なんだろ、と諦めですわ。
以上、1日経過の現状。
不満点が割と致命的なんだけど、慣れて諦めるしかないのだろうからこのまま使っていくわさ。