在留届なるもの

先日パス切り替えを行ったわけだが、その際に『在留届の記載内容が古すぎるので変更するように』と指示され、A4ペラ1枚もらってきた。
これに現状を書き込んで提出するんだと。
しかしな、あんなところにちょいちょいいくのは大変だし、郵送やFAXも容易ではない。
提出は義務なんだそうで、やらぬのはいかんのだと。
在外邦人に対する日本の冷たさ、というか放置っぷりは、ほかは知らぬが少なくとも中華圏と比べると異常扱いされて説明が大変なレベルなので、正直こんなもん出したくもない。
なぜすでに在留届が出ているのかといえば、前々回の所属企業が出してくれたらしい。

で、なんかこう電話でサクっととかMailでちょちょいと、ってのがないかと思ったら、外務省にORRnetっちゅうもんがあるそうだ。
Web申請が出来るらしい。うむ、どうしてもださにゃならんのならこのほうが良いな、中部とか東側とかに住むこともあろうし、ということで早速利用検討。

まずはトップページ拝見。
まぁ別にろくなことは書かれていない。
“事件・事故や思わぬ災害に巻き込まれた時の援護活動”は根拠地が日本な方々のためにあるもんだな。災害はないが事件と事故で連絡してみたが、結局「わからない」だし役に立たない情報しか得られなかったし。まー真摯に聞いてくれた対応については非常に気分は良かったけど。
“海外にいる在留邦人のための長期的な教育・医療等の施策を政府が検討する”ってのも、行われていなかろう。
医療なんざとんと聞いたことがないし、日本人学校設置とかはあるかもしれないけどそれも根拠地日本の方のためだし、日本政府主導で新たに出来たという話も聞いたことがない。こちらの住人主導でできるという話は聞いたことがあるが。

しかしなんたって『義務』とか言ってるし、戦争や天災でワシごときの消息確認のために日本に家族根拠地のある大事な真の日本人の確認が遅れてはいかんので、提出しておくべし。

で、変更しようとしてみると、どうやらこのORRnetで出したものしか変更できないらしい。
ならば新規申請から、と思ったら、書面提出の在留届が出ている者は利用できないのだとか。なんだそりゃ。

要は現状の在留届がなければよい、ということのようなので、交流協会に電話して現在留届を破棄してもらうべく依頼。
だが、これがまた全く話が通じない。「在留証明にはお越しいただいたうえでNTD400の費用が必要です。」とか言われたり、もうまったく通じない。
で、已む無くいったん電話を切りすぐにかけなおし、今度は、
「今日これから帰国するので居留届を破棄してください。」
と依頼。これでようやく通じ、その場でサクっと居留破棄成功。

さてこれでOK、続いてORRnetで居留申請。
別段難しいこともなく完了。数日確認して登録完了されるらしい。
皆に言われるが、ホント日本の制度は面倒で不備だらけだな。ホント毎度大変。
前にも挙げた気がするが、
– 住民票本位制
* 銀行口座は住んでいなくて且つ保証人がいないと強制解約
* 住んでいないと税務管轄がないので”非課税証明”は取れない
* 医療保険・年金・定額給付金など一切受給不可
このへん中華圏でサクッと説明できる方法をご存じの方がおられたらぜひともご教示戴きたいでありますわ。
そういえば今度、日本では外国人住民にも選挙権がつくらしいね。
ますます住民票本位制強化。やがて韓国か中国かユダヤ国家になると思うぞ。まぁそれが望みなんだろうけど。

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