今日はいよいよE220のEee PCへの組み込みだ。
昨日手配したかった部品は全て手頃な物がなく入手できなかったので、その辺はごまかしの方向で。
別に商売でやっているわけじゃないので、これでいいのだ。
手始めにまずはモデムを準備しましょうか。
SIMカードは、あとでSIMカードコネクタが手に入ることを期待して、今回はとりあえず多少持ってあるいても接触が取れる程度でいいや、ということに決定。
なので、面倒なホルダ作りはせず、少し圧をかけた状態でホットメルト止めで。
アンテナについては、どのみち(Eee PCの)筺体を切削しなきゃならんのならアンテナごと入れちまえ、ってことで、付属内蔵アンテナをそのまま使うことに。
ただ、アンテナからはみ出している部分基板は削る。ここは削らないとファンにあたってしまうので。
というわけで、ひとまずE220はこんな状態に。
この段階ではUSBコネクタを外すか残すか迷っているんで、ひとまずこのまま。
続いてEee本体の加工。加工前にバラさないとね。
ココ(eeeuser.com)とココ(Kaimonotai Blog)を見ながらキーボードを外すと、またワランティシール登場。
いまさらわが破壊活動をワランティシールごときで止められるわけもない。ささっと除去。
液晶パネルのある上キャビまでバラす必要はないので、ここまでで必要十分。
今回の加工はこの基板と下裏キャビにそれぞれ必要なので、キャビと基板を分離せねばならない。
ケーブルをはずして基板を分離。ビス止めじゃなく、キャビにツメではまっているだけ。
無線LANモジュールはminiPCIeに刺さってます。このminiPCIeスロットは生きているのに左側の拡張miniPCIeは使えなくて無意味という困ったもんなのだなぁ。まぁ将来的に使えるようになるのかも知れんけど、USBで十分だし今回はスペース確保のためこのコネクタに退去願うぞ。
無線LANのアンテナ線は、基板裏を通って上キャビに行っている。アンテナは上キャビにあるんだねきっと。
で、分離後まずはキャビ加工。
上下のセパレート壁と左側の格子状の壁を切り取る。
切り取る高さ? そんなもん、計算されて設計されている(と思う、あるいは信じたい)キャビを切削するんだから、テキトーに決まっているじゃありませんか。テキトオテキトヲ。
無意味な参考だが、わたしゃ格子状の部分はツライチ、上下の壁は1mmくらい残しにした。
理由は『格子部分はニッパーでかじれて楽だったからツライチ。上下の壁はカッターが斜めにしか入らなかったからやや残し。』つまり無根拠。
# 作業終了した今になって気づいたが、格子状の部分は切らずともよかったぢゃないか。まーここはニッパでちょきちょきなので手間でもなかったし、いいや。
これで実測上は入るはずなのでキャビ終了。
続いて基板加工。
まずは今や邪魔者でしかないminiPCIeコネクタを外す。
でもって、USB線の引き出し。
USB+, USB-はAWG30、電源はなんとなくAWG26。別にそれほど意味はない。
で、この線はひとまず宙ぶらりんなまま組み込み確認。
納まる場所はここがベストっぽい。
ついでにこのままいったん仮組みして通電。miniPCIeコネクタ外したせいで動かなくなってたりしたら厭だからね。
結果、問題なし。問題あっちゃ困るけど。
ほんでもって仮組みを解き、USB線を配線。
はんだごてが入りづらかったので、USBコネクタは取っ払ってしまいましたよ。
さてこれで加工の類は終了。組み上げます。・・・が、動かなかったらもう一度ばらすのも面倒なのでもう一度仮組みにて動作確認。
こんな感じに収まっております。斜めなのは・・・気にしてはいけない。
すげぇ適当に仮止めしただけだからだ。SIMコネクタが手に入ったら取り付け後にきちんと固定するさ。
さてさて動作確認。
電源投入 → 起動 : OK
USB含む周辺機器の動作 : OK
よしよし、既存機能に影響は出ていませんね。
続いてE220接続チェック・・・
はーいOK! 動きましたにょー。
現在900MHzにてゴリゴリ利用中。熱で問題出たりしないか確認中。
気になるのは、E220が出す熱と本体内の熱が合わさることになるので、ホットメルト軟化でSIMが外れたりしないだろうか、って部分だ。
やっぱSIMコネクタは欲しいな。
持ち運びで外れる懸念のこともあるが、SIM交換できるようにしておけば日本は勿論諸外国でも使えてお便利じゃありませんか。
# 1/17追記
次に手を加えるのはSIMコネクタが手に入ってからにしようと思っていたにもかかわらず、早速ちょっと変更してしまいました。
こっち向きのほうが、アンテナ・LED・SIMともにフタを開ければ見えて精神衛生上よろしいでしょう、きっと。
こっち向きにすることで、ほんの気持ち程度ながらビスも使えるようになった。穴を使ってしっかりとめているわけじゃなく、基板エッジをはさんでいるだけなんであんま効果ないけど。でもポリ固定をしやすくなったぞ。
ちなみに現在、組み込みと直接関係ない部分でトラブル発生。
今朝から、SIMのPIN番号を要求されるようになってしまったのだ。
今朝一発目まではPIN Codeなしで使えていたし、PIN Codeなんて初期値も教えられていない。
なんでやねん。FETに問い合わせ(メールフォーム)してみたけど今のところ応答なし。
うーん、あとで近所のFETに出向くかな。でも分解加工を突っ込まれたくないということもあっていま一つ気が乗らない。でも使えないのは論外だしなぁ。
というわけで「SIM交換してみましょう」とか言われたときにすぐ提出・装着できるようにしておくべきだなー、と思いまして、とりあえずSIM脱着できるようにしてみた。
まーなんだ、ただ単にメッキ線2本コの字に曲げて空きランド使ってくっつけただけだ。
スズメッキ軟銅線なので弱い。
でも当面押さえの役割は果たしているからいいさね。
で、これでヴァッチリFETを襲えるな、と思ったら、なんと直っちゃいました。PIN Code入力求められない。
むぅ? さっきの症状はSIMの接触不良か? 悩ましいな。原因不明で直っちまうのはよろしくないぞ。
どうでもいいことを一つ教えて下さい。AWGでの種類指定買いって、どちらの店でされてますか?
先日(未着手の)改造用に配線を探したんですが、急いでいたせいもあって見つけられませんでした。
Tora-n様こんにちは。
なぜか本日SIM PIN No.入力を求められるようになってしまい(昨日まではPIN codeは必要なかったし、教えられていない)、難儀しております。FETを襲うかな。でもモノを出してみろとか言われたらやや困るな。
> AWGでの種類指定買いって、どちらの店でされてますか?
こ、これは・・・。
実は現場に(目視で/ノギス持って)臨んで自分で探しているというのが実情だったり致します。
ラッピングワイヤやPE線ならボビン等に書かれているので、これで選べます。
ビニール線等の場合は、目視かノギスで測って探しまわるという感じです。
業務で使う場合は、販社を通して指定しています。
今回の組み込みに使った線は、USB信号線はラッピングワイヤ・電源線はあったものを適当に、なので苦心はしておりません。
東京ではいくらでも指定買いできますが、台北ではやや不便ですね。店員も知らないのが結構いるし。
上記追記でございます。
線材・ラッパーやコネクタ・端子類を私用やちょい開発のために小売で買うときは、以前お知らせ致しました中華路一段の徳昌電料行を使っております。
既製ケーブルからモーター巻き線まで、台北市内では最も選択肢が揃っているように思います。
電子部品類はショボい・古い(世代じゃなく、在庫期間)・デカいと3拍子なのですが、機構部品なら最良かと思います。