W-ZERO3シリーズなどのスマートフォンの影響か、日本でもGPSPDAが受け入れられているようですな。
前回はASUS A696を選んだ理由はあっさり流したんだが、長所短所をもうちっと詳しく記しておきましょう。
まずはA696購入の理由。
前述のとおり、Mio P550・iPAQ rx5965・MyPal A696が候補で、これらを店頭でひとしきりいじってみました。
– iPAQ rx5965 (NTD18900)
まさに軽薄短小。2GBの大容量Flash内蔵も良いですな。外部メモリカードが要らないんじゃないかってほど。
しかしいかんせん高い! 外部Flashの安い今、内蔵2GBもそうすごいメリットでも無い気がする。
店員の個人的意見でもあったとおり、これを買うなら安いのを買ってVGAの次世代機に備えたほうが良いんじゃなかろうか。
– Mio P550 (NTD10900)
ROM128MBというのはちょっと少ないかも。今まで使ってたHOLUX GPSmile60でもヤバかったし、PDAとしてもしっかり使うには若干不安。
外形に凹凸があるので、GPSmile60と同じバイク取り付けの苦労があると思われる。小さいんだけどでかく感じちゃうんだよな。
しかし値段は魅力的。でも本拠台湾ではMio Technologyの時代は終わった感があります。これから新ネタつくらないと他社において行かれそう。
– ASUS A696 (NTD13900)
ROM256MBなので、PDAとしても使いこめそう。外形はRX5965よりほんのちょっと小さく、他2機種よりほんのちょっと高速CPU。他2機種より半年ほど後発なので当然かな。
形状はフラットなので扱いやすい。ただしナビソフトは独自のもので、扱いづらそう。
どれも各社のフラッグシップモデルで、各無線機能整っているなんでもあり端末。電話機能は個人的に不要なので除外。
P550は故障したGPSMile60からそれほど進歩がないということで取りやめ、rx5965はやっぱりお値段が。というわけでA696です。
使ってみた感触をGPSMile60と比較しつつ挙げますと、
・長所
– 実装ハードウェア制御が完璧
まぁ完璧であるのが当然だろうと商売柄思うんだけど、現実にはそうはいっていないものでして。GPSmile60も、外部GPSソフトからのGPSユニット制御がうまくいかず、自動起動はできるけど自動切断ができない。
今回のA696は完全で、GPSモジュールも無線LANモジュールも入れたアプリ全てでしっかり制御できる。
– 無線LANは面白い
単純に面白い。QVGAだからWebブラウジングとかはきっついけど、全く使えないわけでもないし専用ページがあるところ(GMailや中央氣象局など)はOK。
実用的には、ナビの即時路況(VICS同等機能)が使えるのが良い。
– フラットな外形
手持ちだと多少凹凸があっても問題ないんだが、どっかに取り付けるにはフラットな形状は融通がきいて便利。
– ROM・RAM容量UP
ROMは徐々に食いつぶされるので、やっぱ256MBは安心感がありますな。
RAM容量は当然効果はある。快適。
– OSが堅牢
OS自体ではなくてレジストリ保護のせいだとは思うが、かなり乱暴なインストールやカスタマイズをしても比較的安定している。
・短所
– 付属ナビがやっぱりいまいち
ルート検索で、PAPAGOほどの気をまわした検索結果を出してくれない。
結局PAPAGOばっかり使ってます。
– キーロックスイッチ
キーロックをかけると、画面まで消えてしまう。
ポケットとかに入れてナビを使うなんて時に不便極まりない。パワーON・OFF問わずその状態でロックかけるようにしてほしい。
外部アプリや四苦ハックでON状態ロックができないか検討予定。
– 充電完了が遅い
1200mAと、1320mAのGPAmile60より少ないのに充電時間は異様に長い。たぶん100mAくらいで充電しているんであろう。
充電の安全性を意識しているのかも知れんが、快速充電モードも用意してほしい。
– ストラップがつけられない
小さいことのようだが大問題。バイクナビや磯の岩の上で使うときにストラップがないのはあまりに不安。携帯端末なんだからなんとかして!
筺体加工でストラップ穴を用意するつもり。
こんな感じ。
まぁトータルでは気に入っております。
でももうちょっといじらないとな。