Badooの第二次攻撃

先般”Badoo”なる売春斡旋サイトに引っかかったわけだが、退会処理なぞ存在しないのでやむなくFacebookリンクのみ切っておいたがまぁ当然ながら続くゴミメールがわさわさ。
内容としては『１０人があなたに興味があったが写真が登録されていないのでメッセージが残されていない』とか、そんなん。
こりゃなんとか策を打たねば、ウザくてたまらんことになるぞ。

まずは敵の調査だ。
このBadooなる売春・乱交斡旋グループ、検索するとかなり引っかかってくる。
どうやら日本で大流行らしいな。
感染経路としては、

1. 友人知人から自分に関するコメントがあった旨のメールが送りつけられる。
2. どんなことかかれているのか、とリンクアクセスすると、Badoo – Facebookリンクを求められる。
3. 友人知人だし、とうっかりリンクすると、Badooにアカウントが作られる。情報はすべてFacebookから引かれ、Badooで公開設定。ここまで裏で勝手に進む。
4. 望む友人知人からのメッセージなど、存在しない。いきなり「***(Facebookやその他に登録されている友人知人)さんはいざとなったら皆を置いて一人で逃げそうですか」とか猛烈にくだらない三択問題がザクザク。回答する際にうっかり下のチェックを外し忘れると、友人知人のウォールにゴミが投稿される。回答していくなら1問1問チェック外さないといかん。
5. 先般の「土下座云々」メールが来る。Badooページ上でその約束とやらをする部分があるが、そんなもんしなくてももちろん約束したことにされる。
6. たぶん3.から同時並行で、Google連絡先などFacebookで引けるあらゆるアドレスに1.のメールを送りつける。もちろん裏作業。

実体験と調査結果によると、こんな具合らしい。
ワシはFacebookの登録を個人Gmailアドレスで行っており、業務システムをGoogle AppsにしてAndroid携帯電話とリンクさせた時点で連絡先リンクの混乱を避けるため個人Gmailアカウントの連絡先を全削除しておったので、たぶん拡散はしなかったのではないかと思う。くっだらない三択にも答えていないし。
しかしFacebookアカウントをAppsアカウントで設定していたらとんでもないことになったな。数百件のゴミをばらまくところだった。

というわけで、Badooはウイルス感染がごとき動作をしてくれちゃうのだ。
知らなければ怪しさに5. のあたりで気づくと思うが、ここですぐFacebookリンクを切ってもしっかり連絡先情報は抜かれているであろう。そんなわけで大流行なのだろうな。

ところでこのFacebookのリンク承認作業だが、API渡しで接続するとかだけではなく、相手にアカウントのメールアドレス情報がそのまま渡ってしまうらしい。
勘弁しろよFacebook。くっだらない外部アプリが多いのは相当以前からなんだから、その程度の気遣いはしてくれよ。

さて、5. でFacebookリンクを切っても、本日のお題目の通りゴミはこまめに送りつけられる。
なんか策はないものか。お手軽確実なのはGmailアカウントの処分・再作成だが、このアカウントはマーケットでの購入実績があって処分したくない。
こういうこともあるからマーケットの購入実績などを別のアカウントに移せるようにしてほしいんだがなぁ。
だが、Badooの退会成功例なども出ているんだな。『土下座』じゃないが、やはり気狂いな内容の解約引き留め文がついたページがあがっている。
これがどこにあるのかさんざん探したところ、『プロフィールの削除』が解約に当たるらしい。
早速手続き。ウザい気狂い文を読み飛ばし引き留めの大ボタンを避けて削除すると、またうぜぇ確認文が出て完了。
続いてメールが入る。30日後に削除されるから復帰させたい場合は下記リンクをクリック云々、てなもの。

ひとまずこれで手は打った。たぶん30日間は引き続きゴミを続々と送りつけられ、30日経過間際にはあらゆる引き留めがかかるだろう。
でも31日以降はきれいになくなるならばそれで良しだが。
とはいえアドレスそのものを握られているから、31日以降も来るような気がするし、アドレス売られて他からもボロボロ来そうでイヤだな。

なおちなみに、このBadooをまともに使って売春斡旋を受けようとしてもそれはそれで無駄らしい。
メッセージのあった相手のログイン状況を見ると、最終ログインが10日前だったそうな。
所詮メカサクラで細かい気遣いは皆無の様子。即あからさまにバレるなんざ、サクラとして最低である。