アイタタ

昨日は南部出張から戻った釣り仲間と夕食でも、ということになっていたのです。
彼からはクーラーボックスを預かったままでもあることだし、一旦帰ってクーラーボックスを持って市内の海鮮屋へ、という予定だったのですが、そのいったん自宅への帰り道でトラブルだ。

17:30に仕事を上がっていつものように民権東路を快調に走っていますと、やや暴走気味のスクーターが左隣に来たり下がったり。
まーこういうちょっと暴走なドライバーは多いのであんまり気にならない。とにかく範囲の狭い前しか見ていないわけですわ。横も見ていない気にしないなので、触れるギリギリまで来るわけです。
というより実際触れることも良くある。おかげで横部分は傷だらけですが。
実際皆様そういうことは多いようで、皆発車するとすぐステップに足を載せます。足を長く出しておくと挟まれかねないんでしょうねぇ。

そんなわけで「あぁ、また来たか」と思いつつもそのまま直進していますと、右後ろから「あー」とか悲鳴様の声が。
するとその直後、左やや後ろから転倒スクーターの体当たりを食らう。
触れる程度ならOKだが、あれだけでかいものに足もとから掬われちゃダメですわ。で、こちらも転倒。

その時の自分のイメージでは、こんな感じになったような気がした。

事故状況(自分のイメージ)

緑が普通車、青がワシ、赤が相手。
つまり、車とワシの間を強引に抜けようとしたが狭くて抜けられず、さらに転倒したんだろう、と。
相手は右半身擦り傷、ワシは左足首に擦り傷。相手は立てなかった(立たなかった)が、こちらは軽微なんで立ち上がる。

で、今回幸運にもすぐ後ろにいたにー様がその場に立ち会ってくれて面倒みてくれたわけだ。警察や救急への連絡もしてくれた。
さらに瞬間を後ろから見ていた、ということで警察に状況を説明してくれた。正直ワシの説明よりそのほうが良いと思う。ワシが気づいた時には相手はすでに転倒していたのでよくわからんというのが正直なところ。
彼が説明してくれた状況はこんな。

事故状況(目撃証言)

後ろから迫った相手がワシにぶつかって転倒、もしくはぶつかる前に転倒しワシを巻き込んだ、とのこと。どちらにしても追突に見えたってことですな。

で、相手はすぐに来た救急車で馬偕記念病院へ。ワシはその場にしばし残って警官2人と状況のお話。
状況については前述のとおり、目撃にー様が説明してくれたので実はワシはあまり出る幕なし。彼は何か学校に行く途中だったそうで、説明が一区切りついたところで去る。いや助かったよ。

距離を測ったりしていた警官が一渡り現場の状況を集め終わり、当事者車両を路肩に移動させたところで一言、
「それで、処理はどうする?」と。
えー? イヤ処理ってなんだ? 漠然としていてわからん。
ひとまず「ワシに何か責任があるならそりゃ処理しなけりゃならないけど、この状況で責任(割合とか)が分からないんで何とも言いようがありませんわ。」と答えてみる。
すると警官殿「ふーむ、しかし処理はどうするよ。YesかNoかなんだけど。」と。
うわーわからん。なんか『処理』というこの地での常識となっている単語があるようだぞ。

しばし「処理はどうする」「処理が分からん」があったのち、まぁともかく馬偕記念病院へ行くべし、ということになる。
病院に着いた時点で18:45。夕食は19:00待ち合わせなのでもう間に合いようがないな、ということで、釣り仲間に電話。
彼に、事故に巻き込まれて『処理』に困っているので時間がかかりそうだ、と伝えると、すぐ馬偕記念病院に来てくれました。何と有り難い。彼は在留年数50年近いし経験豊富だし、来てもらえるととても助かるよ。

警官氏は当事者(相手方)の話を聞きつつ目撃証言と合わせて現場見取り図を作る、とのことでしばし待ち。30分弱すると釣り仲間が来てくれまして、あとは早かった。
要するに『処理』というのは、当事者各々が相手に何か保障請求(治療とか修理とかその他)をするかどうか、ということらしい。なるほど、だからYes(請求する)かNo(放棄する)かなのか。
車体の傷は気にならないし故障もないし、我が怪我は足首擦り傷と打撲の痛みだけなのでそんなもなー放棄ですよ。
モメてとられる時間のほうがよほど惜しいですよ。
で、あとは相手方。
相手方は『彼氏』(と警官氏が言っていた)が病院に来ていてストレッチャーに寝かされた状態。擦り傷は広かったけど、他はどうだったんだろう。
しかし当事者同士が互いに1人づつ友人がそばにいる、ってのはいいかも。こちらは文化/言語通訳として仲間が重要になっていたが、相手方が一人ではなんか宜しくないしねぇ。
「互いに怪我などはあるわけだが、こちらは請求は放棄。あなたも放棄するならそれで手打ちにしましょう。」と伝えると、なんか頷きはするものの了解にはならない。
そこで釣り仲間、握手を求めて握手ののち、それじゃこれで、と。警官の前で握手することによって合意が取れた、ということにしたのだそうだ。
あとは、警察の書類にサインしてひとまず処理終了。後で何かあったときには連絡があるそうだ。
ところで『彼氏』ですが、なんか落ち着いていて最後はニコニコしておられた。けがもたいしたことはなく、こちらに責任追及できるような状況ではなかったんだろう。やっぱり追突だったんだろうな。
釣り仲間によると、なぜ相手方がすぐに放棄に返事をしなかったかといえば、保険がらみではなかろうかとのこと。
自分の責任になると保険が下りないし、あわよくば相手(ワシ)に責任をつけることができればお得になるし、ということで。
そんで釣り仲間氏はともかく担当警官の前で握手を交わして合意の事実を作ることにした、ということであった。

続いて、やや予定が狂ったが、病院近くの怪しげな海鮮屋で夕食会。

店名は知らない

いまいち分かりづらいかも知れんが、見事なアヤシさだぞ。素晴らしい。
ほんでこちらで飲み食いして語り合って、23:00帰宅。

イヤしかしまいったね今日は。でもまぁこれでまた一つ経験を得た、ということにしよう。互いに怪我もたいしたことなくて何よりだ。それでいいや。

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アイタタ への4件のフィードバック

  1. tsubamerailstar のコメント:

    >17:30に仕事を上がっていつものように民権東路を快調に走っていますと

    ぎえ、時間が時間&場所が場所(南部放浪中にコケましたとは話が違う!)だけに大事でなくよかったですよ!

    馬偕記念病院って日治時代からあったみたいですね。

  2. ちまき55 のコメント:

    実は私も以前バイク事故に巻き込まれたことあって、
    相手(バイク)がよそ見してたのかいきなり後ろからまともに衝突してきて、
    <いわゆる”オカマホラレタ”ってヤツ?
    お互い転倒、本当に一瞬のことで、気がついたら道路に横たわってました。
    弁慶の泣き所とひざから血がだーだー流れてるわ、
    バイクのナンバーは取れるわ、後ろのライトは粉々だわ、
    普通なら警察呼ぶところだったんですが、
    実は私、当時は無免で運転してたんですよね(^^;)
    で、怖くて警察を呼べず、お互い名乗りもせずわかれてしまいました。
    まあ、大惨事じゃなかったのでよかったものの、
    その後すぐに免許取りに行きました、、、

    とにかくPoteさん、たいした怪我にならなくてよかったですね。

  3. Pote のコメント:

    tsubamerailstar様こんにちは。

    > 時間が時間&場所が場所(南部放浪中にコケましたとは話が違う!)だけに大事でなくよかったですよ!

    絵のとおり中央走行線をつぶしたので渋滞引き起こしてしまいましたよ。バス停前だし目立ってしまいましたねぇ。
    しかしまーおかげで現場を見た人が多数だったのはよかったのかも。

    > 馬偕記念病院って日治時代からあったみたいですね。

    おーそうなんすか、知りませなんだ。
    ちなみにわたくし馬偕記念病院には3,4度行っておりますが、自分が診察を受けたことはなかったりいたします。全部人の付き添いとかなんですわ。

  4. Pote のコメント:

    ちまき55様こんにちは。

    > まあ、大惨事じゃなかったのでよかったものの、

    いやいやかなりの惨事に思えましたが・・・
    長くおられる方は皆『武勇伝』をお持ちですなぁ。
    ちなみにわたくし根性無しなので、免許取るまでは一切運転はしませんでした。とってからは乗りまくってますが。

    > たいした怪我にならなくてよかったですね。

    足首かすり傷だけですからね、ひりひりしますがほっときゃOKですわ。以前の蘇花公路転倒のほうがよほど重傷。
    相手も見たところ擦り傷だけでしたし、ともかくも何よりでした。

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