実は先日の日本行き初日、嫌なことが起こったのです。
飛行機のシートに座って、さてベルトするか、と手元を見ると、ファスナー脇が破れており、閉まっているのに半開きに見えてしまう状態なのです。
移住の際に持ち込んだ2本のスラックスもファスナー不調につき使用不可状態なので、ついに自宅に置いてきた1本のみ現役、という状態。
我が出張荷物は毎度少ないので、今回はコレで全日程過ごさねばならぬ。買えばすむけど夜しか空き時間ないし、こっちで買うよりやや高いのでごまかしつつすごすことにしたのだ。
上の一部ちょっとだけなのでごまかしはうまくいくものの、ウケ狙いで自白してしまったのであまり意味なし。「買ってくださいよそんなもん」とか言ってもらえたのでまぁ狙いは成功ではありますが。
しかしこんなネタは一発もの。今日は早速買い出しで五分埔に行って来ました。
五分埔というのは松山駅南に広がる服飾問屋街。小売店が仕入れを行う地域なのだな。
しかし東港や蘇奥の漁港でも見られるとおり、卸問屋だからといって一般消費者が買えないわけではない。むしろ歓迎されていたりする。
問屋街らしく、ロット売りもしてます。
こんなふうに。
ロット売りしているとは言っても、ばらして買うことも可能。漁ってOK。
漁ってOKといえば、『五分埔』と打つのが面倒で検索して出てきた上のほうのサイトでやや偏った情報が出ていたので、近隣在住2年の経験を元に勝手に突っ込み訂正させていただこうと思う。
– 『もちろん売っている金額はマチマチですが、その場で言われた金額で買うなんていうのはナンセンス。値引き交渉は絶対しましょう。何のために問屋に来てるのか?意味なくなっちゃいますから。』
これはごもっとも。補足すると、売れ残りを返品/試着不可で投売りしているもの以外、大抵値札ついてません。ついていても小売価格で、NTD3500とかだったりするので無意味。
– 『服一着、靴一足300NTDを目標に。これぐらいの金額で買える服を買うためにここに来てるぐらいのつもりでしっかりと勝負を挑んでください。』
ちょっと酷いいいかげんな気がしますが。もうちょっと説明しようよ。
目標額としては
シャツ類 : NTD200
パンツ類 : NTD400
靴類 : NTD300
こんなもんかな。もちろんモノによってばらつくので一概には言えんが。
– 『質のいいものもありますが、所詮は安物。高い金額出して長く着る服を見つける場所ではないことは肝に銘じてください。 』
偏りすぎです。ご自身でアタマと最後に『このエリアは台北の衣料品問屋街として有名です。』『激安度★★★★★(これはもうびっくりですよ。台北市内の服屋がここに仕入れに来てるぐらいだから別の場所で買ったら馬鹿みたいですよね)』と書いているのに。
というわけで「玉石混交です。しっかり選びましょう。」に勝手に訂正。
– 『この五分埔にはシッピングの掟があるのを皆さんご存じないと思うのであらかじめレクチャーしておきましょう。ここでは試着は95%不可能です。ジーパンなどもです。なので事前に自分のサイズはしっかり頭に叩き込んでお買い物をしてください。また一枚一枚では販売してくれないお店もあります(特に子供服)。写真にあるようなビニール袋に入った商品は大体まとめて購入MUSTな商品なのであります。』
・・・買ったことないのかな。
試着不可は確かに多い。しかし普通の人の目にかなうようなものは割と試着可が多いので、店員に突っ込みましょう。
サイズは知らないまま突撃しても、どの店も必ず測ってくれます。ご心配なく。
ビニール袋に入っていようが、小売は95%可能です。子供服もです。なので事前に杞憂は無しでお買い物をしてください。
– 『写真も拒否されることが多いので撮影は全体のイメージカットのみで御願いします。』
別にそんなことはありません。断られることもありますが大抵気にもしません。大体において外人を調査員だとは思わないだろうさ。この方も”日本人コーディネーター”なのになんでそんなに拒否されるのでしょう。
– 『お薦め度★★★★(女性にとってはパラダイスですが、男性があまりにもかわいそうなのでマイナス星ひとつ) 』
男性がかわいそうなほど見るものがないならわたしゃ来ませんよ。
客の男女比は男:女=3:7くらいで、男同士2人以上のグループで来ているのもたくさんいます。
ま、ひとつの情報源から全て理解した気にならないほうがいいですね、ってことで、意味無し写真をお一つ。
なーこれ極東某国の電話屋から引っ張ってるだろー。なんでDoCoMoなのさ。
人はやっぱり、いつ来ても多い。
で、人が集まるところには食い物屋台が出るわけで、道々いろいろ屋台があります。やや邪魔。
その中で抜けて人を集めている屋台があったぞ。
たこ焼き器みたいな鉄板にバターを塗って鶉の卵を入れて焼くだけ。めっちゃシンプル。
美味いのかコレ?
一串NTD20と安いので、B級グルメエクスプローラーとしてはいってみないわけにいくまい。
串そのものは一切味付け無しで渡される。ケチャップ・醤油状のたれ・胡椒を好みでつける、という方式。とりあえず回りで一番ポピュラーなケチャップ胡椒でいってみた。
お味のほうは、こりゃ美味い! 周りはふわふわで、中央に黄身があるという食感。シンプルなのに美味い。
そうそう、スラックスを買った店で見つけた変なもの。
台湾の人はあまりスーツを着ません。着てもネクタイしないことが多い。
なのでネクタイを締められる人も少なく、我がオフィスのスタッフも日本人に締め方を教わったり締めてもらったりしています。
そんなわけでこういうものが需要があるんでしょうな。
もちろん結び目はガッチリ固定。工夫のしようもない。つまらないだろ、と思うんだけど、締め方知らないならこれも必要なんだろうなぁ。
なお今回買ったものはシャツ3枚とパンツ2本。これでしばらく持つな。
いつも楽しく拝見させてもらってます。あのネクタイ台湾にもあるんですね!日本では見かけませんよね。恥ずかしながら日本で愛用してます(恥)1本100元位ですか?
元留学生さま、はじめまして。
> いつも楽しく拝見させてもらってます。
ありがとうございます。相変わらずの雑文なのですがまったく反省しておりませんですハイ。
> あのネクタイ台湾にもあるんですね!
ここ五分埔では結構見かけます。需要があるんでしょうねぇ。
> 恥ずかしながら日本で愛用してます(恥)1本100元位ですか?
結び目に工夫ができないことと、あの結び目の硬さがイマイチに感じて私としてはあまり購入意欲が湧かなかったり致します。
というわけで値段は聞きもしなかったのですが、おそらくその程度ではないかと思います。
写真でもおわかりのとおり、デザインはあまりよくないですよ。