大陸三面記事

日本の方々が(2年前は)発展著しいなどと言っていた大陸中国、わりと期待して去年6月に4,5年ぶりに行きましたが、別にさほど変わっとりません。

さてかの国は、ごく一部しか拾えていないはずの新聞ニュースを見てもいろいろ変なニュースがありまして、本日まとまったニュース小ネタを見つけたので自分の印象一言を添えてみましょう。

もちろん主観であることはお含みおきの上どうぞっ!


■上海の女性富豪が、別荘のトイレにまで窃盗防止の防犯カメラをつけていたため、・・・

– カメラ・マイク監視はもうね、常識です。ホテルにもよくかかってます。ところで上海はなんか女性の富豪が多い気がする。何でかな。

■重慶で、ある男性(30)が自分の身体を広告スペースに売り出し、話題を呼んでいる。・・・

– RMB10000とはすげぇぞ! 売れるのか?

■今年3月16日、広東省珠海市郊外の百貨店前露天広場で、青年が刀で、広場をビデオ撮影していた観光客らをつぎつぎと襲い、3人を殺害、15人にけがを負わせてにげた。・・・

– うん、よくあります通り魔殺人。いちいちニュースにならないほどに。泊まっていたホテルの前で起こったこともあったねぇ。郊外にまで公安の威風は及ばないのですよ。

■1993年に北京発モスクワ行き国際列車内で、何度も強盗強姦を働いていた列車強姦団のリーダー格で、国外逃亡していた張聞敏容疑者(48)がこのほど上海で逮捕された。・・・

– 強姦つきは遭わなかったけど、強盗はけっこうあるそうだ(中国人友人談)。バスや列車内の盗難は黄河の砂ほどもあって、うっかり寝たりできませんでした。
寝台バス・寝台列車で寝るときは皆荷物を枕にしてましたね。長距離バスで良く床下荷物スペースや屋根に荷物積んだりしてますが、あれはすぐなくなります。出発前に屋根やトランクに潜んだり、大型バッグに入りこんで荷物に化けたりするのだ。

■広東省和平県の小学校校長が6年生女子児童を繰り返しレイプしていたとして、懲役8年の判決をこのほどうけた。

– 学校と接する機会はないのでもちろん知らないが、件数も質も今の日本をはるかに上回るらしい。5歳の子を持つ中国人の友人は、教育費の高さと教師の質の悪さから子供を学校に行かせたくないと言っていました。まー都市部以外ではやりたい放題なんだろうな。

■北京で少年二人が、ため池で遊んでいたとき、池におち、一人はおぼれ死んだが、一人は自力で岸にはい上がり、そのまま家にかえって寝てしまった。・・・

– なんかね、こういうのは良くあり過ぎてもう3段階を経て『ふーんだから?』と感じるようになっちゃいました(自分だけ精神に対する怒り→笑い話→無感動)。自分至上、その他は戎蛮狄夷なんじゃないっすかね。

■江蘇省無錫市の水道水は昨今の太湖汚染によるアオコ大量繁殖により、たえがたい臭みがでていた。・・・

– 無錫は半導体産業で盛り上がったから汚染も華南並になったんだろうね。ちなみに、自分は蘇(江蘇省)出身だという女性(事実無根)が異様に多い。なぜだろうか。

■広州のある幼稚園では子供のために五つ星ホテルで6月1日の国際子供デーパーティをひらいた。参加費は幼稚園児、保護者各100元ずつといい、多くの保護者が高すぎると不満を漏らしている。・・・

– きっと将来を変えてくれるのは彼ら無能な小皇帝じゃなかろうか。我が思う大陸の正しい状態は、華人が真に中華と思う地域(中原+α)のみを中国とし、その他地域は元に返還/独立、中華地域も3,4つに分割し、五族がどうこうとか言わずにすべて完全独立。統治できないだろあんな。

■河南省で自分のトラックをカーキ色にぬり、偽の軍用ナンバープレート、軍用免許証などをつくり、一年に累計61万元の高速道路通行料金を払わずにいた男性が、このほど懲役12年の判決を受けた。

– 当然なのです、こういうのは。捕まった当人も運が悪かった程度にしか思ってないでしょう。

■大連市であるベビーシッターが、雇い主の不在を利用して、雇い主の子供にぼろ服をきせて、顔を泥や垢でよごして、こっそり路上にでて物乞いをしていた。

– ま、驚くほどのこともないです。ちなみに行かれた方はご存じでしょうが、プロ乞食は身障・子供は必携なのです。実は乞食(盲流)たちはそう貧乏でもなく、ミネラルウォーターボトルとかを出すと「要らない」と言います。現金のみがターゲットのようで。

■教育省によると、今年の大学受験者は1010万人、ではじめて1000万人の大台をこえた。大学生募集枠は567万人。

– そりゃ海外留学→就職、となるわな。エライ人は安さと手軽さから絶賛しますが、小皇帝を世話するこちらの艱難辛苦をどうしてくれる。

■ハルビン市の銀行で2000万元を横領、株につぎ込んで失敗した銀行員2人が、逃亡中に交通事故にあった。1人が死亡。1人が逮捕され、懲役4年の判決をうけた。この男性によると顧客の資料をもとに、偽の身分証明書をつくり、警察の追っ手から逃げていたという。

– 株狂いは大陸の常識。ある程度金があって投資してないと変人扱いです。台湾も大丈夫だろうか。

■黒竜江省のある若い女性(22)は、「ネイキッドチャット」で数十万元をかせいでいた。彼女はかつて10日ぶっつづけで、ネイキッドチャットをおこない、パソコンの前で昏倒したこともあり、それを母親が発見。母親も女性の夫も、ウェブカメラの前で裸になるだけで簡単に稼げると知って「こんな楽なことはない」と自ら参加、・・・

– 台湾人ボンボンエロおやじが喜んで見せに来る『動画』は大体これ。まーがんばれ。やるほうも見るほうも。

■23日、北京で21歳の出稼ぎ青年が河で泳いでいる途中におぼれた。仲間の通報で警察の救援隊がきたはいいが、救援隊は救援費5000元の前払いを要求。居合わせた人の持ち合わせ全部あわせても4500元しかなかった。しばらく、助けろ助けないで押し問答していたが、結局救援隊はそのまま助けずに帰ってしまった。それから17時間後、青年は水死体で発見された。

– ニュースで見かけたとき単独記事にしようかと思ったんだがありふれているのでやめたネタ。載せてくれましたね。拝金主義は最大の美徳ですよもちろん。

■貴州省のレストランで、ある女性が78元の領収書についているクジで2000元をあてた。その女性は喜びのあまり、10分近く、くるったように笑い続け、最後には失神してテーブルの上に倒れ込んだ。

– 貧富の差は大きい。以上。

■北京で、あるベビーシッターが、シーツであんだ縄で、マンションの4階のベランダから逃げ出そうとして、墜落、全身骨折の重傷をおった。隣人の話では、この女性は、雇い主に監禁されており、何度も逃げだそうとしていたという。

– 虐待の類は外国人配偶者などでもおなかいっぱいなほど例があるのだが、ほっとく隣人がポインツですな。家の外のことはどーでもよか、と。

注目すべきは各ネタの日付かな。全部ごく最近。それだけ日常茶飯事ってことでしょう。

やっぱ変わってないなー。
もう、成長だの発展だの言われても実際体験するまで信じない。

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