Logic board(メイン基板)をまるっと替えたにもかかわらず即不具合再発のMacbook Pro、もうどうにも扱いづらく、今日再修理に預けてしまった。
ここ数週間はとかく多忙でお仕事用Toolを多用するため頻々とOS X/Windowsを切り替え、もしくはWindows固定で使うことになるのだが、
OS X : Wi-fiが大抵つながらない・SDカードを時折認識しない
Windows : SDカードドライブを認識しない・時折Bluetoothが切れる
Boot : 起動開始まで数分かかる
こんな有様じゃちっと実用に耐えませんわ、と。
そんで昨夜、各OSのイメージバックアップをとって、今朝思い切って全部消去のうえで状態を確かめることに。
ホレ、”信者”のみならずAppleのサービス窓口ですら「Windowsが悪い」とかのたまうのでな。彼奴らのつまらん言い訳を潰したろ、と思ったわけだ。もちろんワシ自身はハードウェア(ファーム含む)の設計問題と感じているので、これで改善するとは思ってはおらん。
さてまずは、”Boot Camp アシスタント”でWindowsを消去し、Windows10のクリーンインストールを試してみる。
クリーンインストール直後にWindowsで、
スリープ → 復帰 : SDカードドライブ消失
再起動 : SDカードドライブ消失
再起動 → 再起動 : Boot時(真っ暗画面)、リンゴマークか点回転が出るまで数分かかる
これが起こるなら、そもそもBoot Camp自体がおかしいと言い切れましょう。
んで結果、上記3つすべてがWindowsのインストール直後から起こる。いや、というか初回起動時に既に再起動しているので、インストール直後からいきなりSDカードドライブが無い。
もちろんこの状態でもう1回再起動すると、起動開始まで数分かかる。
はい、ダメー。”信者”は部外者だからともかく、Appleの関係者が「Windowsが悪い」とかズレた戯言を宣ってはいかんな。
では次に、OS Xも消して完全初期から両OSを入れてみようか。
どうやらMacbookは、予めHDD(SSD)を消去せずとも起動時にcommand+Rで”OS X復元システム”を使って上書きインストールできるらしい。
早速やってみる。起動時にcommand+Rを押して、根性で待つこと数分、”OS X復元システム”が立ち上がる。
でもって、OS Xの再インストールをしようとしてみると、何やら検証とやらのあと、
こんなことになる。
原因わからんし、どうもならん。
これは”インターネット経由OS X復元システム”(command+option+R)で撮った画面写真だが、もちろんただの”OS X復元システム”(command+R)でも同様。
原因わからんので、とりあえず先に全部消してSSDにOS領域なしで未使用領域1本の状態にして再度試したが、状態は同じ。
やむなく、”Time Machine のバックアップから Mac を復元”をやってみたところなんか復帰できたので、それでちょっと続けてみる。
復帰できたとは言っても、デスクトップ背景とかEl capitanデフォルトに戻っているし、呼び名を知らぬ画面下中央に並ぶアプリアイコンも初期状態+追加アプリ、になっていて、いらないから消したものが復活してしまっていたりするんだけどな。
まぁともかくもう1回Windowsをインストール。続いて上記の3つを試すも、見事全滅。ダメダメ。
そういえば、Windowsのインストール直後にBoot Camp アシスタントが”サポートソフトウェア”なるデバイスドライバ組み込みを行うが、これ、必ず”Realtek オーディオ”で応答がなくなる。
これは多数症例があって、対策がすぐ見つかった。
なんでもAppleが目下の対応策として挙げているものは、
1. “RealTek オーディオ”で止まったら、タスクマネージャーを起動。
2. RealTeksetupを強制終了。
3. 他のドライバのインストールが再開するので終了を待つ。
4. OS Xで起動、BootCampアシスタントを起動。
5. メニュー – アクション から、Windowsサポートソフトウェアをダウンロード。
6. サポートソフトウェアフォルダ内のBootcamp/Driver/RealTekをリムーバブルメディア等に保存。
7. Windowsで再起動、RealTekフォルダのSetupを実行。
8. インストールが始まるので終了を待つ。
こうなんだそうだ。
ワシは予めWindowsサポートソフトウェアをUSB Flashにダウンロードしてあったので、4-6をせず3.の終了直後にRealTekフォルダのSetupを実行したけども。
さて我がMacbook Proの問題だが、これはアレだ、Appleが公式に対応を謳っているもののみの状態でまともに動作しないことがはっきりしたわけですな。
本当はOS Xだけを使っていても問題が起こることを確認済みだが、頻度が低くて再現が面倒っぽいのでまぁ許容しよう。
これで不具合状態の確認は取れたな、ということで、ひとまず元の状態に戻すためOS Xの(一部)設定をいじって戻そうと思いOS Xで再起動しようとしたら、Xキーを押しての起動(強制OS X起動)にも関わらず何故かWindowsで再起動。
なんでやねん、と”OS X復元システム”(command+R)をやったら、なんと何故か”インターネット経由OS X復元システム”(command+option+R)が始まる。
えーなんですかこれは、とディスク状態を見てみると、きちんとOS X領域があり中身もあるのに、起動領域として認識されていない。
あー、やっぱ最初にやった、完全空の状態でのTime Machine差し戻しのせいかねぇ。
ま、もう足掻くのもバカバカしい。再修理に出せるだけのネタは得たのでもう修理に出すべしだ。
そのままSSDのOS領域を再度全消去して、Apple公式Webpageから辿れる前回修理と同じ代理店へ。
代理店で状態を確認しようとしたら、今度はもう電源すら入らない完全故障状態。Brick状態だ。
もちろん窓口担当もお手上げなので、即時修理入院決定。
6月初めに購入して、現在11月末。もう半年経ってしまっているが、症状は購入直後からずっと続いているわけで。
保証期間も残り半分なので、次回修理上がりは検収時に警戒してみようかと思う。
修理上がり品にその場でBoot CampでWindows10を入れてみて、直後から、
- Windowsスリープ → 復帰 : SDカードドライブ消失
- Windows再起動 → OS X再起動 → 何れかOS起動 : Boot時(真っ暗画面)、リンゴマークか点回転が出るまで数分かかる
これが出たら、検収せずにそのまま再々修理にしてしまおうかと。
これを直るまで繰り返せば(いや我が予想が当たると設計不良なので直らないけど)、AppleのQAチームも気にとめてくれるやもしれん、と期待してみる。
どのみち今の状態じゃ到底使っていられないし、保証期間の残り半年預けっぱなしでも・・・とか思い始めていたりする。
しかし赤貧のワシには巨万だったこの出費、ゴミになるのは耐え難く嫌だなぁ。