ペヤング

あたしゃ東京板橋区で生まれて、1年に満たない一瞬北海道北見に移って再度東京に戻り保谷市(当時)、続いて練馬区に移って十数年過ごした。
なので通学時代はすべて練馬区なのだが、周囲ではカップ焼きそば即ちペヤングとされておって、ほかは一律なんというかペヤングの偽物的な扱いというか。

いつぞや述べたと思うがワシもペヤングを食ったことがないわけではないのだがUFO派でして。はっきり覚えているわけではないがUFOに比してペヤングが美味くなかったのだろう。
でもここ5年位はUFOの改変が合わなくなって近年は入手もしやすい一平ちゃんになっておるんだけども。

明日近くの友人宅を訪ね彼の自称”秘密基地”な屋根付きベランダで朝から酒盛りの計画なのだが、折しもたこ焼き食いたくなったのでちょいと量産して持ち込んぢゃろうと思い立ったが、揚げ玉/天かすが残量わずか。
大昔のように蝦味先を切って代用でもまぁアリなんだけど、友人も喰うだろうし揚げ玉にしておきたいわな、と”めこ“に行ってみたのだが売っておらん。しゃーない、あるだけ揚げ玉使って足りない一部は蝦味先だな。

で、めこをくまなく探っていたところペヤング6個箱が$300ほどで出ていましてな。
@$50なら一平ちゃんより安くて宜しいのぅ、ってことで買ってみた。
ペヤングとか普段食わんけど、昔は周囲で常識だったわけだしこの値段で後悔するほどのことはなかろうて。

帰ってまずはたこ焼き量産。54個焼いて48個を各8個パックで冷凍、6個は夕食時間に食ったが当然全く量が足りん。なので早速ペヤングをいってみる。

いつぞやからか”ペヤング”部分に”Peyong”と記された偽物みたいなやつを見かけるが、今回の品はちゃんとuが入った正しきペヤング。

ペヤング教徒でないものが比較判定するのに廉価版を使うわけにもいくまいてな。

幼少の頃から思っちょったけど、”Big”とか掲げておるのに小さいよな。
UFOと同等だし、一平ちゃんやBagoonや焼きそば弁当と比べてしまうと量も少ない。

あー、うん、おぼろに思い出した気がする。
見た目に色が薄いし具も見えないんだよ。
うっすい記憶では味も薄いのだがどうか。この1個目は比較なので何も入れず、紅生姜すら加えずいってみる。添付のものは”スパイス”含めすべて加える。
いってみるとやっぱり薄い。これ、ソースが足りていないよな。
具については見えはしないが底にいくらかある。キャペツは他のカップ焼きそばよりキャベツ臭がして美味い。が、とかく量が足りん。南韓カップ麺みたいな具の少なさだ。
大きい米粒みたいな、日清の”謎肉”的な茶色いモノは味はよくわからん。アレなんなんだろうな、なにかひき肉ではなかろうかと思うんだが。
麺はいい感じだな、カップ焼きそばらしく且つふさわしいアレだ。UFOが焼きそばに寄ったようなダメ麺なのでこの点は大差リード。でも一平ちゃんや焼きそば弁当もこの麺なので全体的にはリードはないか。

入手性悪いし値段も高いし、やっぱ目下一平ちゃんで良いな。
まだあと5個あるので、それらはソース足したりしてみようと思う。

まぁなんだね、やっぱ昔の我が周囲でのペヤングは宗教だと思うわ。どうにも他と比べて美味いとは思えん。
折々ギャンギャン改宗を強要されたが、その中に”スパイシーなのがダメなんだろ? ペヤングはスパイシーだからな”というのがあった。
それ、”スパイス”袋に惑わされているだけぢゃろ、まるかはスパイシーに作っているつもり皆無なはず、幼少の頃にCMでも”まろやか”と推しておったしな。
ま、その信者はいつでもなんでも”スパイシー”ばかりだったので聞き流しておったし、改めて食ってもやっぱりスパイシーさなぞ皆無だな。ひたすらに薄い。

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