眼鏡

東京にいた頃の末期から近眼ではあって、そんでも見えんくて困るってほどでもなかったんで一応五反田で眼鏡作りはしたがほとんど使うことなく今まで過ごしてきたのだわ。
でもここ1, 2年はだいぶ悪化してきたようで、そろそろ眼鏡野郎になるべきなんかのぅ、と軽く思い始めておった次第。

そんな中さらに、最近2, 3ヶ月で超高速で老眼が出てきて、手元が見えんくてちょっと前までヨユーだった0402/1608のチップ部品をつけるのがツラい。もちろん刻印印字なんぞ見えようはずもないのでいちいち実測したり拡大したりでものすご効率悪し。

これは重症、いよいよ眼鏡要るな、ってことで、先般政府が$10000くれたのを使っていっちょメガネデビューしたろ、というわけだ。

まー周囲に眼鏡民は山ほどいるので、まずちょいとヒアリング。
で、早速大きな壁が出てきた。
どうせなら近視と老眼まとめて矯正したろ、と思うのだが、なんとその眼鏡が$20000とかであるというのだ。
高くて$数千、贅沢して$10000使い切るくらいで行けるだろうしそうするつもりだったのだが、全然足らんぢゃないか。
しかし手元が細く見えんことには下っ端である日勤業務に大いに差し支える、どころか無能で解雇要件となるだろうので、$10000の一時金をケチって$50000/月を捨てるのは愚かすぎ、ってことで作成を決断。

やり方は、まず眼科で悪さ具合を測定数値化して眼鏡屋に持ち込んで作る方法と、”驗光”を掲げる眼鏡屋で測定&作成、の2通りあるそうな。
近所の眼科はいつ見ても溢れんばかりの混みっぷりで行きたくない感じなので、すぐ向かいのなんか高級っぽい眼鏡屋で測定&作成することにした。

行ってみると、まず諸々説明から始まってやたら立派な機械でまー様々あれこれ測定。
2時間かかって測定を終え、差し替え式のプロト眼鏡的なものを用意されてそれを使ってみると非常にくっきりはっきり見えたのでこれで度数の設定完了。
更にそこから30分くらいかけて老眼と近視の面積バランスを調整及び瞳の位置からなんちゅうか焦点的なものの位置設定、更にフレームの各部角度その他を設定してようやく終了。想定をはるかに超える時間がかかってもう真っ暗ですわ。
で、無料おまけサービスで眼底写真撮って眼科に回して検査してくれるってのがあるそうで、もうここまで時間かかったならそれもやってもらうか、と撮影、以上完了で支払い、たっぷり3.5時間かかって発注完了。完成は12月12日予定であると。

待つこと2週ちょい、昨日昼に完成の連絡があった。
今日から沖縄行きなのでそれに使おうと早速引き取ってきた。

フレームはなんかテキトーに良さげなものを選択、レンズはCarl ZeissとHoyaとニコンがあるとのことで、そん中ならもとカメラモジュール屋としてはCarl Zeiss選んじゃうよね、ということでそれで。
若干の割引等も含めて総額$18500。まぁ、想定内ではあるけど絶対値としてものすご高額よねぇ。日勤月収の3割以上だで、巨大な出費よ。これから悪化とかで作り直しとかもあるだろうというのに・・・。

ほんで極力使うようにして1日半程なわけだが、感想としては老眼用と近視用に分けて2つにしたほうが良かった。
そのほうが安くなるという話を聞くし、もし少々高くなったとしても分けたほうが良いと思う。手元作業のときはずっと手元作業だし、運転とか遠めを見るときはずっと遠く見てるし、2つ持ちでかけかえるほうが良いわ。
悪化とかで次に作るときは、2つに分けようと思う。

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