台北待機

今週初めまでの企みでは、明日、いや今日は台南に出向く予定であった。業務じゃないが人にあったりモノ買ったりで。
しかし今は前エントリのとおりそれどころじゃなく、様々多方面より心配・期待・申し出を戴いているので台北に残って居留問題解決の目処をつけることが最優先。
そこで今回は台北に残ってできることをやっておく。そんでも人に会うのは割と重要なので来週は一度行かなければならんだろうな。

方策だが、非常時なので基本的に今日まで3方策すべて考えて動いていた。
居留権のために雇用して戴く、という方法はやっぱりキツそう。現在の取引先のうち1つとは既に動いている業務を強化する必要が有り、さらに1つとは受注内定に迫っている案件が3つあり、また別の1つも受注内定が1件、見込みが1件になっているので普通の常勤はやっぱり無理かと。
こういう状態で、せめて1年間は確実に時間拘束なしで、等と申し出るのは無理ってもんだ。実際受け入れ先はみつからない。

残る方策は2つ、

– 取引先の支店立ち上げ案に協力させて戴き、支店長に就任
– 出資者を募って起業

この2つ。

支店立ち上げ案については、当地で得られる情報と日本で得られる情報にやや差異があり、ちょっと問題。
具体例の1つは、運営登録資金(資本金同等の扱い)は0から支店立ち上げOK、という点。
日本側情報 : 初年度は外国人支店長を招聘でき、立ち上げにも問題なし。
台湾側情報 : 外国人支店長も招聘なので運営登録資金NTD50万が必須、審査にも綿密な事業計画が必要で非常に厄介。
このとおり。
まぁこういう場合概して台湾側情報が正しいのだが、日本から見れば得られる情報にここまで大きな差異があるとは想像できないわけだ。そっちの調査が間違っているんじゃないか、と疑われてしかるべし。
ワシ自身、移住の時の諸申請で自分自身の移動でも情報差異があった(挙げている例はひとつでしかもあっさりだけど)し、犬の移動でははっきりもめているのでお気持ちを察してあまりある。
しかも戴いている支店立ち上げ案は、基本的にすぐ着手したい状況ではなかったものの我が窮状のために繰り上げ提案して戴いているので恐れ多い。現時点ではそのためのキャッシュフローも潤沢ではなかろうし。
そのため、運営資金の入金にグレーな点有り。

出資者を募って起業は、今年9月を目標としていた起業着手を出資者に頼ることで2ヶ月繰り上げよう、という案。
実績なし事業計画のみでは相当無理か、と思っておりましたが、なんとありがたいことに出資申し出を5件も戴いた。
うち1つは、最低資本NTD50万をクリアできるだけ出しましょう、とのこと。事業計画はまとまりが悪いものの見込みが立つよう作ったものの、そうまで信用戴けるとはありがたき極み。
この方策をとる場合、目下懸念点は出資金の経路。しかしこれは確認の問題なので不安点がある、というわけではない。

以上2方案が現実的なもの。
来週は、経験者や専門家に対する相談を行い、方策を絞り込んで早速にも立ち上げを開始しようと思う。
また、上記最大出資者かつ予てより台湾生活上もっとも信頼している方のアドバイスで、経験者の方への相談が重要、とされているので、今日にも相談手配をかけておくべし。

ところで関係ないのだが、昨日、いや一昨日に会計士に相談に行ったときに立ち寄った松青の1コーナー。

高いなしかし。NTD120の缶詰とか、ものすごい高級じゃないか。焼き鯖缶とか美味そうだけど、NTD142だぞ。
予てより挙げてもいるが、ワシ最近1食外食で概ねNTD50くらい。焼き鯖缶1つで3食まかなえるぞ。

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台北待機 への2件のフィードバック

  1. meihua のコメント:

    この緊急時にも関わらず、出資の申し出が5件とは。
    頑張ってきたコトが評価された、ってコトですよね。
    それとあとは、仕事と言うモノに対する姿勢ですかね。
    ともかく、最良の形でおさまるコトをお祈りしております。
    居留問題が見事片付いて、起業も成った暁には、そのお祝いとして
    味噌煮缶でも蒲焼缶でも、何でも買って差し上げましょう。

  2. Pote のコメント:

    meihua様こんばんは。

    > この緊急時にも関わらず、出資の申し出が5件とは。

    ホントつくづく有り難いことです。
    本来ならしっかり事業計画説明して、できれば過去の実績なども添えてある程度時間をかけて交渉せねばならないものを、窮状を見取って即時、お願い申し上げるよりも早くお申し出いただける方々がこれほどいらっしゃるとは、なんたる果報者か、と思っております。
    皆様のご期待や温情に反することのないよう、よりしっかりやって行かねば、と心を新たに持っております。

    > 居留問題が見事片付いて、起業も成った暁には、そのお祝いとして味噌煮缶でも蒲焼缶でも、何でも買って差し上げましょう。

    なんと、そりゃ超高級品じゃありませんか! ますます首尾良く片付けねば。

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