多忙気味

4日空けてしまったな。俄かにちょいと多忙なんである。

2/3から春節前追い込みらしく来客多数依頼多数になって、駄文日記を記している時間は惜しかったのだな。
でも今日は休日としたので時間あるのだ。

まぁもうこの年功になると、休み前追い込みだからといって多忙っぽくなろうとも時間なくなるほどではない。
なんちゅーか、多忙なフリしてても破綻しない余裕はもつようになってしまうものなのだな。
でも今回、来客の立場があまりに哀れなので、内密にフルサポートして居るので時間なくてね。
来週は来客もう2組増えるので、また間が空きそうではある。

今回の来客の何が哀れかって、入社後1年も経っていないのに設計全てを担当し、PLも兼ねているとか。
ワシゃ大学も専門学校も御縁の無かった低能元技術屋だが、フル学歴装備ったっていきなり1人でプロ設計ができるわけがないことくらいわかる。
アマチュア設計は制限がないので設計の幅が広いが、それじゃプロ設計にならぬことは明白。
というわけでわたしゃ内緒ででフルサポートに入っているのである。CADもシミュレータも持っていないんだから彼自身ではやりようもないというもの。

そんな指示を出す顧客企業もしょぼいなぁと思うが、ま、顧問先にとっては大事な顧客らしいからぼちぼち形整えて差し上げるさ。

あー念のため、ワシゃ面倒見が良かったり教え好きだったりするわけじゃないぞ。むしろ大嫌いだ。性格悪いし人様に教えるほど能力ないし。
あくまで全体のため、ひいては自分のためにやっていること。
もし今回の来客の態度が高飛車だったり、教えてくれなきゃできるわけないじゃん、的なことを言ったりしたらワシゃササッと引いてやるべきことだけやっているであろう。

そもそも、技術然りその他然り立ち回り生活然りだが、教わってやろうなんて考えは間違いだと確信しておる。
泣いて苦しみ地獄を見て、覚えるのではなく体得するものだ。
ということで、ワシゃ頑固職人爺さんのような奴なのだな。
だってさ、学校とかでは金払って教わるのに、営利企業では金もらって教わるなんて奇妙奇天烈じゃんか。
ということで、どこからの世代から以降から始まる「教えてくれなきゃできるわけないじゃん」を振りかざす華人どもが蛇蝎のごとく嫌い。
華人の本場中国でも以前はそうじゃ無かったのになぁ。10年くらい前に大陸工場に出張したときは、毎休み時間ごとに数十人が押し掛けて手元覗かれたりくっだらない雑談を求められたりして、辟易だが気持ち良かった。それが今じゃ「やれ教えろそれ教えろ」だもんなぁ。行きたくねぇホント。
中華他地域でもそうだが、きっと日本でもそうだよね。
しかし今回の来客はそんなことはなかった。というわけで手伝いと称して我が手配を見取ってもらおうというわけだ。今は彼はプレッシャーのストレスでよれよれな御様子だが、見取って身につけ染み込ませる精神を忘れず10年も続けられればほいほいと処理できるようになるさ。

実はついでにこのプロジェクト、日程が常識外れに足りない。
まぁ設計のほとんどは顧客が担当するし、提案日程を示して無理っぷりを把握してもらおう。それにGoかけるなら日程オーバ要因は顧客サイドになり、我が近辺の責任なしとなるような状態にはしてある。老獪な汚さではあるな。でも当初から無理なものは無理だ。

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多忙気味 への4件のフィードバック

  1. りまと のコメント:

    来客対応お疲れさまです。
    今日査証申請に行ってきました。台湾役所との初めての接触だったわけですが、たいへん親切でした、これが不親切だと国自体の印象が一気に悪くなりますもんね。

  2. meihua のコメント:

    やっぱどこの世界も、手に職が無ければ生きて行けないんですねぇ。
    ましてや気風や習慣の違う国で、自分の稼ぎでゴハン食べていくのは
    かなり腹くくってないとムリですよねぇ。
    それと、生きて行ける自信の裏付けになるような、腕。
    過去の移住関連やお仕事関連の記事、興味津々で読ませて頂きましたが
    ほんとスゴイですよね…小さいコトから大きなコトまで感心というか驚嘆です。

  3. Pote のコメント:

    りまと様こんにちは。

    > 今日査証申請に行ってきました。台湾役所との初めての接触だったわけですが、たいへん親切でした

    査証というと、代表處とかいうアレですね。
    私の時は、査証部は失礼ではないものの事務的で態度が悪い感じで、犬の手配のために行った経済部は丁寧で親切でした。

    ともあれ査証申請ということはもう来台目前ですね。
    春節明けだと一応春扱いですが、やや寒い夜もあるかと思うので、宜しければ通過儀礼に薑母鴨や羊肉爐など挑戦戴けると幸甚。

  4. Pote のコメント:

    meihua様こんにちは。

    > ましてや気風や習慣の違う国で、自分の稼ぎでゴハン食べていくのはかなり腹くくってないとムリですよねぇ。

    その通りですね。
    根性無しは自覚ありなので退路を断っての移住は今は正しい判断だったと思っております。
    同じ事業開始も日本のほうがラクでしたし。どうしたって実業務外の事務など周辺処理が必要ですが、そのあたりは日本生まれ育ちである以上日本であるにこしたことはありませんでした。
    「人件費は低いんだから人入れて任せりゃいいだろ」といって食い下がる方もいますが、売り上げも低いんだがら比率は一緒だって。任せられる相手を探すのも問題だし。
    まー事業も学業も、日本で成功できないものを海外に持って行ったってできませんわな、と思っております。

    > 生きて行ける自信の裏付けになるような、腕。

    業務面だと、顧客は概して納期も仕様も無茶要求、あるいはそれが無かったりするので、嘘はったりなしでその辺の交渉をして決めていくには腕も知識もある程度ないとなりませんね。

    > 過去の移住関連やお仕事関連の記事、興味津々で読ませて頂きましたがほんとスゴイですよね…

    基本的にすべて一人でやらにゃならんのでまぁ大変ですね。
    結婚もしたいと思いますが、これは相手のあることなのでなかなか。
    先ずは一人でできる仕事のほうに注力して、法人化して一人事業から脱却したいところです。

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