板橋転居 -7

今日は住所変更ですよ。
なんといってもまずは基本、居留証の住所変更をせねばならん。なにごともこれを基準に動きますからな。

午前中は業務ミーティングの予定だったんだが全て流れたので、そのまま住所変更手配に移行。
まずは書類を印刷し、近所の刻印の店へ。一番安い木製の篆刻を家主殿名で頼み、数分で完成。印刷した契約書に自分のものも併せて捺印し、さらに自分のサインを加えて完了。
捺印の上サインをしたのは、日本でよくある姓だけの三文判を使ったから。こっちではフルネーム印が基本で、銀行では日本の三文判は通用しないので念のためだ。

これで必要書類完備。では役所に行きましょうか。
始めはひとまず縣政府に行こうかと思っていたんだが、チョビ様のコメントにより警察局での実績があるので、GPSPDAで出てきた民族路の警察局へ。

しかしだ、到着してみると看板は消防署だったり。しかもなんか工事中。
消防署という割にはパトカーがたくさん止まっているので1周回ってよく探してみると、裏の方に小さくひっそり縣政府警察局発見。
でもここ、交機かなんかの分署。
なんかいかにも違うっぽいが、一応警官に聞いてみた。
するってぇと案の定ここではできないと。移転して府中路32号にあるんだとか。調べてみるとMRT府中站の正面。
なんだ、それなら愛用のスクーター使わんでもMRTで行ったほうが楽だったがな。

ともあれ今度こそ縣政府警察局。

移転、っていうから新しいかと思いきや、そうでもない。
どうやら他の政府機関が使っていた建物を流用したようだぞ。内部もそんな感じ。
入口に非常に人当たりの良い若い警官がいて、声をかけてきた。日本では六尺棒持った警官が立っていることはあるが、案内役が入口前に立っていることはなかったな。
で、その警官氏によると「外僑居留證の住所変更は移民局が行うようになっていて、いまはここでは行っていない。」だそうな。
ぬぅ、なかなか目的を達せぬな。
ともあれ警官氏、中の左側、手前から3番めの外事業務の部門で場所など聞いてみるとよろし、と案内してくれたので行ってみる。すると今度は民族路の中華電信隣を案内される。
なんと、また民族路に戻るんかいな。

で、民族路の移民局分所窓口で契約書のコピーとって出したり申込書類に記入して完了。
料金は無料。しかし以前と違って裏書欄がないせいか、発行までには時間がかかるんだと。発行日は12/31だそうだ。
長いなしかし。その間居留證無しかよ。提示求められても出せないし出国できない(ICカードになってから再入国許可証は居留證に同梱)し、厄介ですな。

まーでも住所変更は行っておかないと。請求が起こったりするものの請求先が旧住所では滞納になりますがな。
で、とりあえず近くの台北區監理所板橋監理站に行ってみた。
監理所は自動車関連の施設。日本でいう運転免許試験場と陸運局が合わさったようなもんだな。
ここで運転免許の住所変更をしておけば、免許証は居留證がないととれないしその期間は居留期間と一致しているし番号は居留證番号と同じなのでいくばくかの証明書にはなってくれるかな、と。
窓口に行き、
「引っ越したんで免許証の住所を変えたいんだが、居留證はないんだ、同じく住所変更中で。居留證が移民局預りになっている証明書はこのとおり今持っていて、新住所は租賃契約書にあるのだが。」
と言ってみた。すると窓口の小姐、
「身分證(つまり居留證)がないと変更できませんよ。」
ときた。あっそ、じゃこういう場合は? ということで、
「つーことは、早くても変更完了は12/31だよな。ワシがその間に違反を犯して”紅単”(違反通知+反則金納付書)を送るとなったら三重に送るわけだな。ワシゃそれに気づかず変更のときに、払え、とか言われるわけだが、そんとき金持っているかどうかわからんぞ。」
と言ってみた。すると、
「えーでも身分證がないと変更できませんよ。どうしようもない。」
出たな、どうしようもない発言。考え無しに気軽に言うんだよな皆。
「ふーん、じゃいいよ。申し出でもらったとはいえこれら免許証はあなたがたが出してくれたもんだし、ここで窓口担当のあなたが『どうしようもない』ちゅーなら放っとくわ。移民局も警察局も認めた転居なんだからワシの問題じゃなくてあなたの問題だし。」
なんて言ってみた。最近言葉も通じるようになったし気も強くなったので言ってみたかったのだわ。
すると小姐、何やらわからん言葉でごちょごちょっと言ったあと不機嫌に次の待ち番号を呼び出すボタン連打。誰も待ってませんけど。
まーワシとしましては、カウンタに出した書類をゆっくり片付けて辞去。車両関係はなんかのついででどこかの監理所の近くに行ったときにでもやりましょ。

で、ここでひとまずオフィスへ。
しかし少し前からスクーターのリアタイヤの空気圧がすぐに下がるのだ。で、行きつけのバイク屋に寄って見てもらった。
すると、極細いワイヤーが刺さっていてパンク状態。修理を試みてもらったんだが、貧乏生活でタイヤ丸坊主+N状態になっていたのであのチューブレスタイヤ用の棒状パッチが効かない。指でこちょこちょいじると漏れてしまう。
で、やむなく即交換できる中で最安のタイヤに交換。でもNTD1350もするのであった。イタイ・・・
しかし丸坊主タイヤより明らかに快適安全。

さて、残る住所変更は電話2社と銀行2行。
少なくともクレジットカードの住所は意地でも変えねば、延滞金高いし。

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板橋転居 -7 への2件のフィードバック

  1. チョビ のコメント:

    住所変更お疲れさまでした。
    私の書き方が悪かったせいでご面倒かけてすいません。
    書き換えの場所が、同じ民族路沿いの対面側にここ1-2年のうちに変わったんですが、警察局が引っ越しただけだと思い込んでました。担当部局も変わってたのですね。

    pote様はICカードタイプの居留証をお持ちなんですね。
    私は裏書して担当者が印を押す旧カードだったので、他の住所変更も間をおかずできました。年末まで居留証がないとなると不便ですね。確かに請求書類は早めに処理したいところです。

  2. Pote のコメント:

    チョビ様こんばんは。

    > 私の書き方が悪かったせいでご面倒かけてすいません。

    いえいえ、どこも互いにすぐ近くですし、「ありゃ、なんだそうなのか」とは思いましたが苦でもなかったです。

    > pote様はICカードタイプの居留証をお持ちなんですね。

    今年8月に起業で記載変更更新だったので、ICカードになってしまいました。
    両面パウチの身分證や片面パウチの旧居留證のほうがこうういうときには早いですね。

    > 年末まで居留証がないとなると不便ですね。

    国外に出る気も予定もないし、まぁOKです。
    台北車站で人待ちとかしてて”おまえ怪しいな、身分證見せろ”のときもないものは見せられないし、権利は有るが公機関の都合で出せないわけだから構わないかと。

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