皆もすなるATOKといふものを、我もしてみむとてするなり。
PPC向けのATOKというとATOK for Pocket PCでありまして、これは多くの日本語ユーザーが使っているらしい。
しかしこれ、6年前に作られてWM5にすら対応していないということ。寂しいもんですな。
そんなわけで今までワシは違うSIPを使い、変換エンジンは使わないというやり方を取ってきた。
しかし、最近ATOK for WIndows Mobileなるものが売り出されたそうで、これはしっかりWM6にも対応。
ならば使ってみるかな、ということで検討してみた。
まずは本当に使い物になるかどうかがポイントだな。
今まで使ったGPSPDAは、今回のTouch Diamondも含めてすべてキーボードなし。
なので単に変換がスバラシイだけでは食指が動かん。手書きで日本語入力がしっかり(区・学、等の日本語漢字含め)できねばいかん。
で、試しに使ってみられないものかと探してみたが、試用版等はないようなのだな。
メーカーWebサイトをみると、SIPは用意されていないようなんだな。しかしOS標準のSIPを使って入力できたりするんじゃないかと思ってJustsystemに電話かけてみた。
結果、OSのSIPを使って手書き入力することは可能、とのこと。さらに、試用等はできない、とのこと。
ならば、と思い切ってオンラインショップのダウンロード販売を使って購入。入れてみた。
実はこの思い切りには結構根性が必要だった。
事前にいろいろ試してみよう、と、Japanist for Pocket PCとAsukal殿が配布されている@日本語 IME風を入れてみた。
結果、
– Japanist for Pocket PC : SIPが起動しない。強制リセットされる。
– @日本語 IME風 : SIP起動後、勝手にめちゃめちゃな入力が始まり、何をやっても復帰しない。リセットあるのみ。
ということになった。ATOK for WIndows Mobileもすこーし危険なかほりがしますよ。
さて導入だ。
CABファイルでインストール、再起動しますと、
再起動後、勝手にめちゃめちゃな入力が始まり、何をやっても復帰しない。デフォルトSIPがATOK for WIndows Mobileにされているのでハードリセットあるのみ。
さらに、インストールしたのみではOS標準の手書きSIPで日本語入力はできない。
うわーやっちまったわ。しっかり人柱として塗り込められた!
一応Justsystemに連絡して、上記問題2つとも問い合わせてみた。
– 手書きSIPは設定が必要で機種毎に違う。だがJustsystemは関知しない(関知できない)ので、メーカに問い合わせるべし。
– 動作不良は開発部門で確認し、後日連絡する。10/24まで待つべし。
上記の回答を戴いた。うぬーまいったね。
なんか騙された感があるので、海賊ATOK for Pocket PCを試してみた。するとこれはDef Sip Changerを併用することで無事動作。しかしQVGA用なのでパネルがえらくちっこい。
不正利用は嫌いなので削除したが、結局ATOKはダメっぽいな。Japanist for Pocket PCが動いてくれりゃ使うんだがなぁ。