退去宣告

今日は終業後、退去宣告してきました。
本当は一昨日日曜にする予定でしたが、家主は不在、不動産屋担当者も不在なので中止。
昨日は会社の仲間と課内食事会のためダメ。
ということで今日なのです。


さて、直接家主とやるのもいいかと思うんだけど、今回の最大要因である雨漏りの件は不動産屋担当者もかかわっているし、家主のおば(あ)ちゃんは話がわかりにくいので不動産屋担当にも立ち会ってもらうべく、契約時の不動産屋へ。
家主のおば(あ)ちゃん、どう話しづらいかといいますと、『魔布』のCM内で空港で必死のアピールをするおばちゃんのような単語ぶつ切りで間延びしたような話し方なのです。
これ、単語のみで行けるようなケースではわかりやすいんだけど、今回のような交渉的事象では意図が分からん。

で、不動産屋にいって「担当者殿はいるかな?」と問うてみますと、「あ、彼は辞めて他に移っちゃったんですよ。」ですと。まぁよくある。
その問うてみた彼は、始めの雨漏り報告でもいっしょにいた彼なので事情は覚えて居られた。
というわけで訴えは簡単。
「3ヶ月経っても直らないし、転居の必要ありですわ。もう上長も怒ってるし。で、ワタシのサインは契約全般に納得した上でしたものだから、『経年劣化・自然故障に依る問題は家主の責任で修理する』が守られていないので、1ヶ月分のペナルティは払えないと思うんですわ。」
と。
その彼、一発承知。まぁ今は無関係だから承知しやすいのでしょうけど。
ちなみに上記訴えは、会社の同事2人(うち一人は借りる方の事情に詳しい)に相談して流れを組み立てたもの。
即座に家主に連絡をとってくれ、事情を説明してくれました。

すると「家主さん、契約時の担当者の現在の店舗に来てほしいそうなんです。お手数ですが今から行けますか?」だそうだ。今日はそれがメインなのでちょっとの移動は問題無し、彼の案内でその店舗に向かいます。

その新勤務先、現居から歩いていけるくらいすぐ近く。あっちゅーまだ。
すぐに出てきた担当者氏にも同じ説明をする。するとさすがは今も家主と関係があるだけに、
「いや、増築部分は作りが粗くて修理が大変という見積りだったんですよ。台風のときに漏るのはしかたないんです。」とか。
何言っちゃってるんだ。普通の雨でも漏ってるし、『作りが粗くて修理が大変』なんて言い分あるか。
しかしこれを國語や台語で訴える実力は無いので、「ここの条項は『経年劣化・自然故障に依る問題は家主の責任で修理する』だね。それに今のところは初めての雨からずっと雨漏りなわけだよ。わたしゃ全条項に対してサインしたんだから、この条項を無視するなら1ヶ月分のペナルティ条項も無視でしょう」とか言ってみる。
とりあえず担当者氏も我が意図は把握。後は家主との話し合いだね、ってことで家主殿の到着待ち。

待つことしばし、家主殿到着。
経緯説明ののち彼女が言ったことは、
1.「あなた、いつも不在だから外からしか見られなくて修理手配できなかったんですよ。」
電話すりゃすぐ手配したのに。それを突っ込んだら、「電話した」とか。着信履歴もないがな。もういいや。
2.「大雨で漏れるのまで責任は持てないでしょ」
そんな話あるか! ・・・ひょっとしてあるのか? でもつっぱねてみた。
3. 「分かった、すぐ直すから明日様子見せて」
前に施行者ふくめ大人数で来て見たじゃないか。同じだよ。第一もうここには済まないと決めたんだから今さらダメさ。

やはり店子を失うのは嫌なようで食い下がるので、面倒にもなってきてtw_dot_com師匠からの知恵を拝借。
「雨漏りでプリンタとPCいかれましてね。PCは会社のモノなので上長もお怒りなのですよ。『そんな雑なところに住むな! そんなことでちょいちょい不在になっちゃ困る。すぐ引っ越せ。』との仰せでね。というわけで退去は決定、ワタシにゃどうしようもないのだよ」
すると家主殿、
「近くにもっと広くて良いところがあるので、そこをNTD12000で出しましょう。そこに移動しませんか。」ですと。
もう新居は決まっているので全く無用なんだが、こういう事情で代替として出す物件がどの程度のものなのか興味が湧いたので見せてもらうことに。

現居よりやや山っぽくなるのだが、幹線道路に近く台鐵汐止駅も近くなる。
ただし回りに商店などはほとんどない。
エレベーター無しの中層マンション3階で、窓が多くて通気と日射はばっちり。広さは30坪オーバークラス。室内は非常にきれい。家具はソファ・ローテーブル・食卓・椅子・ベッド。
ガスはプロパン。3房1廳2衛+ベランダ2。
うーむ、たしかに良いですね。
でも1.5人でこの広さは無用。クーラー付けるのにまた出費があるし、3階じゃ一人転居は無理だし、プロパンはなぁ・・・。家族がいるひとには絶好でしょう。
ワタシとしてはもちろんお断り申し上げる。既に決まってるしー。

家主「そうですか、では今のところはいつ退去しますか。」
ワシ「11月30日をもって退去したいんですが」
家主「分かりました。では戻りましょう」

はいOK、押金返してくれ、は既に伝えたし、理想の退去日でOKもらったし、今日のところはこれでいいや。
しかしもどると「是非もう少し考えてください。移動できるなら後日連絡ください。」ですと。粘るなぁ。
ま、どのみちこれから退去手続きで1,2度は連絡しなければならないのでそれはいいけど、断りまっせ。
さらに彼女の言い訳を聞かされました。
「私はもう雨漏りは直っているんだと思ってたんですよ。彼(不動産屋担当)は連絡くれないし。退去までの話は彼を通さず私に下さい。私の家ですから。」だってさ。
まーちょっとはもっともらしいんだけど、穴だらけで苦しいねぇ。
挙げてしまえば、
・ なぜ直る? オーナーのあなたが手配しなければ直るはずはない。
・ 不動産屋がどう動こうと、彼女自身が実況見聞しているのだからあまり関係ない。
・ そう、あなたの家なんだよ。だからあなたが修理しなければ状況は変わらない。
まー、言い訳したいんだね。役に立たないし呆れるから聞きたくないんだけど、はぁはぁ、と流しておきました。突っ込むと長くなるだろうからね。

今日は以上で完了。明日か明後日にでも改めて移動お断りの電話を差し上げ、押金返却の準備をしていただきましょう。
家主殿、当たりはいいんだけどどうも間が抜けてていい加減なのは房東としてよろしくないなぁ。新居の家主はどうだろうね。15日に行ってみて荷物がまるまる残っていたりしたらまた苦しむかもしれないな。
そういった面では、高かったけど南港の最初のところは充実してたな。そもそも問題が非常に少なかったし。

カテゴリー: 移住・転居 パーマリンク

退去宣告 への2件のフィードバック

  1. tw_dot_com のコメント:

    こんばんは。

    >「近くにもっと広くて良いところがあるので、そこをNTD12000で出しましょう。そこに移動しませんか。」ですと

    つまり「近くにここよりもっと条件のいい物件があるにもかかわらず、狭くて悪い【雨漏り上等!】なクズ物件をボッタクリ価格で賃貸していた」ということですね。

    >「雨漏りでプリンタとPCいかれましてね。PCは会社のモノなので上長もお怒りなのですよ。『そんな雑なところに住むな! そんなことでちょいちょい不在になっちゃ困る。すぐ引っ越せ。』との仰せでね。というわけで退去は決定、ワタシにゃどうしようもないのだよ」

    民度低いの覚悟でシナ式交渉術で行けば、押金返還は当然として、入居前に告知されていなかった「雨漏り」によるプリンタ等の損害補償を最上段から要求(もちろん家主は受けないのを承知で)した上で、「じゃあ雨漏りで受けた損害については目をつぶるから少なくとも押金は全額返還で手を打とう」と5分に持ち込むのがベストですね。

  2. Pote のコメント:

    tw_dot_comさまこんばんは。

    > 近くにここよりもっと条件のいい物件があるにもかかわらず、狭くて悪い【雨漏り上等!】なクズ物件をボッタクリ価格で賃貸していた」ということですね。

    そう聞こえるんですよねー。言い訳内容も踏まえると。

    > 「じゃあ雨漏りで受けた損害については目をつぶるから少なくとも押金は全額返還で手を打とう」と5分に持ち込むのがベストですね。

    ま、言ってはおきました。さらに、「壊した業務用PCは日本製日本国内モデルだから往復送料もかかるよ。」も。このへんは事実だし言いやすいですわ。
    でもまぁ全額返還はベストケースかと覚悟はしております。
    以前のピンチにあるとおり資金も時間も能力も立場も実に低いので、引き際は早めにおかねば、と。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です