ジコッタ!

“無事明日は東京へ”などと言った舌の根も乾かぬうちにこのタイトル。
まぁ、無事なんすよつまり。

つうわけでやりましたよ交通事故。ちょっとしたのは遠からずやっちまうだろうなぁとは若干覚悟していたのであんまり感慨がないっす。

内容は何というか、右直事故。もちろん直進側ですよ。もちろん信号守ってますよ。
しかし右通行でございますので、何ともアホな事故内容だ。
覚悟もあったので『お作法』は予習済み、且つぼんやりシミュレーションもできていたので問題ない。

では顛末をまとめましょ。


18:30頃、今日もいつもの南港路を帰途についておりました。
南港駅前の交差点手前、右側に中華電信の黄色い工事車が”ヌルーっ”と出てこようとしています。もちろん信号はこちら南港路が青、相手側は赤。
まーこんなのはいつものこと。右折はフリーっちゅう悪習があるのだ。
そんなわけでいつものように『このアホアホめが』と思いつつちょいと左に寄り気味で抜けようとしましたが、すぐ先右側が目的地だったので右ウインカーを出して減速中だったのですな。
するってぇと交差点通過の直後、右後ろからぐっと押される感じで転倒だ。

しちゅえいしょん

降りてきた運転手、『いや止まるとは思わなかった』と。
何言うとんねん。右折と思いこんで見てなかっただけだろうさ。
言い訳こいて詫びもないのは(一部の・・・だよな?)日本人と一緒だ。気分悪い。
だが今回はシミュレーション結果がある。つまり戦略がある。

相手も例の”ヌルーっ”と出てきたところで、こちらも減速中だったので身体的なけがはなし。右腕がちょっとマフラー(サイレンサー)に触れて赤くなりましたが。
車両のほうは、相手の車はカンガルーバー装備なので損害なし。
当方は左ミラーがリトラクタブルステーごともげてます。細かいところではラジエータの通気口についている部品が外れ、相手車と接触したサイレンサーカバーがステーごと曲がってかつ割れています。
ほぼ立ちゴケ状態なので走行系に問題はなし。

相手方ドライバーのあんちゃん、けがはないか聞いてきたのでどこもなんともないと答えると、早速来ました道端示談交渉。
まーこっちも明日から出国したいし大した被害でもないので応じて差し上げることに。
メンツが命より大事な人たちなので、毅然な態度は維持しつつも理詰めにしたりせず、『信号赤だったろうよ』で責任問題は置いておく。
で、相手の出方を優先して言い訳を聞き流すため引き続き故障個所チェック(だが半分は”フリ”)。
3分もすると、修理にかかる費用を持つから近くにバイク屋ない? と来ましたよ。

場所柄、少し先にバイク屋があるのでそこまで同行してミラーだけ修理見積もりを聞いてみると、何と15分・NTD400だと。ホントカヨ!
電動リトラクタブルだしもっとかかるんじゃないの? 第一、折れたステーだけ交換したってそんな安く上がらんだろー、と思ったのですが、バイク屋の兄ちゃん本当に10分・NTD400で仕上げました。
リトラクタブル機構は問題なく、折れたステーのみ交換で部品も在庫ありでした。
この支払だけ相手に任せ、あとは不問。
けがはないし、外れた部品ははめこみゃ元通りだし、割れたサイレンサカバーはあえて放置。見た目は多少悪くなったほうが盗難の備えになるやもしれんし、個人的にほとんど気にならないので。むしろエキパイが錆錆なのが気になってたんだがこれは元からだからね。交換すりゃ込みで直るんだから不問。

相手方ドライバーのあんちゃん、修理中についに「真不好意思」としっかり目を合わせて言いましたよ。OK、それを待っていた。
一度詫びてつかえがとれたか、その後も度々「真對不起」などと。しまいにゃこちらも『不客氣』だ。だいぶ台北住民としてやっていけるようになったなぁ。
修理完了後支払いを済ませたあんちゃん、「おいらもこの近くに住んでるんで後で問題が出たりしたら連絡してください」とか言って去って行きました。
NTD400で統一發票貰うような裕福でないあんちゃんをいじる気はないさ。ひとたび納得して別れた以上もう不問。
でもあの”ヌルーっ”だけはやらないようにな。
たとえそれがここの常識だとしてもあれキライなんだ。万一2度目があったりしたら今度は演技とかしちゃって大事に仕立て上げちゃうぞ。

しかしあの”ヌルーっ”は、周囲に注意して出てきているからヌルーっとしているわけではないんだな。把握した。
要注意項目に追加だ。

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