船で沖縄 3日目

那覇港停泊翌朝、これから19:00の出航までが沖縄本島本番である。
しかしワシは釣り道具持ってこなかったし、俄に腰が痛いのが良くならんのでフツーの観光はせず近隣の様子見と持ち込み実勢の実験とかしてみる。

朝はゆっくり6時起き。朝食食って、外注からの質問云々も止まったのでダラダラ過ごして8:30に下船し、近くの釣具屋まで行ってみる。

下船するには時間が早いようで、まず出口が見つからん。案内どおりに進んでもすぐに途中で途切れて辿れない。
已むなく構造上こっち行けば出口、というルートを調べて出口へ向かう。おそらく従業員用ルートのようで途中で船員にあって止められそうになったりしたが、もうすっかり運営の雑さがわかり呆れきっているので、聞こえんふりして無視して進み、無事出口へ。イミグレは昨夜同様ないに等しきさらっとチェックでバースを離れる。

まずは出発前からマークしていた釣具屋、サンノリー2曙店。
徒歩で20分とか出ていたので歩いたが、まークッソ暑いし腰痛いしで苦行であった。
台北は20℃切っているが那覇は24℃とかだもんな、あっついわ。30分くらいかかったし大汗かいた。
台北は盆地で夏暑く冬寒いが、那覇はフラットだしな、こんなもんなんだろう。

しかしなかなか楽しめた。
太古の昔に来たときには日本ぽくない町並み&雰囲気だったのだが、今見るとすっかり日本の雰囲気になっておるな。稀に日本風じゃない古い建物があるが、稀なので基本どこ見ても日本だ。

でもって大変だったがサンノリー2到着。

なんか船っぽいような変わった形だな。

わざわざ釣具屋なぞ来た理由は、我が地では売られておらんもんを見てみよう、という魂胆で。具体的に定めたターゲットはDaiwaのIMZ100とかいうベイトリール。
手持ちの超高級リールAntares DCも初代なんでもう骨董機だし、良い感じである程度安ければ思い切って買っても良いとか思っちゃっておる。まぁ安くったってJPY80000はするであろうクソ高リールではあるが。
あとは小物とかも含めて我が地にないめぼしいもんがあったら買っちゃおうかなってな。

んで、幸い、と言おうかIMZはモノがなかった。現物ないんじゃ到底買えませんのぅ。
他めぼしいもんもなくてちょっと残念。
で、くっそ暑かったし少々トイレ行きたい気がしてきたので一旦船に戻ることに。でもその前にコンビニ寄ってビール3缶とチーズとマカロニサラダ調達。
明日は石垣島停泊の予定だったんだけど、悪天候で停泊できんとかで外洋に沖止めなんだと。
フツー嵐からの避難で港に停泊したりするもんなのに、強い北風で沖止めってなんなんだろう。
私的邪推だが、カジノ営業を増やしたいんじゃないかって思った。台湾法も日本法もかからんところで船内に閉じ込めりゃやることなくてカジノに集客できて稼げる、とか考えてんぢゃねぇの? って。
太古の昔とはいえ那覇は経験があるが石垣は未知なのでどちらかといえば石垣が注目だったので大変残念である。

ほんで一旦戻って休憩、2時間ほどしてから再出発。
今度はさっきより近くの釣具屋、シーランド那覇店。

こっちは普通の釣具屋って感じだな。
駐車場所の壁に魚&釣り場マップがあったので撮ってみた。

うーん釣れなくても竿出してみたかったが、些か残念。

で、ここでもIMZ100は現物なし。いやぁ残念JPY80000使いたかったねぇ。

他めぼしいものは、まず人口イソメ的なやつ。”POKeイソメ”っていう見たことないのが¥560だったので、細と太それぞれ購入。
似たようなもので”パワーイソメ”ってのがあるが、台北のタックルベリーでも買えるし、

¥720は台北より安いもののPOKeイソメよりだいぶ高いのでパス。

他、オリジナルスプーンがあって安かったので、¥570の7g赤金を所望。併せて”タマンスペシャル改”とかいう¥760の15gスプーンも。あと、”URIZUN”とかいうジグっぽいやつが”アワビがおすすめ”とか謳っていたのを¥990にてそのアワビ内側柄の10gのやつを購入。
あとはレジ前に”ピチッと”とかいう『刺し身がうまくなる』という謳いで出ていたので試しに買ってみた。
それと同じくレジ前のカートにあったかつおだし入りポン酢しょうゆを購入。以上。

まともな買い物は以上だが、更に追加で激安刺身包丁、カッターナイフ、ハサミ、上記スプーン用の釣り針を調達。
これらは船に持ち込めるかのテスト用。酒類と同様謳いルール上はすべて持ち込み禁止。

で、船に戻ろうとするが、手荷物検査で刺身包丁はお取り上げ、放棄。そら当然だな武器ではないが即時用意に武器転用できるし。
でも他の3つはすべてお咎めなし。ビールの時と同様透明薄ビニール袋に入れてこれみよがしに振り歩いていたのに誰からも咎め立てなし。こりゃホント釣具一式持ってくりゃ良かった。放棄の可能性に耐えきれず置いてきたのが悔やまれる。
けど明日の石垣島が中止になったし、少し救われたと言えるか。

以上で終わりではなかった。
ここで終わりで腰療養するつもりではいたんだが、向かいのおばちゃんと外注2社に土産用意したいのを忘れかけていた。
船内でもなんか買えるだろうけど、ろくでもないブランド系をバカ高で売られるのは嫌なので、再度降りて最寄りの地場系スーパーへ。
御歳暮用のレトルトゴーヤチャンプルーセットがあったのでそれを3つ調達。
2度目に戻った直後に昼食食ったが、せっかくなのでタマン刺し身パックも買ってみた。

これで終了と思って船に戻ったが、検査通過後に飲み物類買い込もうと思っていたのを忘れていたのに気づく。でももう検査通ったあとだし一旦キャビンに荷物置いてもういっちょ出るか、と思っていたのだが、乗船しようとしたら拒否された。なんかイミグレ通ってこいとかいうんよ。
わからんがともあれ戻ってみたら、なんで戻ってきただのアレを出せソレは要らんコレはどうするのだとかあれこれ言ってくるので、ワシだってなんで乗れないのかわからずここに居るんだ、乗れるように整えてからまとめて説明してもらわんとわかりようがない、貴殿らのルールなんだからワシに聞くな、とだけ応えた。いやでもそれしか応えられんぢゃろ。

んで結局のところ、(時間的に?)これが最終の乗船機会で出国扱いするので再びパス没収、以後基隆まで降りることはできぬ、ってことらしい。
ということでパス取り上げられ、飲み物調達はできんぢゃった。まぁええわ茶なら割と遅くまで15階デッキのどこかで手に入るようだし、若干面倒なだけで済むし。
酒類は飲まなきゃええ。どうしても飲みたくなったら高いが買えばええ。

そんでようやく乗船すべく再度検査通って乗船口に向かうが、いつもの船首側口に行ったら「船尾側だ」と塞がれる。
ほーんぢゃ50mくらい先だが船尾側口へ、と向かったら途中で船員制服のおっちゃんが「こっちはダメだ船首側から乗れ」ジェスチャー。
なんだよもうメンドーだなたかが50m程度で意思疎通できんほど雑なんか、と思いつつも再度船首口に戻ったら「いやだから船尾側口からのるんだ、ってのに」とか言い出しやがった。
いよいよイラッと来て、再度船尾側に向かうとそら当然おっちゃんがこっちはダメアピールをするが、船首側でこっちから乗れって言われてんだよいい加減にしろ、と叫んで怯ませその隙に突破。
でもって搭乗ゲートではフツーに「ハァイタカミツ様おかえりぃ」だ。
結局、どちらの乗船口からでもフツーに乗れるってわけだ。どうせこんなこったろうと思ったわい。あっちゃいけこっちゃいけあれしろこれしろは須らく雑な現場の雑な都合でしかないのだ。もう大方わかったと思う。
ホントこのMSCってのはダメ極まっていてクソでいい加減の極致でスーパー雑ですぞ。

ようやくキャビンに着いてムカっ腹を静め、残り2缶のプレモル開けてタマン刺し身を開封。

すっげぇ美味い、ってほどでもないけど十分美味い。
切り身のサイズ的にちっこいタマンなので、Webで見かけるデカタマンならすっげぇ美味いのでは、という感触はあった。

ということで3日め終了。石垣行けないのは残念ぢゃのぅ。
5日目朝は基隆着、下船終了だがほぼ確実にひとモメ、場合によっちゃ大モメ、最悪だと戻り入国できずって事態が予想されるので、明日は(も)精力的に動いたりせず体力と気合をためたい。

カテゴリー: 日本行き パーマリンク

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